2009年04月

2009年04月29日

毛穴が目立

毛穴の悩みというのは、思春期頃から増えてきます。

基本的に毛穴というのは、3種類に分かれます。

大きな太い毛が生えている毛穴。
細く短く目立たない軟毛が生えている毛穴。
そして、皮脂がたっぷりと出てくる脂腺性の毛穴です。

皮脂を作る皮脂腺は軟毛や太い毛穴にも存在していますが、
皮脂の量はとくに脂腺性の毛穴からよく出てきます。

この毛穴には、大きな皮脂腺があり、大量の皮脂分泌が可能となっています。

ニキビができやすいのもこの毛穴の特徴。

皮脂は、天然の保湿クリームとも言われ、皮脂がでる部分は、
保湿され肌状態は良さそうに思われますが、実際はその逆。

皮脂の多い、毛穴付近では、肌細胞の状態も悪く、細胞の成熟が進んでいません。

つまり、天然保湿因子が細胞内で出来るまでに肌表面へ現れてしまい、
乾燥しやすい肌となっています。

しかも、毛穴の周囲の肌状態が悪いため、余計毛穴が目立つ結果となっています。

毛穴が目立つ人ほど、肌状態が悪く、キメが荒く、バリア能も落ち、つまり細胞の熟成が出来ていないという調査結果があります。

皮脂が多い人ほど保湿が出来るのでなく、肌状態が悪化するのは、皮脂の構成成分に変化が生じ、それが原因となっている可能性が示唆されています。

この変化というのが、皮脂が分解されて出来るオレイン酸の濃度上昇で、
皮脂中のオレイン酸の割合が高いほど、肌状態が悪くなります。

shin_chanz at 00:01|PermalinkComments(5) 細胞機能 

2009年04月27日

女性ホルモンを増やす香

女性ホルモンを増やす香が見出されています。

女性ホルモンは、乳がんや心血管疾患を患うリスクがありますが、
肌の水分を増加させたり、コラーゲンの量を増やしたりと有益な作用も少なくありません。

ホルモン量が変動する更年期の女性においては、有効性の高い成分でもあります。

ただ、化粧品に配合できる女性ホルモンというのは、かなり少なく、
化粧品や医薬部外品で女性ホルモンを補おうとしてもあまり効果は期待できません。

そこで、他の方法が模索され、その内の1つとして香りを嗅ぐことで、
何らかの影響が体内へ現れ、女性ホルモン量にも変化が生じるのではないかと
推測され精油の影響について実験が行われました。

具体的には、20〜30代の女性に、代表的な精油を8分間嗅いでもらって
唾液中の女性ホルモン量に変動があるかどうか調査されました。

調査対象に選ばれたのが、レモンやラベンダー、ローズ、イランイラン、サンダルウッド、アンブレットシードオイルです。

この中で、唯一アンブレットシードオイルだけが、120〜150%のホルモン量増加が確認されました。

他の精油については特に効果はありませんでした。

アンブレットシードオイルの興味深いのは、女性のみにその効果を示すこと。

40〜50代の女性であっても同じように女性ホルモン増加効果を示しますが、
20〜50代の男性では効果はありません。

男女差が生じる理由については、まだ解明されていませんが、
更年期の女性にとって、アンブレットシードオイルは有益性が示されています。

shin_chanz at 00:01|PermalinkComments(6) 植物の知識 

2009年04月24日

子供のアザ治療

子供専門病院で新患者数が皮膚科に限っては増加しているという報告があります。
(JCSS,11-17,33(1),2009)

10年前はアトピーを中心とした皮膚炎や細菌やウィルスの感染症が
メインだったものが、今ではアザによる患者がアトピー等の皮膚炎患者より
多くなっているとか。

生後1ヶ月からレーザー治療が可能なので、顔等にあるアザ治療を
レーザーで行います。

アザは成人になってから、治療するのが一般的でしたが、
今では、幼稚園や保育園に入る前、他の子供からイジメの対象にならないためにや
劣等感を頂いて、性格形成に影響を及ぼすことを恐れた親が増え始めたため、
レーザー治療の低年齢化が進んでいます。

