2008年08月
2008年08月30日
生体リズム
子供が小さいせいで、よく夜中に泣くため、その都度起きてしまいます。
寝つきは悪いほうなので、一度起きるとなかなか寝付けず、
体力でなんとか一日を乗り切って終わらすこともしばしば。
私の場合、睡眠時間が4時間を切るとかなりミスをして
集中力もなくなるため、5時間は確保したいと思っていますが、
なかなか5時間寝れる日はそれほどありません。
生活のリズムは、健康にはとても大切なことだと言われています。
一日に決められた時間に食事などを行い、一定のリズムで生活していく。
特に睡眠については、リズムが非常に重要となるのは、ご存知の通り。
人間も動物も体内に時計を持っていて、一定のリズムで生活しようとしています。
たとえばずーと明るい照明下で明暗の交代もなく、今、何時だという時刻を
知らなくても基本的には食事の周期などのリズムは壊れず、維持したまま生活できます。
一日は24時間ですが、動物を外界から隔離して、この生活のリズムを
測定すると20〜28時間の間でリズムを取って、過ごすようです。
なかなか24時間きっかりにリズムをとるのはむずかしいようですが、
動物に光を当て、明暗のリズムを教えるとすぐに体内の時計を修正して、
24時間に体内時計をセットして、活動するようです。
人間の場合は、この体内時計が25時間と言われており、1時間ほどずれています。
この体内時計の時間の修正は、ほかの動物と同じように光の明暗のリズムにより
体内時計を修正していきます。
なお、体内時計の修正は、光だけでなく、音などでも修正は可能です。
ちなみに体内時計の修正が速やかに必要なのは、海外旅行に行ったときでしょうか、
この時差ぼけの修正にも決まった時間に強い光に当たることが有効だとされています。
寝つきは悪いほうなので、一度起きるとなかなか寝付けず、
体力でなんとか一日を乗り切って終わらすこともしばしば。
私の場合、睡眠時間が4時間を切るとかなりミスをして
集中力もなくなるため、5時間は確保したいと思っていますが、
なかなか5時間寝れる日はそれほどありません。
生活のリズムは、健康にはとても大切なことだと言われています。
一日に決められた時間に食事などを行い、一定のリズムで生活していく。
特に睡眠については、リズムが非常に重要となるのは、ご存知の通り。
人間も動物も体内に時計を持っていて、一定のリズムで生活しようとしています。
たとえばずーと明るい照明下で明暗の交代もなく、今、何時だという時刻を
知らなくても基本的には食事の周期などのリズムは壊れず、維持したまま生活できます。
一日は24時間ですが、動物を外界から隔離して、この生活のリズムを
測定すると20〜28時間の間でリズムを取って、過ごすようです。
なかなか24時間きっかりにリズムをとるのはむずかしいようですが、
動物に光を当て、明暗のリズムを教えるとすぐに体内の時計を修正して、
24時間に体内時計をセットして、活動するようです。
人間の場合は、この体内時計が25時間と言われており、1時間ほどずれています。
この体内時計の時間の修正は、ほかの動物と同じように光の明暗のリズムにより
体内時計を修正していきます。
なお、体内時計の修正は、光だけでなく、音などでも修正は可能です。
ちなみに体内時計の修正が速やかに必要なのは、海外旅行に行ったときでしょうか、
この時差ぼけの修正にも決まった時間に強い光に当たることが有効だとされています。
2008年08月28日
手作りミネラルファンデーションの粒子
手作りファンデーションを作っている方から試料を提供していただきましたので、電子顕微鏡で見てみました。
真珠パウダー、グリーンホワイトマイカ、セリサイト、ゴールドマイカを乳鉢ですりつぶしたものです。
酸化鉄や酸化チタンが入っていないので、カバー力はなく、仕上げのルースパウダータイプですね。
高倍率でも見てみましたが、とくに小さな粒子はありませんでした。
顔料系の成分が入っていなければ微細粒子はほとんどありません。
(画像をクリックすれば大きな画像となります)

こちらはピンクマイカとセリサイトで、乳鉢で潰していない画像です。
粒子が大きいものと小さいものがあります。
どちらが、マイカでセリサイトかというのは、わかりません。
おそらく大きな粒子がセリサイトだと思います。
大きな粒子に小さな粒子がついていますが、こちらは薄片が潰れたものの可能性があります。硬い金属片なら簡単には壊れませんが、タルクやマイカ、セリサイトのような粘土粒子なら、強い力で薄片が割れていくこともしばしばあります。

こちらは倍率を上げて大きな粒子の表面を見たものです。
大きな粒子の上にちがう種類の小さな粒子が乗っかっていますが、
大きな粒子の表面も少し割れて、小さな粒子が出来ているのがわかります。
マイカやセリサイトのような粘土粒子は1枚の大きな粒子ですが、ただ、金属片ほど硬くないので、あまり大きな力がかかると粘土の薄片が壊れて、微細な粒子になることもあります。

