2006年11月
2006年11月18日
コラーゲン注入
しわを即効的に治すというものに、コラーゲン注入があります。
こちらは美容外科手術では、日本でも20年以上前から行われています。
しわの部位にコラーゲンを注入することで、
しわを盛り上げていきます。
ただし、一度の注射でよいというわけではなく、
しわの深さに応じて何度か注射する必要があります。
もともと交通事故などで、出来た傷を修復するために
行われていましたが、注射を打つことでしわも消せることがわかり
今ではしわ取り目的の方が多くなっています。
ただ、ニキビ跡など深い陥没には、しわに比べて
多く注射する必要があり、また修復も完全には行われません。
しわについても深いしわへの適用は無理で
浅いしわのみとなっています。
コラーゲンを注射することの一番の懸念は
アレルギーが起きることです。
数パーセントも発生しませんが、アレルギー反応が起こると
大変なことになるので、皮膚に注射したコラーゲンで
アレルギー反応が起こるかどうかは数ヶ月かけて確認することもあります。
また、コラーゲンは動物由来で狂牛病の原因タンパク質である
プリオン汚染の心配もあります。
プリオンを不活性化するには、高温高圧で処理する必要があり、
医療用コラーゲンをそのような処理を施すと
コラーゲンではなくなるため、原料となる牛や豚を厳選して
製造を行っています。
スーパーの精肉コーナーでもたまに並べてあると思いますが、
SPF豚が原料となりここからコラーゲンを抽出しています。
ちなみにSPF豚とは、健康状態を管理しながら
生育した豚のことです。
なお、コラーゲンの代わりにアレルギー性がほとんどない
ヒアルロン酸を使う場合もあります。
美容外科で使われるヒアルロン酸はスーパーヒアルロン酸と
呼ばれることがありますが、これは化粧品に配合されている
スーパーヒアルロン酸とは全く別です。
通常、ヒアルロン酸というのは、皮膚内にある酵素で
分解されてしまいます。
そのため、コラーゲンにしても半年毎に注射する必要があります。
この手間を減らすために開発されたものもあり、
それはポリアクリルアミド、通称アクアミドです。
アクリルアミド自体は、神経毒がある困った物質ですが、
これがいくつも数珠つなぎになることで、
毒性はなくなり、弾力に富むゲルを作るようになります。
化粧品にも感触向上剤として、ヨーロッパ系の企業は
好んで配合します。
皮膚では分解されることがないので、効果はたぶん一生続くものと
思います。ただ、歳をとると、顔の輪郭がかわり、しわが
増えていきますが、そのときに一部だけ盛り上がって
なんとなく不自然さが出るような気がします。
まあ、そのときが来るまでは誰もどうなるかはわかりませんが・・(--;;
こちらは美容外科手術では、日本でも20年以上前から行われています。
しわの部位にコラーゲンを注入することで、
しわを盛り上げていきます。
ただし、一度の注射でよいというわけではなく、
しわの深さに応じて何度か注射する必要があります。
もともと交通事故などで、出来た傷を修復するために
行われていましたが、注射を打つことでしわも消せることがわかり
今ではしわ取り目的の方が多くなっています。
ただ、ニキビ跡など深い陥没には、しわに比べて
多く注射する必要があり、また修復も完全には行われません。
しわについても深いしわへの適用は無理で
浅いしわのみとなっています。
コラーゲンを注射することの一番の懸念は
アレルギーが起きることです。
数パーセントも発生しませんが、アレルギー反応が起こると
大変なことになるので、皮膚に注射したコラーゲンで
アレルギー反応が起こるかどうかは数ヶ月かけて確認することもあります。
また、コラーゲンは動物由来で狂牛病の原因タンパク質である
プリオン汚染の心配もあります。
プリオンを不活性化するには、高温高圧で処理する必要があり、
医療用コラーゲンをそのような処理を施すと
コラーゲンではなくなるため、原料となる牛や豚を厳選して
製造を行っています。
スーパーの精肉コーナーでもたまに並べてあると思いますが、
SPF豚が原料となりここからコラーゲンを抽出しています。
ちなみにSPF豚とは、健康状態を管理しながら
生育した豚のことです。
なお、コラーゲンの代わりにアレルギー性がほとんどない
ヒアルロン酸を使う場合もあります。
美容外科で使われるヒアルロン酸はスーパーヒアルロン酸と
呼ばれることがありますが、これは化粧品に配合されている
スーパーヒアルロン酸とは全く別です。
通常、ヒアルロン酸というのは、皮膚内にある酵素で
分解されてしまいます。
そのため、コラーゲンにしても半年毎に注射する必要があります。
この手間を減らすために開発されたものもあり、
それはポリアクリルアミド、通称アクアミドです。
アクリルアミド自体は、神経毒がある困った物質ですが、
これがいくつも数珠つなぎになることで、
毒性はなくなり、弾力に富むゲルを作るようになります。
化粧品にも感触向上剤として、ヨーロッパ系の企業は
好んで配合します。
皮膚では分解されることがないので、効果はたぶん一生続くものと
思います。ただ、歳をとると、顔の輪郭がかわり、しわが
増えていきますが、そのときに一部だけ盛り上がって
なんとなく不自然さが出るような気がします。
まあ、そのときが来るまでは誰もどうなるかはわかりませんが・・(--;;
2006年11月14日
毛髪に関するクイズ
ちょっとした髪に関する豆知識です
1)髪の毛の本数は、黒毛も金髪も赤毛の中でどれが多いしょうか?
A)黒髪の方が多い B)金髪の方が多い C)赤髪の方が多い
2)日本人の毛髪の太さは通常毛は0.075〜0.085mm
それでは猫毛と呼ばれる髪の毛の太さは次のうちどれになるでしょうか?
A)通常毛と同じ B)0.06〜0.07mm C)0.035〜0.045
3)一日に伸びる長さは、ひげと毛髪どちらが早いでしょうか?
A)ひげ B)毛髪
4)髪の毛の水分量はシャンプー直後は30%、ドライヤー乾燥時は10%以下
それでは健康毛の水分量は次のうちどれになるでしょうか?
