クレンジング

2006年12月15日

クレンジング剤 

クレンジング剤はいろいろあります。

一番落ちやすいのはオイルクレンジング剤です。

その次は、ミルククレンジングやクレンジングジェルでしょうか。

オイルクレンジングが落ちやすいのは理由があります。

それはメイク汚れというのは、オイル系の汚れなので、
オイルになじみやすいという性質を持っているからです。

水の中にオイルが溶けているミルククレンジングやクレンジングジェルだと
マッサージによりクレンジング剤の中の水分を飛ばして
メイク汚れとなじませる手間がある分、汚れは落ちにくくなります。

ただ、オイルクレンジングだとすこし油性感のある洗い上がりに対して、
ミルククレンジングやクレンジングジェルはさっぱりとした
洗い上がりとなります。

オイルクレンジングにもふき取りタイプと洗い流すタイプがありますが、
最近の流行はお風呂でも使える洗い流すタイプです。

また、一番難しいのは、クレンジングと洗顔が一体になったタイプです。

何十年も化粧品を開発しているのに、そんな簡単なことも出来ないのかと
思われる方も多いと思いますが、
クレンジングと洗顔料や石鹸と一体になるというのは、
簡単のようで、使用する界面活性剤が相反する性質のもののため、
なかなか満足のいくものが今のところ開発されていません。

まあ、クレンジングと洗顔料をあわせて普通に5千円支払う女性は
非常に多いので、わざわざ一体型を開発して、
売り上げを減らす必要もないだろうという考え方も根強くあります。

ところで、最近のメイク化粧品の特徴は、水に強いということです。
汗や涙でも落ちにくいマスカラなどが流行していますが、
シリコーンを基材としたファンデーションも多くあります。

これは耐水性を持たせて、化粧崩れをできるだけ抑えるというのが
目的なのですが、そうするとそういうメイクは石鹸や洗顔料では
落ちません。

シリコーンは石鹸を弾いてしまいますので、石鹸が水にシリコーンを
溶かし込もうとしても、溶かせないのです。

また、オリーブオイルなどのオイルにもシリコーンは溶けません。

オリーブオイルなどで、ふき取り型のクレンジングをされている方も
多いかと思われますが、残念ながら完全にシリコーンを
落とすことはできません。

ティッシュに何もつけずにメイクを拭い去ってもかなり落ちますが、
毛穴や皮膚の溝に入り込んだ汚れを拭い去るのはちょっと難しいです。

そのためクレンジング剤には、シリコーンを溶かす成分が配合されいます。

ただ、市販のクレンジング剤、とくに自然派化粧品には、
シリコーンを溶かす成分を配合せずにクレンジング剤として売られている
場合もあります。そのような商品では、残念ながらメイクを効果的に
落とすことは出来ません。

なんでそんな商品があるのかは、ちょっと謎なんですが・・(^^;;

shin_chanz at 21:55|PermalinkComments(2)