2009年02月

2009年02月27日

皮脂腺の萎縮 その1

オイルの多い化粧品を使いすぎると、自分の皮脂腺が退化すると言われることがあります。

実際にそんなことがあるのでしょうか?

人間の顔の油は2種類あって、一つは角質細胞自らが供給するセラミドなどと
皮脂細胞が作り、皮脂腺から出てくる油です。

どちらも大切な油ですが、一般的に皮脂として認識されるのは皮脂腺由来の油です。

それはその存在感が際立っているからとも言えるでしょう。

皮脂腺からの皮脂は、洗顔して大部分の皮脂を石鹸で洗い流しても
1〜2時間すれば洗顔前の皮脂量に回復します。

また、常に分泌され、皮脂の量が多くなると脂ぎってきたり
化粧崩れの原因となります。

そのため、皮脂対策は化粧持ちを持続させるだけでなく、
ニキビの原因となるため、皮脂を適度にコントロールするかは
皮脂が多い人にとって重要な課題となります。

ただ、乾燥肌の方は一般的に皮脂が少ない傾向にあります。
皮脂腺由来の皮脂も肌の表面上でクリームとなり、保湿効果を発揮するため、
その量が少ないと乾燥しやすくなります。

オイルは肌の表面に広がり、水分の蒸発を防ぐためには不可欠な成分であるため、
オイルを補うことは保湿ケアとして有用なものです。

しかし、オイルを肌にプラスすることで、自らの皮脂の出が悪くなり、
皮脂腺が退化するのではないかという考え方が根強くあります。

肌を甘やかすというものでしょうか。

あれこれと保湿化粧品を使い出すのは、20代になってからの方が多いかと
思いますが、化粧品を使っているのに肌が年々衰えてくるような感じを
受ける人がいて、こうした考え方も支持されるのだと思います。


shin_chanz at 00:01|PermalinkComments(0) 細胞機能 

2009年02月25日

パウダーのアミノ酸処理 その2

アミノ酸処理に使われるのは、主にアミノ酸型界面活性剤となります。
ラウロイルリジンがその代表例です。

ただし、ここでひとつ注意が必要なのは、アミノ酸型界面活性剤だからといって
泡立つわけでも肌に浸透していくわけでもないです。

なぜなら、完全な結晶体となっていて、水には簡単に溶けません。

これは、この成分の特徴なのですが、余りにも仲間意識が強く、
自分達同士でくっつく力が強いので結晶体となり、
水にも油にも溶け難いという特徴があります。

当たり前ですが、水にも油にも溶けにくいため、界面活性作用はありません。

この成分はラメラ液晶という特別な結晶体を作り、この結晶が力を加えると壊れるので、
指でこの結晶を押し付けて滑らすと、簡単に滑っていくという面白い現象が起こります。

しかも、水に溶けない為、この成分でマイカ等を処理すると、
水を弾きつつ、パフで使うと滑らかに伸びるという現象が起こります。
(水に溶けないため水を弾くという現象が起こります)

ほかにもラウロイルタウリンカルシウムなども同じようにラメラ液晶を作り、
ファンデーションの伸びと肌への密着性を良くするために使われます。
こちらはアミノ酸処理剤の中で、バツグンの柔らかさと伸びを兼ね備えています。

ちなみに金属石鹸は昔からファンデーションの改質によく使われています。
ラメラ液晶を作れるタイプの金属石鹸は、ステアリン酸亜鉛で、
ミネラルファンデーションの表面処理剤として、海外でよく使用されています。

水にも油にも溶けない界面活性剤の結晶なんか、
何の役にも立たないと思われていたのですが、水に溶けないという性質が
表面処理剤として使うと、大変役に立つという興味深い発見です

shin_chanz at 00:01|PermalinkComments(0) ミネラルファンデーション(MMU) 