A)11〜13% B)15〜17% C)20〜21%
5)一日に抜ける髪の毛の本数はどのくらいでしょうか?
A)10〜30本 B)50〜70本 C)80〜100本
回答編
1) Bとなります。
黒髪は約10万本、金髪は約14万本、赤髪は約9万本となります。
白人はハゲやすいので、ハゲが少ない黒髪の方が多いと思われるかもしれませんが、
金髪の方が髪の毛の本数は多くなります。
2) Bとなります。
腰の弱い猫毛といえどそれほど細くはありません。
ちなみに硬毛といわれる髪の毛は0.1mm以上の太さがあります。
3) Aとなります。
ひげは一日に0.38mm、髪の毛は0.35mm、眉毛は0.18mm
の長さで伸びていきます。
4) Aとなります。
基本的に髪の毛はあまり水分量が多いと、柔らかくなりすぎて
キューティクルが剥がれやすくなります。
ただし、少なすぎても脆くなり髪の毛は切れやすくなります。
とくにパーマやヘアダイを繰り返すと水分量が少なく切れやすい髪の毛になります。
5) Bとなります。
髪の毛には周期があり、ぐんぐん伸びていく時期、毛の伸びが止まる時期、
毛が抜け落ちる時期があり、髪の毛一本一本がそれぞれ周期で伸びたり
抜け落ちたりしています。
毛が抜け落ちる周期が多くなると、いわゆるハゲとして認知されていきます。
1)髪の毛の本数は、黒毛も金髪も赤毛の中でどれが多いしょうか?
A)黒髪の方が多い B)金髪の方が多い C)赤髪の方が多い
2)日本人の毛髪の太さは通常毛は0.075〜0.085mm
それでは猫毛と呼ばれる髪の毛の太さは次のうちどれになるでしょうか?
A)通常毛と同じ B)0.06〜0.07mm C)0.035〜0.045
3)一日に伸びる長さは、ひげと毛髪どちらが早いでしょうか?
A)ひげ B)毛髪
4)髪の毛の水分量はシャンプー直後は30%、ドライヤー乾燥時は10%以下
それでは健康毛の水分量は次のうちどれになるでしょうか?
A)11〜13% B)15〜17% C)20〜21%
5)一日に抜ける髪の毛の本数はどのくらいでしょうか?
A)10〜30本 B)50〜70本 C)80〜100本
回答編
1) Bとなります。
黒髪は約10万本、金髪は約14万本、赤髪は約9万本となります。
白人はハゲやすいので、ハゲが少ない黒髪の方が多いと思われるかもしれませんが、
金髪の方が髪の毛の本数は多くなります。
2) Bとなります。
腰の弱い猫毛といえどそれほど細くはありません。
ちなみに硬毛といわれる髪の毛は0.1mm以上の太さがあります。
3) Aとなります。
ひげは一日に0.38mm、髪の毛は0.35mm、眉毛は0.18mm
の長さで伸びていきます。
4) Aとなります。
基本的に髪の毛はあまり水分量が多いと、柔らかくなりすぎて
キューティクルが剥がれやすくなります。
ただし、少なすぎても脆くなり髪の毛は切れやすくなります。
とくにパーマやヘアダイを繰り返すと水分量が少なく切れやすい髪の毛になります。
5) Bとなります。
髪の毛には周期があり、ぐんぐん伸びていく時期、毛の伸びが止まる時期、
毛が抜け落ちる時期があり、髪の毛一本一本がそれぞれ周期で伸びたり
抜け落ちたりしています。
毛が抜け落ちる周期が多くなると、いわゆるハゲとして認知されていきます。
2006年11月13日
抑毛ローションの処方・・エタノールの必要性
抑毛ローションにはどうしても必要な成分があります。
それはエタノールで、エタノールはイソフラボンを
安定に溶かす溶解剤として働く他、
肌に浸透を良くするためにも必要なものです。
できればエタノールとして10〜20%程度は
配合したいですね。
30度のお酒を使用するなら、ローション100ml中
お酒は35ml〜70ml程度配合する必要があります。
毛穴というのは、多かれ少なかれ皮脂腺がつながっていて、
毛と一緒に皮脂も毛穴を通って皮膚に出て、皮膚表面で
広がっていきます。
顔の皮脂は、冬になると若干少なくなる傾向がありますが、
体は逆に冬に多くて夏場は少なくなります。
洗濯で汚れが落ちにくいのは、とくに冬になります。
洗濯するときの水温は低くて、洗剤の洗浄力が落ちているのに
汚れの皮脂は多いという状態です。
以下は洗浄の本から抜粋した数値です。
肌シャツの場合で、ムダ毛のある手足とは違いますが、
同じような傾向になると考えください。
4〜5月
皮脂由来の汚れ 68.0%
汗由来の汚れ 14.4%
角質由来の汚れ 17.6%
繊維に対する汚れの付着量1.3%
7〜8月
皮脂由来の汚れ 36.4%
汗由来の汚れ 27.0%
角質由来の汚れ 36.6%
繊維に対する汚れの付着量1.5%
9〜10月
皮脂由来の汚れ 61.7%
汗由来の汚れ 21.9%
角質由来の汚れ 16.4%
繊維に対する汚れの付着量1.5%
2〜3月
皮脂由来の汚れ 74.0%
汗由来の汚れ 10.8%
角質由来の汚れ 15.2%
繊維に対する汚れの付着量2.1%
角質由来の汚れは窒素分の汚れも含みますので、
汗の尿素もカウントされています。
そのため、夏場は多くなります。
冬になれば、汚れの量も多くなりますが、
特に皮脂が増えていることがわかります。
これからは、季節が冬に向かうので、
毛穴からでてくる皮脂は多くなります。
抑毛ローションが目標とする場所は、皮脂を乗り越えたその先に
ありますので、何か浸透させる成分が必要となります。
頭皮の場合は特に皮脂が多いので、エタノール濃度は高くなります。
エタノールというと刺激を嫌うひとも多いのですが、
いまのところは必要な成分という認識が必要です。
それはエタノールで、エタノールはイソフラボンを
安定に溶かす溶解剤として働く他、
肌に浸透を良くするためにも必要なものです。
できればエタノールとして10〜20%程度は
配合したいですね。
30度のお酒を使用するなら、ローション100ml中
お酒は35ml〜70ml程度配合する必要があります。