アザは単に着色しているだけでなく、血行が過剰に促進されているため、
細胞へ栄養分が課題に供給され、皮膚の組織が過大に成長することもあります。

過大に成長すると、アザだけでなく、皮膚の隆起が伴いますので、
ますます他人との違いがでてきます。

このため、レーザー治療で、異常に増えた血管を破壊して、アザを治療していきます。

メラニンが少ないほど、レーザーの効果が上がり、異常血管に対する効果も
高くなりますので、年齢が低いほど効果的になります。
たとえば1歳なら有効率は93%で、1−6歳で85%、6歳以上で56%と
早期に治療を始めるほど良い結果となっています。

アザは色素が増えるだけ無く、皮膚の隆起を伴うこともあり、
皮膚が隆起すると、レーザー治療の効果がかなり落ちるため、
治療開始時期をいかに早めるかで、後に残る瘢痕の量を軽減できるかが変わってきます。

アザは生まれる子供の2%に生じ、自然消失も起こるため、
顔以外の部分では美容上それほど問題にはならないと思いますが、
中には血行が良すぎて皮膚が過大成長する場合もありますので、早期に皮膚科医と相談するのが良いかと思います。



shin_chanz at 00:01|PermalinkComments(0) 病気 

2009年04月22日

ロタウィルス その2

ロタウィルスについて、家にある標準微生物学に載っていましたので、
参考に書いておきます。

日本では5歳までにほぼすべての子供がロタウィルスに感染するということですので
感染を予防するのは、難しい病気です。

ただ、幼児でも年長になれば、親の言うことをきいて、食塩や砂糖をまぜた水を
のめるなら脱水による重症化は防げそうな気がします。

発展途上国では、毎年80万人の子供がこのウィルスによって死んでいます。
十分な医療設備がないため、点滴で栄養分を注入できないのが原因のようです。

ロタウィルスに感染しても自然経過でよくなることも多く、医療機関を受診するのは
8人に1人で、そのうち2割が脱水症状で入院するようです。

たしかにうちの子供は2歳なので、水を飲めと言い聞かしても自ら飲むことはなく、
無理やり飲ませるしかありません。ただ、無理やりのまそうとしても多少知恵が
あるのか、すぐに吐き出して、全く飲もうとせず苦労したのもしばしば。

小児救急病院の医師からは、入院して24時間点滴での治療も提案されましたが、
それだけ脱水で入院する子供が多いということでしょうか。

文献には、小児の入院患者のうち、4割が脱水症状を占めるとありますから、
水を飲ませようとしても嘔吐や飲みたくないという子供の意思により
水を十分にとることができず、入院する子が多いのが現状でしょうか。

私の住んでいる市は、入院しても子供の医療費はごくわずかな負担で済ますし、
入院して、専門医の治療を受けるのも悪くはないと思いました。

ロタウィルスが感染を起こすのは、腸の細胞の中でも最も外側に位置する細胞で
この細胞がやられることで、栄養の吸収がままならなくなり、下痢が起こります。
栄養分の吸収を担う細胞が集中攻撃を受けるのですから、下痢は当然でしょう。

ただ、腸の細胞には、白血球がたくさんいますので、感染した腸の細胞を
白血球が攻撃することで、感染の拡大を防ぎます。

最後に肌のターンオーバーと同じく、感染した腸の細胞を切り離して、
丸ごと生まれ変わることで、一週間程度で回復します。

水を飲んで下痢を引き起こし、感染した腸の細胞をどんどん排出する必要があるため
電解質の入った水の飲むことが治療の基本となるようです。

ちなみにロタウィルスに対するワクチンは開発され、欧米で使用されましたが、
重度の副作用を起こす可能性があり、発売中止となっています。

ウィルスを弱まらせて作ったワクチンのようですが、残念ながら体質によっては
弱いはずのウィルスに体が負けることもあるようです。


shin_chanz at 00:01|PermalinkComments(0) 病気 

2009年04月20日

ロタウィルス・・・

うちのチビは今月で2歳。
そろそろ旅行でもと思い、TDLに行く予定だったのが、
チビさんが出発6時間前に救急病院に駆け込む羽目に。

この半年、風邪を引いても熱が出ることも無く、体力がかなりついたと
安心していましたが、まさか旅行の出発日に発症するとは・・(^^;;