こちらはセリサイトにマイカ、シルクパウダー、真珠パウダー、無水ケイ酸パウダー、微粒子酸化チタンと酸化亜鉛、酸化鉄を使用したものです。
玉が入っていますが、おそらく無水ケイ酸だと思います。
皮脂を吸って、皮脂をコントロールする効果があります。皮脂が多く出る方にはよいですが、皮脂が少ない方は配合しないか、配合しても少量の方がよいでしょう。
微粒子酸化チタンと酸化亜鉛を配合しているとのことでしたが、倍率を上げてもわかりませんでした。配合量が少なくて、たまたま視野に入ってこなかったのか、微粒子酸化チタンといえど、粒子が大きくて、他の配合物と区別がつかなかったのかもしれません。

真珠パウダー、グリーンホワイトマイカ、セリサイト、ゴールドマイカを乳鉢ですりつぶしたものです。
酸化鉄や酸化チタンが入っていないので、カバー力はなく、仕上げのルースパウダータイプですね。
高倍率でも見てみましたが、とくに小さな粒子はありませんでした。
顔料系の成分が入っていなければ微細粒子はほとんどありません。
(画像をクリックすれば大きな画像となります)

こちらはピンクマイカとセリサイトで、乳鉢で潰していない画像です。
粒子が大きいものと小さいものがあります。
どちらが、マイカでセリサイトかというのは、わかりません。
おそらく大きな粒子がセリサイトだと思います。
大きな粒子に小さな粒子がついていますが、こちらは薄片が潰れたものの可能性があります。硬い金属片なら簡単には壊れませんが、タルクやマイカ、セリサイトのような粘土粒子なら、強い力で薄片が割れていくこともしばしばあります。

こちらは倍率を上げて大きな粒子の表面を見たものです。
大きな粒子の上にちがう種類の小さな粒子が乗っかっていますが、
大きな粒子の表面も少し割れて、小さな粒子が出来ているのがわかります。
マイカやセリサイトのような粘土粒子は1枚の大きな粒子ですが、ただ、金属片ほど硬くないので、あまり大きな力がかかると粘土の薄片が壊れて、微細な粒子になることもあります。

こちらはセリサイトにマイカ、シルクパウダー、真珠パウダー、無水ケイ酸パウダー、微粒子酸化チタンと酸化亜鉛、酸化鉄を使用したものです。
玉が入っていますが、おそらく無水ケイ酸だと思います。
皮脂を吸って、皮脂をコントロールする効果があります。皮脂が多く出る方にはよいですが、皮脂が少ない方は配合しないか、配合しても少量の方がよいでしょう。
微粒子酸化チタンと酸化亜鉛を配合しているとのことでしたが、倍率を上げてもわかりませんでした。配合量が少なくて、たまたま視野に入ってこなかったのか、微粒子酸化チタンといえど、粒子が大きくて、他の配合物と区別がつかなかったのかもしれません。

2008年08月26日
微粒子酸化チタンの分散
酸化チタンを混ぜれば、日焼け止めができますが、ただ完全なものを作るのは難しいです。
それは、紫外線の大きさと、紫外線を反射する酸化チタンの大きさ、そして酸化チタン同士を隙間なく並べるという3つの要因を考えると、最後の酸化チタン同士を隙間なく並べるというところで大きな壁が存在しています。
たとえば、市販の日焼け止めで問題になるのが、化粧品中でうまく、酸化チタン同士をくっつかずに並べたとしても、塗るときに酸化チタン同士がくっついて、日焼け止め効果が落ちてしまうということでした。
日焼け止め効果が落ちるだけでなく、酸化チタン同士がくっつくと、キシミ感につながるため、これをうまく防止する工夫が求められます。
一般的に日焼け止めに使う酸化チタンは微粒子酸化チタンを使用します。
なぜかというと、微粒子酸化チタンは、可視光線はほとんど跳ね返さないため、
酸化チタン同士をくっつかせずにうまく分散することができたら、それほど白くならずに日焼け止めをつくることができるからです。
逆に微粒子タイプでないものは、紫外線を跳ね返すより、可視光線を跳ね返すことに主眼を置かれていますから、真っ白となります。
ペンキの白は酸化チタンをポリマーで分散させたものですが、これほど白いものを肌に塗ると、当然肌も白くなりすぎてしまうという問題が生じます。
舞妓さんになるつもりでしたら、良いのですが、肌の上に白い顔料を隙間なく並べると肌の質感が損なわれてしまいます。
それは、肌の質感というのは、あくまで、可視光線が肌に到達して、反射した光が肌の質感を印象付けるのですが、酸化チタンが肌の上にあると、大きな粒子の酸化チタンはほとんどの光を跳ね返してしまうため、酸化チタンの不自然な白さがでてしまいます。
それが特に出るのが、写真のフラッシュで、たくさんの光を一気に当てると、酸化チタンが反射してしまうので、「白浮き」といった自体となります。
ただ、微粒子酸化チタンは、お互いがくっつこうという力がとても強く、
バラバラに分散させるのは、結構大変です。
また、うまく分散させても、時間経過と共に、またくっついて大きな粒子となってしまうことも多々あります。
普通のミキサーでは分散しにくいので、石臼のような大きなミルで酸化チタンをすり潰して、粒子同士をバラバラにしてオイルに分散させていきます。