毛穴というのは、多かれ少なかれ皮脂腺がつながっていて、
毛と一緒に皮脂も毛穴を通って皮膚に出て、皮膚表面で
広がっていきます。
顔の皮脂は、冬になると若干少なくなる傾向がありますが、
体は逆に冬に多くて夏場は少なくなります。
洗濯で汚れが落ちにくいのは、とくに冬になります。
洗濯するときの水温は低くて、洗剤の洗浄力が落ちているのに
汚れの皮脂は多いという状態です。
以下は洗浄の本から抜粋した数値です。
肌シャツの場合で、ムダ毛のある手足とは違いますが、
同じような傾向になると考えください。
4〜5月
皮脂由来の汚れ 68.0%
汗由来の汚れ 14.4%
角質由来の汚れ 17.6%
繊維に対する汚れの付着量1.3%
7〜8月
皮脂由来の汚れ 36.4%
汗由来の汚れ 27.0%
角質由来の汚れ 36.6%
繊維に対する汚れの付着量1.5%
9〜10月
皮脂由来の汚れ 61.7%
汗由来の汚れ 21.9%
角質由来の汚れ 16.4%
繊維に対する汚れの付着量1.5%
2〜3月
皮脂由来の汚れ 74.0%
汗由来の汚れ 10.8%
角質由来の汚れ 15.2%
繊維に対する汚れの付着量2.1%
角質由来の汚れは窒素分の汚れも含みますので、
汗の尿素もカウントされています。
そのため、夏場は多くなります。
冬になれば、汚れの量も多くなりますが、
特に皮脂が増えていることがわかります。
これからは、季節が冬に向かうので、
毛穴からでてくる皮脂は多くなります。
抑毛ローションが目標とする場所は、皮脂を乗り越えたその先に
ありますので、何か浸透させる成分が必要となります。
頭皮の場合は特に皮脂が多いので、エタノール濃度は高くなります。
エタノールというと刺激を嫌うひとも多いのですが、
いまのところは必要な成分という認識が必要です。
2006年11月12日
発毛抑制作用がある生薬エキス
植物エキスというのは、美白や抗酸化などいろいろな機能があります。
また、細胞によっては、増殖したり、コラーゲンを合成したり、
増殖を抑制されたりします。
中には毛を作る毛母細胞の働きを弱める生薬エキスもあります。
ねずみ由来の毛母細胞に各生薬エキスを加えて、
何も加えない細胞と比べると、細胞の増殖率が
ウコン 50%、トウキ 10%、カンゾウ 35%、エンメイソウ 31%
となりました。(特開平10-139639)
つまり、トウキは、何も加えない細胞に比べて、10%しか細胞を増殖させず
間違ってトウキエキスを配合したローションを頭皮に塗ると
ハゲを導く危険な化粧品になる可能性があります(笑)
カッコンやダイズなどは、毛母細胞の増殖に影響を与えないものですが、
どうしてこれらの生薬が毛母細胞の増殖が抑えられるのかはよくわかりません。
基本的に、毛母細胞の増殖を促す生薬は育毛剤に、
増殖を阻害する生薬は抑毛剤となります。
他にも抑毛作用があるのは、アロエやシコンなどもありますが、
どういうメカニズムなのかはわかっていません。
ダイズはテレビでブームになり、ある程度の人に対して抑毛効果を
発揮したので、抑毛はイソフラボン系がよいのかなと思っています。
頭にも塗る場合も生薬エキスをむやみに配合したローションを使うのではなくて、
育毛効果が確認されたものを配合した方が無難なようです。
頭髪の抜け毛が促進されたら、意味がないですからね。
また、細胞によっては、増殖したり、コラーゲンを合成したり、
増殖を抑制されたりします。
中には毛を作る毛母細胞の働きを弱める生薬エキスもあります。
ねずみ由来の毛母細胞に各生薬エキスを加えて、
何も加えない細胞と比べると、細胞の増殖率が
ウコン 50%、トウキ 10%、カンゾウ 35%、エンメイソウ 31%
となりました。(特開平10-139639)
つまり、トウキは、何も加えない細胞に比べて、10%しか細胞を増殖させず
間違ってトウキエキスを配合したローションを頭皮に塗ると
ハゲを導く危険な化粧品になる可能性があります(笑)
カッコンやダイズなどは、毛母細胞の増殖に影響を与えないものですが、
どうしてこれらの生薬が毛母細胞の増殖が抑えられるのかはよくわかりません。
基本的に、毛母細胞の増殖を促す生薬は育毛剤に、
増殖を阻害する生薬は抑毛剤となります。
他にも抑毛作用があるのは、アロエやシコンなどもありますが、
どういうメカニズムなのかはわかっていません。
ダイズはテレビでブームになり、ある程度の人に対して抑毛効果を
発揮したので、抑毛はイソフラボン系がよいのかなと思っています。
頭にも塗る場合も生薬エキスをむやみに配合したローションを使うのではなくて、
育毛効果が確認されたものを配合した方が無難なようです。
頭髪の抜け毛が促進されたら、意味がないですからね。
2006年11月11日
抑毛剤に関する特許
企業における抑毛剤というのは、特許を調べればある程度動向がわかります。
特開平11-322548
こちらにはイチハツ、オノニス、ダイズ 、クズ、ニオイイリス、ヒオウギ、ヒトツバエニジダ、ホップから選ばれる1種以上の植物抽出物を含有する発毛抑制剤及びそれを配合する化粧料組成物についての特許です。
ローション等への原液エキスの配合量について
イチハツ、オノニス、ダイズ 、クズ、ニオイイリス、ヒオウギ、ヒトツバエニシダ、ホップの各植物抽出物は、発毛抑制剤、化粧料組成物へ配合でき、その配合量としては特に規定するものではないが、発毛抑制剤、化粧料組成物の種類、品質、期待される作用の程度によって若干異なり、通常、0.001重量%以上(以下、重量%で表わす)好ましくは3〜20%が良い。尚、配合量が0.001%より少ないと効果が充分期待できない。
原液エキス製造例
1)イチハツ、オノニス、ダイズ 、クズ、ニオイイリス、ヒオウギ、ヒトツバエニジダ、ホップの各植物をそれぞれ100gを50%エタノール溶液に浸漬し、室温にて5昼夜抽出した後、濾過して抽出液(乾燥固形分:約0.05〜2.5重量%)を約1.0kg得る。
