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2006年10月09日

意外と薄い市販原液エキスの濃度

化粧品原料としている原液エキスですが、その有効成分は非常に薄いものです。

エキスとしては1%程度で、残りはエタノールや水、BGばかりとなっています。

化粧品にたとえば5%配合しても純エキス分としては、0.05%に
しかなりません。

ただ、化粧品メーカーとしては、エキスを5%配合しているのだから、
使っている原料として上位に記載したいというのが、当然でしょう。

しかし、実際に化粧品の中に配合されるのは、たったの0.05%です。

消費者団体側からすれば、成分表示は純エキス量に準ずるものであり、
0.05%しか配合しないのにあたかも高濃度にエキスを配合しているように
見せかけるのは悪質な行為だとして問題にしました。

結局、植物エキスを10%配合しても実際には水やエタノール、BGが
9.9%で残り0.1%が純植物エキスに過ぎないということで、
植物エキスの表示順は純エキス分の配合量に準じて記載することになりました。

つまり、全成分表示では、化粧水やクリームにおいて
植物エキスが表示の上位に来ることはありえないのです。

大手や中堅どころが、全成分表示を偽るとブランド失墜に当たるので、
そのようなことはしません。
得られるメリットより失うデメリットの方が、大きすぎるからです。

ただ、チープメーカーは、おそらくエキスを5%配合したら、
わざと配合順を上位に持ってきてあえて表示違反するだろうからと、
全成分表示を導入する際に、行政からいろいろ注意がありました。

事前の予想どおり、全成分表示からだいぶ経ちましたが、
あまり聞いたことがないブランドでは、HPやチラシで
全成分表示順をわざとエキスを上位に持ってきたりしています。

ところで、エキスの濃度ですが、各原料会社によってばらつきが
ありますが、だいたい以下の範囲内になります。

純エキス分以外は、水、エタノール、BGとなります。
たとえば純エキス分が1%だと、BG50%、水49%という感じです。

アロエエキス  純エキス分0.5〜2.5% 
オウゴンエキス 純エキス分0.5〜1.5% 
オウバクエキス 純エキス分1.0〜1.3%
海藻エキス   純エキス分0.3〜1.0%
カミツレエキス 純エキス分0.2〜1.0%
クジンエキス  純エキス分0.9〜1.0%
クロレラエキス 純エキス分0.5〜1.0%
シャクヤクエキス純エキス分1.0〜2.5%
ソウハクヒエキス純エキス分0.4〜1.0%
ダイズエキス  純エキス分0.3〜0.5%

案外と薄いものが多いと思いませんか(笑)?

こうしたエキスを化粧品に配合する量は、エキスとして0.1〜数%ぐらい。
純エキス分としては、0.0001〜0.05%程度ぐらいが通常のようです。


shin_chanz at 09:52│Comments(0)

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