2009年02月23日

パウダーのアミノ酸処理

アミノ酸処理パウダーというのがあります。

海外のミネラルファンデーションや有名ブランドのルースパウダーにも
使われているパウダー処理技術です。

アミノ酸処理というからには、アミノ酸をそのままファンデーションの
パウダーにくっつけているというイメージがありますが、実際はそうではありません。

たとえば、ただのアミノ酸パウダーなら、シルクパウダーや
コラーゲンパウダーでしょうか。

これらは、たんぱく質を粉砕して作られたものなので、
アミノ酸というより、たんぱく質のパウダーとなります。
(たんぱく質はアミノ酸がいくつも繋がったものです)

アミノ酸処理パウダーは、たとえばルースパウダーの主成分である
粘土鉱物のタルクやマイカ、酸化チタンなどの表面をシルクや
コラーゲンで覆ったものかと思えば、そうではありません。

では、アミノ酸そのもので覆ったものかというと、純粋なアミノ酸でもありません。

純粋なアミノ酸でマイカなどの表面を覆うことは可能ですが、
すぐに取れてしまいます。

処理(コーティング)に使うアミノ酸が水に溶けるアミノ酸なら、
パウダーの表面を覆っても汗で簡単にアミノ酸だけが流されてしまい、
アミノ酸で処理する意味がありません。

すなわち、粉体の表面処理に使用するなら、コーティング剤はその処理される側の
原料の持つ特性を変えて、相乗的な作用がなければ意味がありません。

たとえば、処理剤が肌との親和性に優れていれば、
酸化チタンやマイカをより肌との密着性をアップさせます。

つまり、これらの粉を顔に長時間留めておくことが出来るということは
化粧効果が長時間続くというメリットが発生します。

粉原料が水に溶けやすいものなら、水に溶けにくいものを
粉の表面にコーティングすることで、原料の弱点を克服し改良を行います。

shin_chanz at 00:01|PermalinkComments(2) ミネラルファンデーション(MMU) 

2009年02月20日

ベジタリアンは健康?

野菜ばかり食べていて、健康は保てるのかというお話。

ベジタリアンは、健康的というイメージがありますが、
疫学的調査では様々な問題が指摘されています。

たいていの方は、野菜も肉も取る雑食派だと思いますが、菜食主義では雑食で起きない問題が生じます。

それは、コラーゲン合成が劣るということ。

昔、船乗りが新鮮な野菜を摂らずに壊血病を患ったことをご存知だと思います。
壊血病はコラーゲン合成に必要なビタミンCを摂らないことで
不完全なコラーゲンばかりとなり、組織を維持できず最後には死に至る病気です。

それなら、新鮮な野菜ばかり食べるベジタリアンなら、ビタミンCは雑食者に
比べて多く摂っているだろうし、問題ないように思えます。

しかも雑食者に比べると、明らかに癌に罹るリスクは低くなります。

一見良い様に思えますが、いくつか問題点があります。

それは、野菜を多く摂ることで、食事のバランスが崩れてしまうこと。
油や肉や魚からたんぱく質が少ない割りにでんぷんなどの炭水化物が多いため、
栄養分の偏りが生じます。

特に影響されるのが筋肉や骨などで、これらの増強には良質の蛋白が欠かせません。

しかし肉を食べず蛋白の摂取量が制限されることで、新陳代謝に問題が生じてきます。

ボランティアを募って行った疫学調査では、雑食者に比べて、
炭水化物の摂取が22%多いベジタリアンでは、コラーゲンの合成量が雑食者に比べて有意に低いことがわかりました。

コラーゲンの合成に関わる遺伝子の活動が低下しているためで、食事のバランスが崩れることで、遺伝子へ影響していることが推測されています。

野菜も摂りすぎということは問題ということでしょうか。

Ann.Nutr.Metab.,53(1),29-32,2008



shin_chanz at 00:01|PermalinkComments(2) 食品の科学 

2009年02月18日

空気中のちり

ちりの話でもうひとつ。

シリカの話で、空気中の塵の成分を書きました。
シリカが主で、酸化アルミや酸化鉄がそれに続きます。

都会に住んでいる人は、1ヶ月ぐらいで窓ガラスの汚れが気になるといいます。

通常の汚れていない透明ガラスでは光の透過率は90%ぐらい。
すりガラスだと、85%程度。たった5%の透過率の違いで、
外の風景がきれいに見えるか、ほとんど見えないかというレベルまで落ちていきます。