大メーカーならともかく、通常は分散させる機械を化粧品メーカーはもっていないので、原料メーカーから酸化チタンの分散液を購入して、日焼け止めやファンデーション作りに使用しています。
手作りにおいても粉を上手に分散させるのは、結構労力が必要で、むずかしいと考えています。
それは、紫外線の大きさと、紫外線を反射する酸化チタンの大きさ、そして酸化チタン同士を隙間なく並べるという3つの要因を考えると、最後の酸化チタン同士を隙間なく並べるというところで大きな壁が存在しています。
たとえば、市販の日焼け止めで問題になるのが、化粧品中でうまく、酸化チタン同士をくっつかずに並べたとしても、塗るときに酸化チタン同士がくっついて、日焼け止め効果が落ちてしまうということでした。
日焼け止め効果が落ちるだけでなく、酸化チタン同士がくっつくと、キシミ感につながるため、これをうまく防止する工夫が求められます。
一般的に日焼け止めに使う酸化チタンは微粒子酸化チタンを使用します。
なぜかというと、微粒子酸化チタンは、可視光線はほとんど跳ね返さないため、
酸化チタン同士をくっつかせずにうまく分散することができたら、それほど白くならずに日焼け止めをつくることができるからです。
逆に微粒子タイプでないものは、紫外線を跳ね返すより、可視光線を跳ね返すことに主眼を置かれていますから、真っ白となります。
ペンキの白は酸化チタンをポリマーで分散させたものですが、これほど白いものを肌に塗ると、当然肌も白くなりすぎてしまうという問題が生じます。
舞妓さんになるつもりでしたら、良いのですが、肌の上に白い顔料を隙間なく並べると肌の質感が損なわれてしまいます。
それは、肌の質感というのは、あくまで、可視光線が肌に到達して、反射した光が肌の質感を印象付けるのですが、酸化チタンが肌の上にあると、大きな粒子の酸化チタンはほとんどの光を跳ね返してしまうため、酸化チタンの不自然な白さがでてしまいます。
それが特に出るのが、写真のフラッシュで、たくさんの光を一気に当てると、酸化チタンが反射してしまうので、「白浮き」といった自体となります。
ただ、微粒子酸化チタンは、お互いがくっつこうという力がとても強く、
バラバラに分散させるのは、結構大変です。
また、うまく分散させても、時間経過と共に、またくっついて大きな粒子となってしまうことも多々あります。
普通のミキサーでは分散しにくいので、石臼のような大きなミルで酸化チタンをすり潰して、粒子同士をバラバラにしてオイルに分散させていきます。
大メーカーならともかく、通常は分散させる機械を化粧品メーカーはもっていないので、原料メーカーから酸化チタンの分散液を購入して、日焼け止めやファンデーション作りに使用しています。
手作りにおいても粉を上手に分散させるのは、結構労力が必要で、むずかしいと考えています。
2008年08月25日
微粒子酸化チタンの電子顕微鏡写真
微粒子酸化チタンの電子顕微鏡写真です。
今までMMUの酸化チタンの粒子を電子顕微鏡写真で見ていただきましたが、
非常に細かいのがわかります。
大きなマイカの粒子に、小さな微粒子酸化チタンがついています。
これは手作りファンデーションですが、ネットの販売店から購入した
微粒子酸化チタンをセリサイト、マイカに分散させたものです。
分散には乳鉢を使用されたとのこと。
マイカかセリサイトのどちらの粒子かわかりませんが、
この粘土の薄片に微粒子酸化チタンと酸化鉄の粒子がついているのがわかります。
すごく小さな粒子が微粒子酸化チタン。そしてそれより少し大きく、白くなっているのが、酸化鉄の粒子です。酸化鉄の粒子も細かいですが、微粒子酸化チタンの粒子は、とても小さいです。
乳鉢でゴリゴリすりつぶすと、時間も労力もかかりますが、
うまいこと微粒子酸化チタンを分散させていると思います。
写真、下のバーが1ミクロンの長さを表しています。
ところで忘れてならないのは、紫外線の大きさは0.2〜0.4ミクロンの長さです。
波長によって、長さは変わりますし、肌に当たる角度によっても大きさは変わります。
つまり、紫外線防御を考えると、0.2ミクロンという隙間を酸化チタンや酸化亜鉛、もしくは有機系紫外線吸収剤で埋めないと、隙間から紫外線が肌へ侵入していきます。
有機系紫外線吸収剤というのは、電子顕微鏡では見れないくらいの
とても小さな粒子なので、日焼け止めに溶けていれば、隙間などできませんが、
酸化チタンや酸化亜鉛となると、粒子が大きいため、「塗っているのに日焼けする」
という状態を引き起こすこともあります。
酸化チタンや酸化亜鉛は、あくまで皮膚を覆っている部分のみ紫外線を反射したり
吸収して防御してくれますが、酸化チタンの粒子が塊となっていたり、粒子と粒子の間に隙間があると、そこから紫外線が入っていき、「日焼けする」という状態となります。
(画像をクリックすれば大きくなります。)

今までMMUの酸化チタンの粒子を電子顕微鏡写真で見ていただきましたが、
非常に細かいのがわかります。
大きなマイカの粒子に、小さな微粒子酸化チタンがついています。