2)イチハツ、オノニス、ダイズ 、クズ、ニオイイリス、ヒオウギ、ヒトツバエニジダ、ホップの各植物をそれぞれ100gを70%エタノール溶液又は30%1,3-ブチレングリコール溶液、又は60%プロピレングリコール溶液、又は精製水(約30℃)に浸漬し、室温にて5昼夜抽出した後、濾過して抽出液(乾燥固形分:約0.05〜3.0重量%)を約1.0kg得る。
発明の効果について
使用テストは健康な男女10名(15〜25歳)をパネラーとして、1)の50%エタノール抽出液の2ヶ月間の使用テスト結果です。
「発毛抑制効果」
◎有 効:除毛後、うぶ毛を若干生じた。
○やや有効:除毛後、うぶ毛を若干多く生じた。
×無 効:除毛後、うぶ毛又は成長毛が非常に多く生じた。
イチハツ ◎4名 ○5名 ×1名
オノニス ◎3名 ○5名 ×2名
ダイズ ◎3名 ○4名 ×3名
クズ(カッコン) ◎5名 ○5名 ×0名
ニオイイリス ◎3名 ○6名 ×1名
ヒオウギ ◎2名 ○6名 ×2名
ヒトツバエニジダ ◎2名 ○6名 ×2名
ホップ ◎4名 ○4名 ×2名
精製水 ◎0名 ○2名 ×8名
この中ではクズ(カッコン)が一番よいことがわかります。
まあ、特許ですので、全部本当というわけではありませんので、
参考程度にしてください。
特開平11-322548
こちらにはイチハツ、オノニス、ダイズ 、クズ、ニオイイリス、ヒオウギ、ヒトツバエニジダ、ホップから選ばれる1種以上の植物抽出物を含有する発毛抑制剤及びそれを配合する化粧料組成物についての特許です。
ローション等への原液エキスの配合量について
イチハツ、オノニス、ダイズ 、クズ、ニオイイリス、ヒオウギ、ヒトツバエニシダ、ホップの各植物抽出物は、発毛抑制剤、化粧料組成物へ配合でき、その配合量としては特に規定するものではないが、発毛抑制剤、化粧料組成物の種類、品質、期待される作用の程度によって若干異なり、通常、0.001重量%以上(以下、重量%で表わす)好ましくは3〜20%が良い。尚、配合量が0.001%より少ないと効果が充分期待できない。
原液エキス製造例
1)イチハツ、オノニス、ダイズ 、クズ、ニオイイリス、ヒオウギ、ヒトツバエニジダ、ホップの各植物をそれぞれ100gを50%エタノール溶液に浸漬し、室温にて5昼夜抽出した後、濾過して抽出液(乾燥固形分:約0.05〜2.5重量%)を約1.0kg得る。
2)イチハツ、オノニス、ダイズ 、クズ、ニオイイリス、ヒオウギ、ヒトツバエニジダ、ホップの各植物をそれぞれ100gを70%エタノール溶液又は30%1,3-ブチレングリコール溶液、又は60%プロピレングリコール溶液、又は精製水(約30℃)に浸漬し、室温にて5昼夜抽出した後、濾過して抽出液(乾燥固形分:約0.05〜3.0重量%)を約1.0kg得る。
発明の効果について
使用テストは健康な男女10名(15〜25歳)をパネラーとして、1)の50%エタノール抽出液の2ヶ月間の使用テスト結果です。
「発毛抑制効果」
◎有 効:除毛後、うぶ毛を若干生じた。
○やや有効:除毛後、うぶ毛を若干多く生じた。
×無 効:除毛後、うぶ毛又は成長毛が非常に多く生じた。
イチハツ ◎4名 ○5名 ×1名
オノニス ◎3名 ○5名 ×2名
ダイズ ◎3名 ○4名 ×3名
クズ(カッコン) ◎5名 ○5名 ×0名
ニオイイリス ◎3名 ○6名 ×1名
ヒオウギ ◎2名 ○6名 ×2名
ヒトツバエニジダ ◎2名 ○6名 ×2名
ホップ ◎4名 ○4名 ×2名
精製水 ◎0名 ○2名 ×8名
この中ではクズ(カッコン)が一番よいことがわかります。
まあ、特許ですので、全部本当というわけではありませんので、
参考程度にしてください。
2006年11月10日
高濃縮タイプの抑毛ローションの処方
抑毛ローションの処方はまとめると以下の通りになります。
<高濃縮タイプ 100ml>
ファンケルのダイズイソフラボンサプリメント10粒を砕いて
無水エタノール20mlにいれ、3日間抽出する。
このエキス上澄み全量20ml+グリセリン5g+
ベタイン0.5〜1g+ラフィノース1g+ヘキサンジオール2g(防腐剤)
+水75g(ml)となります。
こちらにはヒアルロン酸は溶けにくいので配合しません。
(エタノール濃度が高いとヒアルロン酸は溶けにくくなります)
<通常タイプ 100ml>
(無水エタノール使用)
カッコンエキス 10g+グリセリン5g+ベタイン0.5〜1g+
ラフィノース1g+ヘキサンジオール2g(防腐剤)+
1%ヒアルロン酸10g+無水エタノール10g+水61g
(アルコール30度のお酒を使用)
カッコンエキス 10g+グリセリン5g+ベタイン0.5〜1g+
ラフィノース1g+ヘキサンジオール2g(防腐剤)+
1%ヒアルロン酸10g+30度のお酒33g+水38g
(無水エタノール・トゥヴェールモイストパウダー使用)
カッコンエキス 10g+グリセリン5g+ベタイン0.5〜1g+
ラフィノース1g+ヘキサンジオール2g(防腐剤)+
モイストパウダー5杯+無水エタノール10g+水71g
(アルコール30度のお酒・トゥヴェールモイストパウダー使用)
カッコンエキス 10g+グリセリン5g+ベタイン0.5〜1g+
ラフィノース1g+ヘキサンジオール2g(防腐剤)+
モイストパウダー5杯+30度のお酒33g+水48g
・エタノールは毛穴の奥へ有効成分を浸透させるのに使います。
・グリセリンとベタイン(アミノ酸)、ラフィノース(オリゴ糖)、
ヒアルロン酸の基本組み合わせでそこそこの保湿効果を期待できます。
ラフィノースの代わりにトレハロースでも差し支えございません。
ただ、トレハロースを新たに購入されるなら、ラフィノースを
お勧めします。食べてもラフィノースはトレハロース以上の
整腸作用などを持っています。
・糖やベタインは1g配合すれば、保湿は十分です。多くても保湿効果は
向上しません。
購入ガイド