つまり、ガラスはわずかに汚れるだけでも気になる為、定期的な掃除が欠かせません。
ガラスの内側、室内側の汚れは、タバコや手垢、綿ぼこり程度で
さほど汚れませんが、外側はシリカや酸化鉄などを中心とする塵で汚れていきます。

悪いことにガラスへ静電気が帯電すると、余計塵埃はガラスへ付着し、
雨水が窓ガラスへかかることで、塵埃のミネラル成分と雨水成分が化学反応を起こし、ガラスへ強固に付着していきます。

ガラスが合成樹脂などでしたら、状況はまた変りますが、
そもそもガラスの主成分と塵埃の主成分は似たようなものであるため、
汚れの親和性が高く、汚れやすいのは当然のこととも言えます。

ちなみに塵埃の大きさは、1〜2ミクロンくらいのものが大部分。

タバコの煙は、0.2ミクロンの大きさですが、このぐらいの大きさになると、
下に沈降することなく、壁などにぶつかるまで、空気中を漂うことになります。

それは、タバコの煙を見れば、決して煙は地面に落ちていかず、
上の方へ拡散していくことからも、小さな粒子は重力によって沈降することなく、
空気中を漂うことがわかると思います。

ガラスの汚れは、住む地域によって汚れの度合いは変っていきますが、
外側の汚れはほっておくと、透明感が損なわれとれ難い汚れへ変化していくため、
定期的な掃除が欠かせません。外側のガラス拭きはとっても面倒なんですがね・・(^^;;

shin_chanz at 00:01|PermalinkComments(0) ミネラルファンデーション(MMU) 

2009年02月16日

ミネラルファンデーションの成分 シリカについて

最近、誤解が多いなと思うのが、シリカ。

ファンデーションに使われる素材で、酸化チタンを安全に使うためのコーティング剤としても多く利用されています。

シリカの結晶も、ファンデーションの素材として使われることが多くなっています。

シリカは、二酸化珪素(ケイソ)、無水珪酸とも呼ばれ、珪素と酸素がくっついた化合物です。

炭鉱などの粉塵で、塵肺になる事故も多く、シリカは毒性が強いなどとネット上では書かれていたりすることもあります。

ただ、よくよく考えてみると、この地球上に最も多い元素は酸素で、次が珪素です。
酸素は反応性が高いため、様々な金属と反応し、化合物を作りますが、
上に書いたとおり、珪素とくっつきシリカとして存在します。

酸素と珪素が反応した珪酸は、さらに他の金属ともくっつき、地面の土として、地球の陸地を形成しています。

つまり、シリカ系(珪酸)の成分は、どこにでも大量にあるもの。

窓ガラスなどは、珪酸にソーダ灰と石灰石を混ぜて作るものですし、セメントも珪酸が大部分を占めるものです。

窓ガラスの成分(シリカ72%、酸化アルミ1%、炭酸カルシウム9%、炭酸ソーダとカリ16%、酸化マグネシウム 2%)

さらには、地面の土の主成分である以上、シリカは大量に浮遊しています。
川崎、横浜地区の工業地帯で、塵を採取して、その組成を調べたものがありますが、
シリカが23〜33%、酸化鉄が7〜15%、酸化アルミが7〜11%、酸化カルシウムが8〜19%となっており、空中に浮遊している塵としては、
シリカが最も多く存在しています。

地面の主成分である以上、太古から風によって飛散するシリカの微粉末を吸って
動物は生活をしており、シリカへの耐性も人間の体はある程度持っているものと考えるほうが妥当ではないでしょうか。

空気中に普遍的に存在し、息をすれば入ってくるものですし、必要以上に危険視するのは、どうかと思います。


shin_chanz at 00:01|PermalinkComments(1) ミネラルファンデーション(MMU) 