これは手作りファンデーションですが、ネットの販売店から購入した
微粒子酸化チタンをセリサイト、マイカに分散させたものです。
分散には乳鉢を使用されたとのこと。
マイカかセリサイトのどちらの粒子かわかりませんが、
この粘土の薄片に微粒子酸化チタンと酸化鉄の粒子がついているのがわかります。
すごく小さな粒子が微粒子酸化チタン。そしてそれより少し大きく、白くなっているのが、酸化鉄の粒子です。酸化鉄の粒子も細かいですが、微粒子酸化チタンの粒子は、とても小さいです。
乳鉢でゴリゴリすりつぶすと、時間も労力もかかりますが、
うまいこと微粒子酸化チタンを分散させていると思います。
写真、下のバーが1ミクロンの長さを表しています。
ところで忘れてならないのは、紫外線の大きさは0.2〜0.4ミクロンの長さです。
波長によって、長さは変わりますし、肌に当たる角度によっても大きさは変わります。
つまり、紫外線防御を考えると、0.2ミクロンという隙間を酸化チタンや酸化亜鉛、もしくは有機系紫外線吸収剤で埋めないと、隙間から紫外線が肌へ侵入していきます。
有機系紫外線吸収剤というのは、電子顕微鏡では見れないくらいの
とても小さな粒子なので、日焼け止めに溶けていれば、隙間などできませんが、
酸化チタンや酸化亜鉛となると、粒子が大きいため、「塗っているのに日焼けする」
という状態を引き起こすこともあります。
酸化チタンや酸化亜鉛は、あくまで皮膚を覆っている部分のみ紫外線を反射したり
吸収して防御してくれますが、酸化チタンの粒子が塊となっていたり、粒子と粒子の間に隙間があると、そこから紫外線が入っていき、「日焼けする」という状態となります。
(画像をクリックすれば大きくなります。)

2008年08月22日
シルクパウダー
シルクパウダーは、シルク繊維を微細切断した天然ものと、一度繊維を溶かして、再合成したものの大きく2種類があります。また、天然ものには農家が飼っている家蚕と野外で取れる蚕がありますが、生産量から見れば家蚕の割合が圧倒的に多くなっています。
表示名称はどちらもシルクパウダーになりますので、合成シルクパウダーかどうかはわかりません。
合成もののよいところは、粒度が一定していることと、粉と粉同士がくっつきにくくばらばらになりやすいといったところでしょうか。
シルクパウダー自体は、かなりマイナーな化粧品原料です。
そのため、国内でも作っているのは、片手でも余るくらいのメーカー数しかありません。
名前は通っていても、使用量が少ないからでしょうね。
シルクは、主に2種類のタンパク質から成り立っていて、フィブロインタンパク質が中心部にあって、その周りをセリシンというタンパク質が包んでいます。
このセリシンのコーティングを外したものが、主に化粧品で使われています。
いわゆる絹製品、シルクの下着やシルクの服、着物などは、セリシンを除去した
フィブロインタンパク質のみで出来ています。
(セリシンは熱湯で簡単に取れます)
ただ、セリシンも見直されてきましたので、セリシンを除去しないまま、切断して作ったシルクパウダーもあります。
絹製品のように絹独特の光沢が命のものは、セリシンを除去しないとその価値が出ませんが、化粧品に使用する場合は、セリシンがあっても差し支えありません。
ちなみにシルクは、紫外線を吸収する作用があります。
どんなシルクパウダーでも、たとえ合成ものでも紫外線吸収作用に差はありません。
この紫外線吸収作用は、シルクに含まれているアミノ酸によるものです。
アミノ酸が紫外線を吸収するため、シルクパウダー自体に紫外線吸収力がでるようになります。
ただ、シルクパウダーを日焼け止めの代わりに使うのは難しいと思います。
SPFを測定すれば、数値はでますが、日焼け用のオイルと同じUVBをカットする効果は優れているものの、UVAに対するカット力は弱いということ、また、シルクパウダーを皮膚に密着させて、隙間なく並べるの無理があるためです。
(UVBをカットするのはSPF表示ですが、UVAはPA表示でのみわかります。
PA表示されたシルクパウダーがまずないことから、日焼け止め効果は期待しすぎないように注意してください)
紫外線の大きさは約0.2ミクロン〜0.4ミクロンの大きさで、
もし粉と粉同士の間に0.4ミクロンの隙間があると、そこを紫外線は通り抜けて、
肌へ入っていきます。
このとてつもなく狭い隙間を埋めようとすると、テレビのバラエティ番組の罰ゲームにあるような、小麦粉を顔につけて真っ白になったような顔になってしまうと思います。
日焼け止めを何もつけないよりはマシですが、日焼け止めの代わりにはならないとお考えください。
ちなみにシルクの下着を愛用されているかたは、高い割りに黄色へ変色することに驚かれることもあったかと思いますが、これはアミノ酸の変化によるものです。
シルクを日光に当てると、紫外線を吸ったアミノ酸は無色から黄色に変化していくから、シルク自体も黄色になっていきます。
逆に言えば、シルクに含まれるアミノ酸の鮮度は、その色から判断することが可能です。(真っ白のままで、染めていなければ)