聞けば、うちの地域では、ロタウィルスが流行していて、
夜中に100人くらいの子供が急病人として担ぎ込まれるそうですが、
そのうちの8割か9割がロタウィルスによる胃腸風邪とか。

感染力が強く、わずかなウィルスでも体内に入ると発症するため、
感染が広がっているようです。

症状は吐き気がひどく、下痢も水便で紙おむつでも吸収しきれないほど。

夜中の3時に病院へ行って、とりあえず薬をもらってしばらくは
ましになりましたが、それでも様子はおかしいので、
かかりつけの小児科を受診することに。

点滴を500ml打ってもらいましたが、40℃の熱が解熱剤でほとんど下がらず
常にぼーとして、全く食欲が無い状態。

点滴を打って栄養分を供給しても、水を飲ませてウィルスを押し流さない限り
症状がなかなか改善しにくいのが胃腸風邪。

ウィルスが腸内でどんどん増殖していくため、水を飲ませてとにかく排出させないと
いけないのですが、これがなかなか飲んでくれません。

泣きながら嫌がる子供の体を押さえつけてスポイトで無理に飲ませるしかなく、
親子共に疲れる作業で、いやはや・・。

一時期は脱水症状が進んで、入院して24時間点滴も選択肢の1つでしたが、
入院せずになんとか乗り越えつつあります。

ロタウィルスの潜伏期間は2日。感染はおそらく風邪気味だったので、時間的には
旅行前、念のためと診察を受けた小児科でもらってきた疑いが濃厚です。

感染症に罹った子供が触ったものをまた触れて、その指を口にくわえると
感染が成立するほど、感染力が高いとか。

病院から帰ったら手洗いを行っていましたが、それでも感染は防げず
小児科での過ごし方に色々反省すべき点があったのだろうし、
そもそもそれほど重症化していない風邪で病院へ行った方が間違いだったのかもしれません。

小さなお子様をお持ちの方は、私のような失敗を犯さないことを願いします。

shin_chanz at 00:01|PermalinkComments(2) 病気 

2009年04月17日

見直されるグリセリン

界面活性剤の刺激を緩和するのに最も安い原料といえば、グリセリン。

合成界面活性剤であるラウリル硫酸ナトリウムの刺激を抑え、
皮膚水分を測定すると、水分量の損失を大幅に減らす効果が認められます。

洗剤にグリセリンを入れても洗い流されるだけだと思いきや
機器測定すると、その配合効果はしっかり現れます。

洗顔石鹸でも高いものは透明性が高い、つまりグリセリンを
多く配合したものが洗い上がりがしっとりして好まれることを勘案すると、
グリセリンは安価な原料でありながら付加価値を上げるコストパフォーマンスの
良い原料だということがわかります。