2009年02月13日

生物農薬

最近、生物農薬が拡大しているようです。

あまり響きがよくない言葉ですが、自然に存在する菌や虫などを使って
化学農薬の変わりに使うというもの。

害虫の天敵や、植物に生えるカビの天敵(細菌)などを使用します。

生物農薬は、農薬市場の1%程度しか占められていませんが、
生物農薬を使用しても「農薬を使わなかったこと」になるため、
有機農法でも使用することができ、最近急激に使用が拡大しているようです。

とくに完全な有機農法を目指さなくても減農薬を求めるなら、
利用価値の高い農薬です。

ただ、一番の問題は費用と効果の弱さ。

農薬として使用しても虫なら移動しますし、菌でも風に飛ばれて効果が長続きしません。
また、いつでも使えるわけではなく、気温が低いと生物農薬(菌)の活動が低下して効果がまったくないこともあります。

そのため、主に外界と空気の出入りを遮断できるハウス栽培などに使われているようです。

また、化学農薬と違って、効く病気や害虫の種類も限られているため、
おのずと使用が限定されます。

植物は人間と同じように様々な病気に侵されます。

たとえばブドウに対する生物農薬は、ブドウから採取した菌が使われたり、
また、漬物などに利用される乳酸菌を使用したりと何かわけのわからない細菌を
どこからか持ってきて使うわけではありません。

本来、生物農薬だけで、化学農薬並みの収穫があって、
たとえ病気や害虫が発生しても一定範囲内で封じ込めれるものが
出来るのが理想ですが、そこまでいくには、まだまだ時間はかかるようです。


shin_chanz at 00:01|PermalinkComments(0) 植物の知識 

2009年02月11日

農業いろいろ

遺伝子組み換え作物というのは、昆虫の遺伝子を組み込んだようなものが
よく取り上げられていますが、少ない肥料を有効に利用するものや
育てるのに必要な水が少なくて済むものなど地道に改良されたものもあります。

おそらく遺伝子組み換え作物が最も有効な場所というのは、
食料が常に不足していて飢餓が蔓延しているアフリカでしょう。

食料があれば救える命がたくさんあります。

ところが、意外にもアフリカではほとんど遺伝子組み換え作物が植えられていません。

もともと水が少ない地域。本来なら日本より進んだ灌漑設備がないと
水が不足して、農業がむずかしく、またトラクターなどの農機具も不足しています。

遺伝子組み換え作物はアメリカで大量に植えられていますが、
いちいち畑を耕さなくても作物を植えることができるので、省力化が図れ、
土壌改善により雑草が減って、雨による土壌流出が減り、土地が豊かになるというメリットがあるからです。

たとえば、日本では、土地を耕さず、作物を育てるというのは無理なので、
土地をトラクターなどで耕した上で、作物を植えますが、台風や長雨が降ると
表面の土が雨で流されてしまいせっかく撒いた肥料や農薬の効果も薄まるという問題があります。

当然、必要以上に農薬や肥料が撒かれ、それが土と共に河川に流出して、
富栄養化を促進し、環境悪化につながっていきます。

資源の少ないアフリカには、土地を耕さなくても作物を育てることができる
遺伝子組み換え作物は向いてそうな感じですが、実はたとえ飢餓が蔓延していても
遺伝子組み換え作物を植えさせないという方針の国が多いようです。

それは、ヨーロッパへ輸出するための有機栽培を行う農場の存在のためで
農場経営者は政権中枢部に強力なコネが持ち、遺伝子組み換え作物が植えられるのを徹底的に防いでいます。

少しでも遺伝子組み換え作物が植えられると、その国から輸出される食品は
たとえ有機栽培を行っていても、完全な有機栽培とは認められなくなるからです。

日本のように豊かな国なら、お金を出せばいくらでも自分の信条にあった食料を
購入することができますが、アフリカはとにかく食料がないと明日まで生きれるかどうかがわからない土地柄です。

農業の省力化ができて、農薬や肥料も少なくて済む遺伝子組み換え作物は
資源の少ないアフリカにとって、非常に向いているような気がしていますが、
未だ国民が飢餓で何人死のうが、遺伝子組み換え作物を食べたくないヨーロッパ人向けの食料を確保するためにGM作物を拒否しています。