表示名称はどちらもシルクパウダーになりますので、合成シルクパウダーかどうかはわかりません。
合成もののよいところは、粒度が一定していることと、粉と粉同士がくっつきにくくばらばらになりやすいといったところでしょうか。
シルクパウダー自体は、かなりマイナーな化粧品原料です。
そのため、国内でも作っているのは、片手でも余るくらいのメーカー数しかありません。
名前は通っていても、使用量が少ないからでしょうね。
シルクは、主に2種類のタンパク質から成り立っていて、フィブロインタンパク質が中心部にあって、その周りをセリシンというタンパク質が包んでいます。
このセリシンのコーティングを外したものが、主に化粧品で使われています。
いわゆる絹製品、シルクの下着やシルクの服、着物などは、セリシンを除去した
フィブロインタンパク質のみで出来ています。
(セリシンは熱湯で簡単に取れます)
ただ、セリシンも見直されてきましたので、セリシンを除去しないまま、切断して作ったシルクパウダーもあります。
絹製品のように絹独特の光沢が命のものは、セリシンを除去しないとその価値が出ませんが、化粧品に使用する場合は、セリシンがあっても差し支えありません。
ちなみにシルクは、紫外線を吸収する作用があります。
どんなシルクパウダーでも、たとえ合成ものでも紫外線吸収作用に差はありません。
この紫外線吸収作用は、シルクに含まれているアミノ酸によるものです。
アミノ酸が紫外線を吸収するため、シルクパウダー自体に紫外線吸収力がでるようになります。
ただ、シルクパウダーを日焼け止めの代わりに使うのは難しいと思います。
SPFを測定すれば、数値はでますが、日焼け用のオイルと同じUVBをカットする効果は優れているものの、UVAに対するカット力は弱いということ、また、シルクパウダーを皮膚に密着させて、隙間なく並べるの無理があるためです。
(UVBをカットするのはSPF表示ですが、UVAはPA表示でのみわかります。
PA表示されたシルクパウダーがまずないことから、日焼け止め効果は期待しすぎないように注意してください)
紫外線の大きさは約0.2ミクロン〜0.4ミクロンの大きさで、
もし粉と粉同士の間に0.4ミクロンの隙間があると、そこを紫外線は通り抜けて、
肌へ入っていきます。
このとてつもなく狭い隙間を埋めようとすると、テレビのバラエティ番組の罰ゲームにあるような、小麦粉を顔につけて真っ白になったような顔になってしまうと思います。
日焼け止めを何もつけないよりはマシですが、日焼け止めの代わりにはならないとお考えください。
ちなみにシルクの下着を愛用されているかたは、高い割りに黄色へ変色することに驚かれることもあったかと思いますが、これはアミノ酸の変化によるものです。
シルクを日光に当てると、紫外線を吸ったアミノ酸は無色から黄色に変化していくから、シルク自体も黄色になっていきます。
逆に言えば、シルクに含まれるアミノ酸の鮮度は、その色から判断することが可能です。(真っ白のままで、染めていなければ)
2008年08月20日
日焼けの推奨
買い物程度の日焼けでも肌の老化は進むとされています。
肌の老化は別にして、女性特有の癌である乳がんについては、
青年期に日光に当たる機会の多かった女性は、乳がんになりにくいという報告があります。
日光に当たると、皮膚がんの危険性増大や肌の老化は進みますが、
それと引き換えに乳がんになる確率は下がる。
何とも悩ましい話でありますが、その原因となっているのが、ビタミンD。
近年、ビタミンDと癌との関連について調査した報告が多くなっています。
ビタミンDは、体内で合成できる数少ないビタミンの一つですが、
皮膚細胞の成長のほか、かなり重要な働きを持ったビタミンです。
作用が強いので、医薬品としても使われるぐらいのビタミンで、
紫外線に当たることで、合成できるほか、食品にも若干含まれています。
大腸がん、前立腺がん、卵巣がんへの効果は、1100IUのビタミンD摂取で
癌発生のリスクが60−70%低下したということですから、
高価で効くかどうかあやしげな癌用健康食品より、よっぽど効果のある成分でしょう。
そのほか、フィンランドで、子供の頃ビタミンDを2000IU摂取した場合、
I型糖尿病のリスクが80%低下したという報告があります。
ただ、一日の摂取量の目安は、200−600IUで、一日上限量は2000IU
となりますから、余りたくさん摂ることもできません。
ビタミンDの困ったところは、一度肝臓で活性化させる必要があり、
摂取した量がそのまま有効に使われるのではなく、
肝臓の能力によっては、たくさん摂取したのに必要量が確保されないといったことも起こります。
まだまだ専門家による検討が必要なビタミンですが、今後注目されるビタミンではないかと思います。
肌の老化は別にして、女性特有の癌である乳がんについては、
青年期に日光に当たる機会の多かった女性は、乳がんになりにくいという報告があります。
日光に当たると、皮膚がんの危険性増大や肌の老化は進みますが、