このグリセリンですが、海外の論文(Br J Dermatol 23-34,159(1),2008)では、
グリセリンの皮膚内での効果について触れられています。

肌の水分量を上げるだけでなく、皮膚の弾力を向上したり、
つまりハリのある肌へ導いたり、バリア修復を促進するという効果です。

他にも角質がたまらないように、角質同士をくっつけているたんぱく質の分解を促進したり、創傷治癒を促進する効果もあるとか。

確かに皮膚科領域では、100年以上前からグリセリンと苛性カリを配合した
ベルツ水が使われていたりして、昔からグリセリンを乾燥肌対策として使用していました。

グリセリンは水酸基が3つあって、これが水分子とくっつくことで保湿効果を発揮します。

グリセリンの水酸基のうち1つが脂肪酸とくっついたモノグリセリドになると
保湿効果はありません。水酸基が3つから2つなるだけも大きく性能は変化します。

グリセリンをいくつもくっつけて連なったポリグリセリンがありますが、
こちらもグリセリンほど保湿効果は高くありません。

ほんのわずかに変わるだけでもグリセリンの良さが失われるので、
化学構造の重要性を思い知らされます。

残念なことにグリセリンがいいからといって、たくさん配合しても
べたつきが強くなり、不快感が強まるため、高配合することはできません。



shin_chanz at 00:01|PermalinkComments(0) 化粧品原料 

2009年04月15日

角化不溶性膜

NMF成分をたっぷり肌の中で作るには、熟成工程が欠かせません。

角質細胞は硬い殻で覆われており、殻の中でしっかり熟成され(たんぱく質が分解され)、NMF成分が作られていきます。

この硬い殻はたんぱく質同士がくっついて出来るものですが、角化不溶性膜(CE)ともいい、ここ数年注目を浴びている成分です。

CEは、時間経過と共に熟成して、健全な角層となりますが、
一部のセラミドはCEとくっつき、バリア機能の発揮に対して重要な役割を担っています。

つまり、CEがしっかり熟成されていないとNMF成分は中途半端な量となりますし、セラミドなどのバリア成分も細胞間に保持されにくくなり、バリア機能も弱くなります。

そのため、バリア機能においても保湿においても角質細胞の一番外側の硬い殻が重要だということが再認識されています。

もし、このCEを早く成熟化させてやれば、NMF成分は早く作られるだろうし、セラミドも角質細胞と早期にくっつき、セラミドが規則正しく整列し、バリア機能もしっかり発揮されるのではないかと考えられ、今では様々なCE成熟化成分が開発されています。

なお、角質細胞自体の成熟には、様々な成分が絡んでいますが、ほかにカルシウムやカリウムといったミネラルも重要な働きをしています。

表皮細胞が形態を変えて、角質層になるためには一定量のカルシウムやカリウムが必要で、細胞はその濃度に応じて、成熟していきます。

バリアが破壊されるとミネラルの濃度がおかしくなり、角質の成熟もうまくいかなくなります。

「何気ない成分」を利用して、細胞は成熟していくので、色々解明されていくのは面白いですよね。


shin_chanz at 00:01|PermalinkComments(3) 細胞機能 

2009年04月13日

NMF成分 その3

NMFの成分が肌から流出すると、乾燥し、肌が硬くなってきます。

流出の原因は、色々ありますが、セラミドなどのバリア成分が少なくなることにより、角質細胞から抜けていくのが一番多いです。

NMFは水に良く溶けるアミノ酸やそのほかの成分から成り立っていますので、
単なる水の洗顔でも角質層に入り込んだ水に溶け込んで、抜けていきます。

バリア成分は油ですので、角質層を油でコーティングし、水の侵入を防ぎますが、
バリア成分が少ない場合は、そういったことも期待できず、
洗顔や入浴時、汗をかいたときなど、侵入してきた水にNMF成分が溶けて
あっけなく流出してしまいます。

また、NMF成分は、皮膚の酵素により、皮膚が分解される過程で
出来るものです。

皮膚の原料は水を良く吸う成分から多くできているので、
元の原料に戻すように分解し、一部はもっと水を吸う成分へ変化させることで、
水分を保持できるように作り変えていきます。

実に合理的なシステムだと、感心してしまいますが、
皮膚を分解し、十分な保湿成分を作るためには、それなりの時間が必要です。

肌荒れなどが起きると、肌が白く剥けるようになりますが、
そのような状態は、角質層が幾層にもつながって剥がれていく証拠。

本来、一枚ずつ剥がれることで、十分に熟成され、保湿成分もできるはずなのが
肌荒れを起こすと、皮膚がどんどん剥がれていき、熟成時間が確保できません。

そのため、肌荒れが続くという悪循環に陥ります。

NMFが抜けて硬くなる代表的な例は、足のかかとです。
かかとはターンオーバーが遅くなり、通常は20層くらいの細胞の厚みが
50層にもなっています。

はがれにくくなるということは、それだけ入浴回数を経験するということにもなります。
そのため、かかとの最外層というのは、入浴や汗などでNMFがかなり抜けてしまい、柔軟性が保てず硬くなりがちになります。

shin_chanz at 00:01|PermalinkComments(2) 化粧品原料 

2009年04月10日

NMF成分 その2

ピロリドンカルボン酸ナトリウムは、肌にある成分なのに多く配合すると
赤みがでる成分として知られています。

そのため、当初は刺激性が強いのではないかと疑われましたが、
皮膚の細胞に取り込まれると、一酸化窒素に変換され、この一酸化窒素により血行が促進されることがわかりました。