農場で作られた作物は、輸出されるだけで、貧しい国民の口には入りませんし、
いつまでそんなことを続けるのかなと考えてしまいます。

作物の育ちにくい土地には作物を植えないのが自然なのか、
テクノロジーをフルに利用して作り出した作物を植えるのがよいのか
難しいところですが、ただ、食料によって助かる命があるのなら、
遺伝子組み換え作物であっても植えたらよいのではと思います。


shin_chanz at 00:00|PermalinkComments(2) 植物の知識 

2009年02月09日

遺伝子によって、運命が決まってしまうのか?

海外で面白い実験がありました。

前立腺癌の患者から、前立腺の組織を取り出し、その後3ヶ月間は生活習慣を
一変させて、どの程度、遺伝子に影響が出てくるのか調査したものです。

高たんぱく高脂肪の肉食から、野菜中心で低脂肪の食事に変更し、
適度な運動を行い、ストレスをコントロールしていきます。

細胞の中には、様々な遺伝子が存在します。
癌を引き起こす遺伝子もあれば、癌を抑える遺伝子も同時に存在しています。

当然、癌を生む遺伝子が活発になれば、癌になり、
癌を抑える遺伝子が活発になることで、発ガンを抑制します。

この中で、3ヶ月ほど、低脂肪食とヨガなどを組み合わせて
健康的な生活を送ることで、どの遺伝子が活発になり、
また、活動が抑制されるかを比較しました。

すると、不健康な生活を行っていた3ヶ月前に比べて、
健康的な生活により、癌や炎症を引き起こす遺伝子の発現が抑制され、
癌抑制遺伝子が活発化していました。

医薬品では、癌化遺伝子の活動を抑える薬の開発が進められていますが、
生活習慣を改善させるだけでもある程度効果のあることがわかりました。

まあ、適切な食事と適度な運動は、昔から言われていることなんですが・・(^^;;

Proc Natl. Acad.Sci 105 8369-8374,2008

shin_chanz at 00:01|PermalinkComments(0) 細胞機能 

2009年02月06日

遺伝子の働き

大学や企業の研究成果を見ていると、何かの原因となる遺伝子を見つけたとか、
遺伝子の働きを抑えるものを見つけたとか、遺伝子に関する情報が新聞で発表されたりしています。

遺伝子といえば、たいていの方は、子供が生まれてくるときに受け継がれ、
子供の形を形成するときに使われるものと思われている方が多いかと思います。

中学生のときにメンデルの優性遺伝の法則を学習された方は多いでしょう。
両親のもつ遺伝子のうち、優性遺伝子の方が現れるというものです。
子供の顔は親に似ますが、まさに遺伝子が働いている証拠でしょう。

ただ、遺伝子が動くのは、子供がお母さんの体の中で形作られるときだけではありません。

人間が生まれたときから死ぬときまで様々な段階で、遺伝子が働いています。

生まれるときにすぐ使われる遺伝子から何か問題が起こったときに
動き始める遺伝子など、多岐に渡っています。

つまり、遺伝子というのは、たとえばどういうたんぱく質、皮膚を作るとか
肝臓を作るとかの各部品の設計図と、もうひとつその設計図をいつの時点で、
どの細胞がどの程度使うかという時間と場所の情報の主に2つの情報から成り立っています。

どちらが欠けても健常な体はできません。

医学書を見てみると、すべての妊娠で重篤な障害をもった子供の生まれる確立は約2%と書かれています。

50人に1人は、その障害が目に見える見えないは別にして、何らかの障害を抱えて生まれてくるため、意外に多いなという印象でしょうか。

ただ、自分自身を振り返えると、弱い色弱だっため、色覚異常の遺伝子を受け継いでいますし(男性の20人中1人は色覚異常)、今のところ健康ですが、ほかにも自分ではまだ認識していない遺伝子の欠陥があるのかもしれません。

shin_chanz at 00:01|PermalinkComments(0) 細胞機能