それと引き換えに乳がんになる確率は下がる。
何とも悩ましい話でありますが、その原因となっているのが、ビタミンD。
近年、ビタミンDと癌との関連について調査した報告が多くなっています。
ビタミンDは、体内で合成できる数少ないビタミンの一つですが、
皮膚細胞の成長のほか、かなり重要な働きを持ったビタミンです。
作用が強いので、医薬品としても使われるぐらいのビタミンで、
紫外線に当たることで、合成できるほか、食品にも若干含まれています。
大腸がん、前立腺がん、卵巣がんへの効果は、1100IUのビタミンD摂取で
癌発生のリスクが60−70%低下したということですから、
高価で効くかどうかあやしげな癌用健康食品より、よっぽど効果のある成分でしょう。
そのほか、フィンランドで、子供の頃ビタミンDを2000IU摂取した場合、
I型糖尿病のリスクが80%低下したという報告があります。
ただ、一日の摂取量の目安は、200−600IUで、一日上限量は2000IU
となりますから、余りたくさん摂ることもできません。
ビタミンDの困ったところは、一度肝臓で活性化させる必要があり、
摂取した量がそのまま有効に使われるのではなく、
肝臓の能力によっては、たくさん摂取したのに必要量が確保されないといったことも起こります。
まだまだ専門家による検討が必要なビタミンですが、今後注目されるビタミンではないかと思います。
2008年08月18日
汗とニオイ その3
制汗剤の仕組みはどのようになっていると思いますか?
まず、基本は汗を分泌させないようにすること。
これについては、皮膚をぎゅっと縮ませて、汗腺の出口を閉める成分が
使われます。
たんぱく質と結合して、皮膚を縮ませる成分ですが、
その作用を発揮するのが、金属化合物となります。
アルミ系、亜鉛系がありますが、とくにアルミ系のものが良く使われます。
アルム石(ミョウバン、硫酸カリウムアルミニウム)は有名ですが、こちらはアルミ化合物です。
市販の制汗剤にはクロルヒドロキシアルミニウムというアルミ化合物がよく使われます。
金属塩はそのほか、塩化アルミニウム、アラントインクロルヒドロキシアルミニウム、酸化亜鉛、パラフェノールスルホン酸亜鉛などが使われます。
いずれも皮膚の引き締め、そして出てきた汗の吸着を目的としています。
次に、重要なのが、常在菌の殺菌です。
そもそも汗は無臭のはずなのですが、皮膚に出た瞬間から菌の栄養源にされて
しまいます。
そして、汗の成分を食べて菌が出した排出物がものすごく臭い、これが不快臭の原因となるのですが、常在菌の殺菌剤として、トリクロサン、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩酸クロルヒキシジンなどが使用されます。
最後に必要なのが、発生した臭い対策です。
制汗剤は、まったく臭いがないときに使うものではなく、
慌てて使うときもあるかと思います。
そのときに効果を発揮するのが消臭成分で、主に酸化亜鉛が使われています。
この酸化亜鉛は、臭い成分と反応することで、金属石鹸を作り、臭いを軽減させることが可能です。
市販の制汗剤というのは、この3つの機能を考えて、処方が組み立てられています。
まず、基本は汗を分泌させないようにすること。
これについては、皮膚をぎゅっと縮ませて、汗腺の出口を閉める成分が
使われます。
たんぱく質と結合して、皮膚を縮ませる成分ですが、
その作用を発揮するのが、金属化合物となります。
アルミ系、亜鉛系がありますが、とくにアルミ系のものが良く使われます。
アルム石(ミョウバン、硫酸カリウムアルミニウム)は有名ですが、こちらはアルミ化合物です。
市販の制汗剤にはクロルヒドロキシアルミニウムというアルミ化合物がよく使われます。
金属塩はそのほか、塩化アルミニウム、アラントインクロルヒドロキシアルミニウム、酸化亜鉛、パラフェノールスルホン酸亜鉛などが使われます。
いずれも皮膚の引き締め、そして出てきた汗の吸着を目的としています。
次に、重要なのが、常在菌の殺菌です。
そもそも汗は無臭のはずなのですが、皮膚に出た瞬間から菌の栄養源にされて
しまいます。
そして、汗の成分を食べて菌が出した排出物がものすごく臭い、これが不快臭の原因となるのですが、常在菌の殺菌剤として、トリクロサン、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩酸クロルヒキシジンなどが使用されます。
最後に必要なのが、発生した臭い対策です。
制汗剤は、まったく臭いがないときに使うものではなく、
慌てて使うときもあるかと思います。
そのときに効果を発揮するのが消臭成分で、主に酸化亜鉛が使われています。
この酸化亜鉛は、臭い成分と反応することで、金属石鹸を作り、臭いを軽減させることが可能です。
市販の制汗剤というのは、この3つの機能を考えて、処方が組み立てられています。
2008年08月15日
汗とニオイ その2
汗はどのようにして出るのでしょうか?