・ラフィノースは保湿剤です。トゥヴェールで購入できます。
・ベタインは保湿剤です。いまじんさんなどで購入できます。
・ヘキサンジオールは防腐剤兼保湿剤です。
トゥヴェールの化粧水作成キットもしくはいまじんさんで購入できます。
・1%ヒアルロン酸、モイストパウダー(ヒアルロン酸100%パウダー)は
トゥヴェールで購入できます。
<高濃縮タイプ 100ml>
ファンケルのダイズイソフラボンサプリメント10粒を砕いて
無水エタノール20mlにいれ、3日間抽出する。
このエキス上澄み全量20ml+グリセリン5g+
ベタイン0.5〜1g+ラフィノース1g+ヘキサンジオール2g(防腐剤)
+水75g(ml)となります。
こちらにはヒアルロン酸は溶けにくいので配合しません。
(エタノール濃度が高いとヒアルロン酸は溶けにくくなります)
<通常タイプ 100ml>
(無水エタノール使用)
カッコンエキス 10g+グリセリン5g+ベタイン0.5〜1g+
ラフィノース1g+ヘキサンジオール2g(防腐剤)+
1%ヒアルロン酸10g+無水エタノール10g+水61g
(アルコール30度のお酒を使用)
カッコンエキス 10g+グリセリン5g+ベタイン0.5〜1g+
ラフィノース1g+ヘキサンジオール2g(防腐剤)+
1%ヒアルロン酸10g+30度のお酒33g+水38g
(無水エタノール・トゥヴェールモイストパウダー使用)
カッコンエキス 10g+グリセリン5g+ベタイン0.5〜1g+
ラフィノース1g+ヘキサンジオール2g(防腐剤)+
モイストパウダー5杯+無水エタノール10g+水71g
(アルコール30度のお酒・トゥヴェールモイストパウダー使用)
カッコンエキス 10g+グリセリン5g+ベタイン0.5〜1g+
ラフィノース1g+ヘキサンジオール2g(防腐剤)+
モイストパウダー5杯+30度のお酒33g+水48g
・エタノールは毛穴の奥へ有効成分を浸透させるのに使います。
・グリセリンとベタイン(アミノ酸)、ラフィノース(オリゴ糖)、
ヒアルロン酸の基本組み合わせでそこそこの保湿効果を期待できます。
ラフィノースの代わりにトレハロースでも差し支えございません。
ただ、トレハロースを新たに購入されるなら、ラフィノースを
お勧めします。食べてもラフィノースはトレハロース以上の
整腸作用などを持っています。
・糖やベタインは1g配合すれば、保湿は十分です。多くても保湿効果は
向上しません。
購入ガイド
・ラフィノースは保湿剤です。トゥヴェールで購入できます。
・ベタインは保湿剤です。いまじんさんなどで購入できます。
・ヘキサンジオールは防腐剤兼保湿剤です。
トゥヴェールの化粧水作成キットもしくはいまじんさんで購入できます。
・1%ヒアルロン酸、モイストパウダー(ヒアルロン酸100%パウダー)は
トゥヴェールで購入できます。
2006年11月08日
高濃縮タイプの抑毛ローション その2
男性でも効果的な抑毛ローションとなりますと、
エキスをかなり高濃度配合する必要が出てきます。
文献を見てみるとイソフラボンとして0.2%という数字がありました。
これは原料メーカーが出しているダイズエキスが0.5%ですので、
それを40%も配合したような量です。
通常、このような量になると大豆では出来ません。
ダイズに含まれる量はせいぜい0.1%で、多くても0.2%です。
作れるとしたら、カッコンですが、これも厳しい量となります。
カッコンには、通常2〜10%ほどイソフラボンが含まれています。
つまりカッコンエキスを50%ほど配合したローションを
作ればある程度効果的なものとなります。
ただ、カッコンエキスは、澱粉の析出を防ぐために
無水エタノールで抽出する必要があり、
50%エタノールでは、肌にぬるにはちょっと刺激が強すぎます。
そのため、現実的になるとカッコンエキスを10%程度配合した
ローションで、お風呂上り、就寝前、朝起きたときと
手入れする回数を増やすことで、濃度の低いハンディを乗り越える
必要があるでしょう。
なお、簡単に高濃度のイソフラボンローションを作ろうとなると、
サプリメントからの抽出になります。
ファンケルのダイズイソフラボンというサプリメントがありますが、
これには1粒に総イソフラボン:40mg
イソフラボンアグリコン:12mg(ダイゼイン:5.4mg、ゲニステイン:6.6mg)
が含まれています。
これを無水エタノール20mlに、砕いた10粒を入れて、
3日ほど抽出したあと、
上澄みを全量使って100mlのローションを作れば、
かなり効果的な抑毛ローションとなります。
また、毛を作る細胞へダイレクトに作用するイソフラボンアゴリコンタイプ
なので、カッコンエキスを使うより効果的となります。
なお、抑毛といっても毛が全く生えなくなるわけではありません。
毛の生えている本数が少なくなるという程度です。
ただ、毛の生えているところを観察してみればわかりますが、
硬いメラニンの含んだ毛穴は目立ち、薄くて細い産毛については
ほとんど毛穴が目立ちません。
剃刀で剃ったり、除毛剤を使っても毛穴の大きさというのは
なかなか変わるものではありませんが、
抑毛ローションでは、硬毛を軟毛に導くことで、
目立つ毛穴も小さくするという期待を持てます。
ただ、イソフラボンが作用するには、毛穴の中を通って、
毛を作る細胞まで、届く必要があります。
それはどこかというと表皮を抜けて、真皮になりますので、
そこまで浸透させようとなるとエタノールの力が必要となります。
頭皮の場合は、皮膚が分厚く刺激に強いので、エタノールを70%程度まで
配合してもさほど問題にはなりませんが、
抑毛ローションの場合は、手足に使うものですので、
せいぜい20%程度ぐらいが刺激を考えると
限界になるのではと思います。
また、抑毛ローションを使うと、皮脂の量が減るので、乾燥します。
これはイソフラボンは、皮脂を作る細胞にくっつくと
皮脂を作らないように働きかけますので、