ほかにアミノ酸系で血行促進を行う成分としては、アミノ酸のアルギニンも同じ効果を持っています。

こちらも同じように細胞で分解され、一酸化窒素となることで、血行を促進します。

あまりに多く配合すると、赤みがでて、刺激が強いと誤解されるため、配合量を制限する必要がありますが、目のクマ対策など、血行の促進が必要な部分についてはなかなか有意義な成分です。

ちなみにピロリドンカルボン酸をアルギニンで中和したものは、血行促進剤としてノエビア社から特許が申請されています。

なお、ピロリドンカルボン酸は、グルタミン酸から製造されています。
160℃で加熱することで、脱水反応が起こり、グルタミン酸からピロリドンカルボン酸へ変化します。

グリセリン並みの保湿力を持つため、たばこやインキ、紙などにも保湿剤として使われることもあります。

ただ、問題は、乳酸ナトリウムもそうなのですが、配合量が多いとべたつくこと。

グリセリンもべたつきという問題がありますが、ピロリドンカルボン酸ナトリウムも保湿力があるからといって多く配合すると、べたつきがでてしまいます。
そのため、使用感の点から配合量は限られてきます。

ヒアルロン酸やコラーゲンなどといった高分子系の保湿剤は、濃度が高いと
つっぱり感がでますし、ピロリドンカルボン酸ナトリウムや乳酸ナトリウム、
グリセリンは濃度が高いとべたつきが生じ、この高分子系の成分と
低分子系の保湿剤を組み合わせることで、両方の短所を克服し、長所を生かすことが出来ます。

shin_chanz at 00:01|PermalinkComments(0) 細胞機能 

2009年04月08日

NMF成分 その1

NMF−natural moisturing factorという言葉はご存知でしょうか?

天然保湿因子とも呼ばれています。

角質層に含まれる成分で、主には角質のたんぱく質が分解して出来ています。

NMFの成分は、アミノ酸が16種類含まれ、全体のうち40%を占めています。
そしてピロリドンカルボン酸が12%、乳酸ナトリウムが12%、尿素7%、
残りはミネラルや糖、たんぱく質となります。

尿素は手作り化粧水の美肌水として、10年前にヒットしましたが、
このものが保湿を行うというより、保湿の補助を行うといった方がよい成分です。

この天然保湿因子のなかで最も保湿力が強いのは、ピロリドンカルボン酸ナトリウム。

ピロリドンカルボン酸では、保湿はいまいちですが、ナトリウムとくっついたピロリドンカルボン酸ナトリウムとなることで、水を強く引き寄せ、保湿効果を発揮します。植物にも広く存在し、野菜や大豆に含まれます。

また、同じような保湿効果を発揮する成分に乳酸ナトリウムがあります。
乳酸を多く含む食品といえば、ヨーグルト。乳酸ナトリウムという形になると
ピーリング効果はありませんが、乳酸の状態だとピーリング効果と美白効果があります。

こちらもピロリドンカルボン酸ナトリウムと同様にグリセリンぐらいの保湿効果を持ち、化粧品の保湿成分としてよく使われます。

ピロリドンカルボン酸ナトリウムはスキンケア化粧品にNMF様成分として、
よく配合されるのですが、配合量が多いと、赤みがでるという特徴があります。

この赤みは刺激を感じたから発赤になったわけではなく、血流が促進されることで生じるものです。

shin_chanz at 00:01|PermalinkComments(3) 細胞機能