人間の体は至る所に温度を感知するセンサーがあり、
その情報は刻々と脳へ伝えられています。
脳の視床下部が、その体温が高いか低いかを判断して、
体温が高いと感じると、脊髄を通じて、交感神経に発汗するように命令を下します。
さらに神経を通った命令が、末端神経まで届き、汗腺の分泌腺がその命令を
受け取ると、汗がでるようなります。
汗はエクリン腺とアポクリン腺の2種類から分泌されます。
エクリン腺は汗腺のうち75%を占めていて、
透明で、塩分を含む汗を分泌します。
手の平や足の裏にもたくさん汗腺があるのが特徴です。
また、エクリン腺は、熱刺激だけでなく、感情の刺激によっても
汗を分泌します。
ただ、手の平の汗腺は、体温の上昇抑制にはあまり役に立ちそうにもありませんよね。
しかしながら、大量の汗腺があります。
ただ、暑いときだけでなく、緊張したときも手の平に汗を掻きます。
この汗腺。何の為にあるかというと、こちらは体温の上昇防止ではなく、
獲物等と格闘する際に、武器をしっかり持てるようにするためです。
汗の水分により角層が潤うと、すべらずに道具を持てるようになるため、
手の平の汗というのは、結構重要だったんです。
なお、アポクリン腺に至っては、脇の下や股間にありますが、
10代になるまで機能しません。
汗自体に臭いはありませんが、常在菌によって分解されると不快な臭いが発生します。
汗が少ないと制汗剤で対応できますが、多汗症となりますと、
脇の下の汗腺を吸引して、汗腺の除去が必要となります。
数十分程度の手術で、劇的に体臭を減らせますので、汗に悩みのある人にとっては、救世主のような手術法となります。
人間の体は至る所に温度を感知するセンサーがあり、
その情報は刻々と脳へ伝えられています。
脳の視床下部が、その体温が高いか低いかを判断して、
体温が高いと感じると、脊髄を通じて、交感神経に発汗するように命令を下します。
さらに神経を通った命令が、末端神経まで届き、汗腺の分泌腺がその命令を
受け取ると、汗がでるようなります。
汗はエクリン腺とアポクリン腺の2種類から分泌されます。
エクリン腺は汗腺のうち75%を占めていて、
透明で、塩分を含む汗を分泌します。
手の平や足の裏にもたくさん汗腺があるのが特徴です。
また、エクリン腺は、熱刺激だけでなく、感情の刺激によっても
汗を分泌します。
ただ、手の平の汗腺は、体温の上昇抑制にはあまり役に立ちそうにもありませんよね。
しかしながら、大量の汗腺があります。
ただ、暑いときだけでなく、緊張したときも手の平に汗を掻きます。
この汗腺。何の為にあるかというと、こちらは体温の上昇防止ではなく、
獲物等と格闘する際に、武器をしっかり持てるようにするためです。
汗の水分により角層が潤うと、すべらずに道具を持てるようになるため、
手の平の汗というのは、結構重要だったんです。
なお、アポクリン腺に至っては、脇の下や股間にありますが、
10代になるまで機能しません。
汗自体に臭いはありませんが、常在菌によって分解されると不快な臭いが発生します。
汗が少ないと制汗剤で対応できますが、多汗症となりますと、
脇の下の汗腺を吸引して、汗腺の除去が必要となります。
数十分程度の手術で、劇的に体臭を減らせますので、汗に悩みのある人にとっては、救世主のような手術法となります。
2008年08月13日
汗とニオイ
この前新横浜から大阪に帰るときに新幹線へ乗りました。
東京から乗っていた人が間違って私の席に座っていて、
移動してもらったのですが、とても体臭の強い人でびっくりしました。
夜に乗ったので出張帰りなんでしょうが、代わってもらった席の背もたれから
ひどいニオイがして・・・。
制汗スプレーをちょっと使ってもらうだけでも全然違うんですけどね。
ちなみに洗剤メーカーの調査では、夫婦仲がうまくいっている妻の場合、
旦那の洗濯物のニオイを「仕事を頑張っている証拠」などポジティブにとらえますが
仲がうまくいっていないと・・。
夫婦仲が良いか悪いかだけで、相手のニオイに対しても寛容度が変わるようです。
さて、体臭は皮膚から出てきた分泌物を常在菌が分解して発生するため、
誰でもあるものですが、ニオイの吸着や常在菌の活動を抑えることで
ニオイを軽減させることは可能です。
制汗剤は安い割りに生活の質を向上させてくれる、よいアイテムだと思います。
汗は体温の上昇を防ぐために運動したときに出てきますが、
精神的な影響も受けるため、緊張したときにも発汗します。
皮膚に出てきた汗は、蒸発するときに皮膚から熱を奪うため、
体温の維持に大きな役割を果たしますが、体温が10℃上昇することを
抑えるために必要な汗の量は、全体重のたった1%という研究結果がでています。