よく効くローションほど、乾燥するというジレンマに陥ります。
そのため、ローションを使った後は、クリームかオイルなどで
油分を補給してやる必要があります。
なお、今回紹介したエキス配合量は男性の剛毛でも
効く可能性があるレベルの量です。
さほど、毛が濃くない場合は、たとえばカッコンエキスを
5%程度にするとか、エキスの配合量を少なくするようにしてください。
エキスをかなり高濃度配合する必要が出てきます。
文献を見てみるとイソフラボンとして0.2%という数字がありました。
これは原料メーカーが出しているダイズエキスが0.5%ですので、
それを40%も配合したような量です。
通常、このような量になると大豆では出来ません。
ダイズに含まれる量はせいぜい0.1%で、多くても0.2%です。
作れるとしたら、カッコンですが、これも厳しい量となります。
カッコンには、通常2〜10%ほどイソフラボンが含まれています。
つまりカッコンエキスを50%ほど配合したローションを
作ればある程度効果的なものとなります。
ただ、カッコンエキスは、澱粉の析出を防ぐために
無水エタノールで抽出する必要があり、
50%エタノールでは、肌にぬるにはちょっと刺激が強すぎます。
そのため、現実的になるとカッコンエキスを10%程度配合した
ローションで、お風呂上り、就寝前、朝起きたときと
手入れする回数を増やすことで、濃度の低いハンディを乗り越える
必要があるでしょう。
なお、簡単に高濃度のイソフラボンローションを作ろうとなると、
サプリメントからの抽出になります。
ファンケルのダイズイソフラボンというサプリメントがありますが、
これには1粒に総イソフラボン:40mg
イソフラボンアグリコン:12mg(ダイゼイン:5.4mg、ゲニステイン:6.6mg)
が含まれています。
これを無水エタノール20mlに、砕いた10粒を入れて、
3日ほど抽出したあと、
上澄みを全量使って100mlのローションを作れば、
かなり効果的な抑毛ローションとなります。
また、毛を作る細胞へダイレクトに作用するイソフラボンアゴリコンタイプ
なので、カッコンエキスを使うより効果的となります。
なお、抑毛といっても毛が全く生えなくなるわけではありません。
毛の生えている本数が少なくなるという程度です。
ただ、毛の生えているところを観察してみればわかりますが、
硬いメラニンの含んだ毛穴は目立ち、薄くて細い産毛については
ほとんど毛穴が目立ちません。
剃刀で剃ったり、除毛剤を使っても毛穴の大きさというのは
なかなか変わるものではありませんが、
抑毛ローションでは、硬毛を軟毛に導くことで、
目立つ毛穴も小さくするという期待を持てます。
ただ、イソフラボンが作用するには、毛穴の中を通って、
毛を作る細胞まで、届く必要があります。
それはどこかというと表皮を抜けて、真皮になりますので、
そこまで浸透させようとなるとエタノールの力が必要となります。
頭皮の場合は、皮膚が分厚く刺激に強いので、エタノールを70%程度まで
配合してもさほど問題にはなりませんが、
抑毛ローションの場合は、手足に使うものですので、
せいぜい20%程度ぐらいが刺激を考えると
限界になるのではと思います。
また、抑毛ローションを使うと、皮脂の量が減るので、乾燥します。
これはイソフラボンは、皮脂を作る細胞にくっつくと
皮脂を作らないように働きかけますので、
よく効くローションほど、乾燥するというジレンマに陥ります。
そのため、ローションを使った後は、クリームかオイルなどで
油分を補給してやる必要があります。
なお、今回紹介したエキス配合量は男性の剛毛でも
効く可能性があるレベルの量です。
さほど、毛が濃くない場合は、たとえばカッコンエキスを
5%程度にするとか、エキスの配合量を少なくするようにしてください。
2006年11月07日
高濃縮タイプの抑毛ローション その1
数年前ダイズを使った抑毛ローションが流行りました。
一定の効果があるようで、ダイズといえばムダ毛抑制というのが、
なんとなく浸透したような気がします。
ところで、どうしてダイズは抑毛効果があるのでしょうか?
生薬エキスはいろいろあるのに、どうしてダイズなのでしょう。
それは、ムダ毛の成長というのは、男性ホルモンで促進されるため、
抑毛作用を発揮するのは、その反対の成分が最適となるからです。
つまり抑毛には、女性ホルモンに似た構造の成分が効果を発揮し、
それこそが、イソフラボン類となります。
特にダイズのイソフラボンは、女性ホルモン様作用を持つことで
よく知られています。
ただ、通常、植物の体内に貯蔵されているイソフラボンは
糖がくっついた配糖体という形で貯蔵されています。
配糖体になる理由は、水に溶けやすいことと、
植物にとっても低毒性となるためです。
困ったことに、抑毛効果を発揮するには、毛を作る細胞内へ入って、
女性ホルモンがくっつく場所にイソフラボンが取り付く必要があります。
このとき、糖がくっついた配糖体タイプではだめで、
糖がはずれたイソフラボンアゴリコンという形になる必要があります。
人間の皮膚には糖をはずす酵素があるのですが、
その活性はさほど強くありません。
また、ダイズにはもうひとつ問題があって、
イソフラボンの含有量が意外と低いという点です。
毎日食べるなら豆腐程度でもよいのですが、
抑毛の場合、有効成分の量が少なければ効果もしっかり発揮できません。
この欠点を克服するためには、イソフラボンアゴリコンを
配合したサプリメントから抽出するのが今のところベターです。
(微生物の酵素で糖をはずしたダイズ発酵エキスなどが相当します。)
ただ、サプリメントもいろいろ余計な添加物が入っていますので、
その添加物が少ないものがよいと思います。
一定の効果があるようで、ダイズといえばムダ毛抑制というのが、
なんとなく浸透したような気がします。
ところで、どうしてダイズは抑毛効果があるのでしょうか?
生薬エキスはいろいろあるのに、どうしてダイズなのでしょう。
それは、ムダ毛の成長というのは、男性ホルモンで促進されるため、
抑毛作用を発揮するのは、その反対の成分が最適となるからです。
つまり抑毛には、女性ホルモンに似た構造の成分が効果を発揮し、
それこそが、イソフラボン類となります。
特にダイズのイソフラボンは、女性ホルモン様作用を持つことで
よく知られています。
ただ、通常、植物の体内に貯蔵されているイソフラボンは
糖がくっついた配糖体という形で貯蔵されています。
配糖体になる理由は、水に溶けやすいことと、
植物にとっても低毒性となるためです。
困ったことに、抑毛効果を発揮するには、毛を作る細胞内へ入って、
女性ホルモンがくっつく場所にイソフラボンが取り付く必要があります。
このとき、糖がくっついた配糖体タイプではだめで、
糖がはずれたイソフラボンアゴリコンという形になる必要があります。
人間の皮膚には糖をはずす酵素があるのですが、
その活性はさほど強くありません。
また、ダイズにはもうひとつ問題があって、
イソフラボンの含有量が意外と低いという点です。
毎日食べるなら豆腐程度でもよいのですが、
抑毛の場合、有効成分の量が少なければ効果もしっかり発揮できません。
この欠点を克服するためには、イソフラボンアゴリコンを
配合したサプリメントから抽出するのが今のところベターです。
(微生物の酵素で糖をはずしたダイズ発酵エキスなどが相当します。)
ただ、サプリメントもいろいろ余計な添加物が入っていますので、
その添加物が少ないものがよいと思います。
2006年11月05日
箕面の滝
今日は箕面の滝に散歩へでかけました。
電車の駅から歩いていける国定公園の中では
最も近いと言われています。
阪急箕面駅から滝までは約3Kの道のりで、
ゆっくり歩いても1時間程度。
阪神で紅葉の美しい場所として、いろいろなランキングで
常に上位に食い込みます。
ただ、紅葉の名所だけに、シーズンに入ると
非常に混み合って、自分のペースでは歩けません。
それで今回は混む前に散歩がてら出掛けました。
滝までは、3キロですが、なんといっても
この小道の景観が単調ではなく、
いろいろ変わっているのが特徴です。
道の横に滝から流れ出た川がずーと続いているのですが、
この川が最初はすぐ側にあったのが、
道を歩いていると10m下や100mぐらい下に位置し、
小道の幅はずーと同じでも小道のある場所の空間が
いろいろ変化に富みます。
林の中を歩いていくので、ほとんど頭上は木の葉で
覆われて、ところどころに日が差し込んでくるという
状態ですが、この木の葉の位置もすぐ上にあるかと思えば、
しばらくいくとはるか上にあったりと、なかなかの情景です。
ただ、人が多いと、前の人の背中ばかり見ることになるので、
なかなか良い季節に行ってもゆっくり風景を楽しむという
わけにはいかないのです・・(^^;;
こんな感じで道が続いています。
道の途中にはいろいろなお店があって、
ところどころ休憩しながらのんびりと
歩いていくのもよいですね。
これが終着の滝です。
まだまだ、紅葉には程遠いですが、シーズンになると混んで、
ゆっくり座る場所もなかなか確保できません。
昔はサルがいて、100円玉を渡すと自分で自動販売機から
ジュースを買って飲むというシーンがテレビで報道されました。
今は奥山にサルのえさ用の木が植えてあって、
麓にはおりてこないようにしています。
電車の駅から歩いていける国定公園の中では
最も近いと言われています。
阪急箕面駅から滝までは約3Kの道のりで、
ゆっくり歩いても1時間程度。
阪神で紅葉の美しい場所として、いろいろなランキングで
常に上位に食い込みます。
ただ、紅葉の名所だけに、シーズンに入ると
非常に混み合って、自分のペースでは歩けません。
それで今回は混む前に散歩がてら出掛けました。
滝までは、3キロですが、なんといっても
この小道の景観が単調ではなく、
いろいろ変わっているのが特徴です。
道の横に滝から流れ出た川がずーと続いているのですが、
この川が最初はすぐ側にあったのが、
道を歩いていると10m下や100mぐらい下に位置し、
小道の幅はずーと同じでも小道のある場所の空間が
いろいろ変化に富みます。
林の中を歩いていくので、ほとんど頭上は木の葉で
覆われて、ところどころに日が差し込んでくるという
状態ですが、この木の葉の位置もすぐ上にあるかと思えば、
しばらくいくとはるか上にあったりと、なかなかの情景です。
ただ、人が多いと、前の人の背中ばかり見ることになるので、
なかなか良い季節に行ってもゆっくり風景を楽しむという
わけにはいかないのです・・(^^;;
こんな感じで道が続いています。
道の途中にはいろいろなお店があって、
ところどころ休憩しながらのんびりと
歩いていくのもよいですね。
これが終着の滝です。
まだまだ、紅葉には程遠いですが、シーズンになると混んで、
ゆっくり座る場所もなかなか確保できません。
昔はサルがいて、100円玉を渡すと自分で自動販売機から
ジュースを買って飲むというシーンがテレビで報道されました。
今は奥山にサルのえさ用の木が植えてあって、
麓にはおりてこないようにしています。
2006年11月04日
痛いけど我慢して・・
いまどきムダ毛を我慢して引き抜くことをやっている方は
かなり少数になっていると思います。
どうしても毛根のある真皮層には神経がたくさん通っている分、
ひっぱると痛いです。
ムダ毛を引っ張って抜くと痛いけど、剃るのと違って
毎日の手間が要りません。
すね毛ですが、だいたい一日に0.2mmほど成長します。