意外と少ない量で体温の上昇を防いでくれます。
まあ、人間が野山を駆け巡っていた頃は、今のようにいつでも安全な水を
飲める社会ではないですから、できるだけ少ない汗の量で体温上昇を防ぐというのは、とても重要なことですよね。
ちなみに汗と一緒に色々な老廃物や摂取した薬物なども出てきます。
最近は、汗を分析することでB型肝炎にかかっているかどうかもわかるということですので、無痛診断への応用にも考えられているようです。
東京から乗っていた人が間違って私の席に座っていて、
移動してもらったのですが、とても体臭の強い人でびっくりしました。
夜に乗ったので出張帰りなんでしょうが、代わってもらった席の背もたれから
ひどいニオイがして・・・。
制汗スプレーをちょっと使ってもらうだけでも全然違うんですけどね。
ちなみに洗剤メーカーの調査では、夫婦仲がうまくいっている妻の場合、
旦那の洗濯物のニオイを「仕事を頑張っている証拠」などポジティブにとらえますが
仲がうまくいっていないと・・。
夫婦仲が良いか悪いかだけで、相手のニオイに対しても寛容度が変わるようです。
さて、体臭は皮膚から出てきた分泌物を常在菌が分解して発生するため、
誰でもあるものですが、ニオイの吸着や常在菌の活動を抑えることで
ニオイを軽減させることは可能です。
制汗剤は安い割りに生活の質を向上させてくれる、よいアイテムだと思います。
汗は体温の上昇を防ぐために運動したときに出てきますが、
精神的な影響も受けるため、緊張したときにも発汗します。
皮膚に出てきた汗は、蒸発するときに皮膚から熱を奪うため、
体温の維持に大きな役割を果たしますが、体温が10℃上昇することを
抑えるために必要な汗の量は、全体重のたった1%という研究結果がでています。
意外と少ない量で体温の上昇を防いでくれます。
まあ、人間が野山を駆け巡っていた頃は、今のようにいつでも安全な水を
飲める社会ではないですから、できるだけ少ない汗の量で体温上昇を防ぐというのは、とても重要なことですよね。
ちなみに汗と一緒に色々な老廃物や摂取した薬物なども出てきます。
最近は、汗を分析することでB型肝炎にかかっているかどうかもわかるということですので、無痛診断への応用にも考えられているようです。
2008年08月11日
酸化した油を食べ過ぎると
以前とは違って酸化した油を食することは少ないのかもしれません。
今は揚げ物に使うといってもせいぜい2,3回くらいでしょうか。
その程度でしたら問題ありません。
ただ、日本では新鮮な油を食するのが当然であっても
海外ではそうでないところもまだあります。
日本でも数十年前は、かなり劣化した油を食べても問題ないという
風潮がありました。
ニキビができる人が困るのは、多すぎる皮脂ですが、
劣化した油はこの皮脂漏洩を促進されます。
セボレア症というもので、皮脂腺の機能が亢進して、顔面から皮脂が大量に
でてくる状態となります。当然、皮脂が多くなると、ニキビが出来たり、
ひどい場合は、皮脂の刺激により、お酒を飲みすぎた酔っ払いのように肌が赤くなることもあります。
酸化した油で、皮脂分泌が促進されるのは興味深いですが、
そういう症状になることもあることを知っておいたほうがよいでしょう。
最近は、酸化しやすいということで、以前は食べなかった
亜麻仁油なども食べるようになりました。
酸化しやすい油を不適切な使用方法で使うと、このセボレアの原因になりかねないので、注意が必要です。
特にニキビが出来やすい人やフケが多い人は油の鮮度に気をつけられた方がよいでしょう。
今は揚げ物に使うといってもせいぜい2,3回くらいでしょうか。
その程度でしたら問題ありません。
ただ、日本では新鮮な油を食するのが当然であっても
海外ではそうでないところもまだあります。
日本でも数十年前は、かなり劣化した油を食べても問題ないという
風潮がありました。
ニキビができる人が困るのは、多すぎる皮脂ですが、
劣化した油はこの皮脂漏洩を促進されます。
セボレア症というもので、皮脂腺の機能が亢進して、顔面から皮脂が大量に
でてくる状態となります。当然、皮脂が多くなると、ニキビが出来たり、
ひどい場合は、皮脂の刺激により、お酒を飲みすぎた酔っ払いのように肌が赤くなることもあります。
酸化した油で、皮脂分泌が促進されるのは興味深いですが、
そういう症状になることもあることを知っておいたほうがよいでしょう。
最近は、酸化しやすいということで、以前は食べなかった
亜麻仁油なども食べるようになりました。
酸化しやすい油を不適切な使用方法で使うと、このセボレアの原因になりかねないので、注意が必要です。
特にニキビが出来やすい人やフケが多い人は油の鮮度に気をつけられた方がよいでしょう。