そのため毛根から抜くと毛穴から毛が顔を出すまで、
1ヶ月程度は余裕ができます。
ただ、すね毛にもゆっくり成長して途中で成長が止まる毛や
勢いよく伸びてどんどん毛穴から出てくる毛などが
多数混在していますので、一度すべての毛を抜いても
成長が著しい毛周期に入ったすね毛についてはすぐに生えてきます。
全部抜いても一部だけ毛が目立つようになるのは、
この毛周期によるものです。
ちなみに無理やり毛を引く抜く脱毛剤には
温めたワックスを肌に塗って、冷えて固まったワックスをとるときに
一緒に毛も抜くタイプや粘着テープを肌につけて
一気に引き抜く方法などがあります。
まあ、粘着テープなんかは軟毛ばかりならいいですが、
少しメラニンを含んで太くなったすね毛には痛くて
とても続けてやれるようなものではないでしょう。
他には除毛剤として、化学的に毛を処理する方法があります。
この特徴は、剃刀で毛を剃るのと違って、毛先が鋭くならないということが
あげられます。
除毛ということは、毛を化学的に分解するのですが、
パーマ剤と同一成分であるチオグリコール酸を使用します。
このチオグリコール酸は強い還元力を持っていて、
ムダ毛の中にあるアミノ酸同士の結合を還元して
髪の毛を脆くしてしまうわけです。
普通は酸化すれば、何でも脆くなってしまう印象がありますが、
毛の場合は酸化の逆の還元を行います。
酸化剤でも毛は脆くなりますが、還元した方が酸化より早く
毛が脆くなります。
ただ、還元タイプは臭いが強いため、酸化タイプの
除毛剤も多く市販されています。
除毛剤の場合は、長時間皮膚にさらすと、毛だけでなく、
皮膚もおかしくさせるので、薬剤を塗って
除毛するまでの放置時間はきっちり守らないといけません。
また、除毛剤自身にかぶれることもあるので、
かぶれやすい人は目立たない部分で、試す必要があります。
剃刀でそるのも角質層を削るので、トラブルの元になりやすいし
除毛剤では角質層に化学的なダメージを与えるので、
かぶれに弱い人にはお使いになれません。
電気剃刀で剃るという選択もあります。
こちらは直接刃が肌に当たらないので、肌を削りとる心配はないですが、
肌に当てる部分の金属板の厚さが、重要となります。
というのも、この金属板が厚みが剃った後の毛の高さになるからです。
まあ、どこのメーカーも電気剃刀は深ゾリをアピールしていますが、
金属板をどこまで薄くして、さらに肌の形状に合わせて
フィットさせるかが、どうも毛を短く刈り取るポイントのようです。
ただ、毛を深く剃るという点では、あと何十年経って、
金属板の薄膜化がどこまで進んでも、肌に直接刃が当たらない限り
普通の剃刀には勝てません。
かなり少数になっていると思います。
どうしても毛根のある真皮層には神経がたくさん通っている分、
ひっぱると痛いです。
ムダ毛を引っ張って抜くと痛いけど、剃るのと違って
毎日の手間が要りません。
すね毛ですが、だいたい一日に0.2mmほど成長します。
そのため毛根から抜くと毛穴から毛が顔を出すまで、
1ヶ月程度は余裕ができます。
ただ、すね毛にもゆっくり成長して途中で成長が止まる毛や
勢いよく伸びてどんどん毛穴から出てくる毛などが
多数混在していますので、一度すべての毛を抜いても
成長が著しい毛周期に入ったすね毛についてはすぐに生えてきます。
全部抜いても一部だけ毛が目立つようになるのは、
この毛周期によるものです。
ちなみに無理やり毛を引く抜く脱毛剤には
温めたワックスを肌に塗って、冷えて固まったワックスをとるときに
一緒に毛も抜くタイプや粘着テープを肌につけて
一気に引き抜く方法などがあります。
まあ、粘着テープなんかは軟毛ばかりならいいですが、
少しメラニンを含んで太くなったすね毛には痛くて
とても続けてやれるようなものではないでしょう。
他には除毛剤として、化学的に毛を処理する方法があります。
この特徴は、剃刀で毛を剃るのと違って、毛先が鋭くならないということが
あげられます。
除毛ということは、毛を化学的に分解するのですが、
パーマ剤と同一成分であるチオグリコール酸を使用します。
このチオグリコール酸は強い還元力を持っていて、
ムダ毛の中にあるアミノ酸同士の結合を還元して
髪の毛を脆くしてしまうわけです。
普通は酸化すれば、何でも脆くなってしまう印象がありますが、
毛の場合は酸化の逆の還元を行います。
酸化剤でも毛は脆くなりますが、還元した方が酸化より早く
毛が脆くなります。
ただ、還元タイプは臭いが強いため、酸化タイプの
除毛剤も多く市販されています。
除毛剤の場合は、長時間皮膚にさらすと、毛だけでなく、
皮膚もおかしくさせるので、薬剤を塗って
除毛するまでの放置時間はきっちり守らないといけません。
また、除毛剤自身にかぶれることもあるので、
かぶれやすい人は目立たない部分で、試す必要があります。
剃刀でそるのも角質層を削るので、トラブルの元になりやすいし
除毛剤では角質層に化学的なダメージを与えるので、
かぶれに弱い人にはお使いになれません。
電気剃刀で剃るという選択もあります。
こちらは直接刃が肌に当たらないので、肌を削りとる心配はないですが、
肌に当てる部分の金属板の厚さが、重要となります。
というのも、この金属板が厚みが剃った後の毛の高さになるからです。
まあ、どこのメーカーも電気剃刀は深ゾリをアピールしていますが、
金属板をどこまで薄くして、さらに肌の形状に合わせて
フィットさせるかが、どうも毛を短く刈り取るポイントのようです。
ただ、毛を深く剃るという点では、あと何十年経って、
金属板の薄膜化がどこまで進んでも、肌に直接刃が当たらない限り
普通の剃刀には勝てません。