箕面の滝高濃縮タイプの抑毛ローション その2

2006年11月07日

高濃縮タイプの抑毛ローション その1

数年前ダイズを使った抑毛ローションが流行りました。
一定の効果があるようで、ダイズといえばムダ毛抑制というのが、
なんとなく浸透したような気がします。

ところで、どうしてダイズは抑毛効果があるのでしょうか?

生薬エキスはいろいろあるのに、どうしてダイズなのでしょう。

それは、ムダ毛の成長というのは、男性ホルモンで促進されるため、
抑毛作用を発揮するのは、その反対の成分が最適となるからです。

つまり抑毛には、女性ホルモンに似た構造の成分が効果を発揮し、
それこそが、イソフラボン類となります。
特にダイズのイソフラボンは、女性ホルモン様作用を持つことで
よく知られています。

ただ、通常、植物の体内に貯蔵されているイソフラボンは
糖がくっついた配糖体という形で貯蔵されています。

配糖体になる理由は、水に溶けやすいことと、
植物にとっても低毒性となるためです。

困ったことに、抑毛効果を発揮するには、毛を作る細胞内へ入って、
女性ホルモンがくっつく場所にイソフラボンが取り付く必要があります。

このとき、糖がくっついた配糖体タイプではだめで、
糖がはずれたイソフラボンアゴリコンという形になる必要があります。

人間の皮膚には糖をはずす酵素があるのですが、
その活性はさほど強くありません。

また、ダイズにはもうひとつ問題があって、
イソフラボンの含有量が意外と低いという点です。
毎日食べるなら豆腐程度でもよいのですが、
抑毛の場合、有効成分の量が少なければ効果もしっかり発揮できません。

この欠点を克服するためには、イソフラボンアゴリコンを
配合したサプリメントから抽出するのが今のところベターです。
(微生物の酵素で糖をはずしたダイズ発酵エキスなどが相当します。)

ただ、サプリメントもいろいろ余計な添加物が入っていますので、
その添加物が少ないものがよいと思います。

shin_chanz at 22:45│Comments(2) 脱毛 

この記事へのコメント

1. Posted by D-PiPi   2006年11月08日 23:04
しんちゃん、こんばんは。

大豆が毛の成長を抑制する効果がわかったと皮膚科医の本で見ました。

男性型脱毛の薬剤に5αリダクターゼ酵素の働きを抑制するものがあります。
毛深い人は、アンドロゲンの反応性が強いといいますが、イソフラボンの抑毛効果は毛根にレセプターがあるわけですか?

大豆イソフラボンはトクホの上限量が設定されましたが、きな粉なども多いです。
http://www.fsc.go.jp/sonota/daizu_isoflavone.html#3
2. Posted by しんちゃん   2006年11月09日 21:29
D-PiPiさん、こんにちは

イソフラボンの場合は、男性ホルモンを活性化する酵素を阻害することも重要ですが、女性ホルモン自体が毛乳頭細胞内のレセプターにくっつくことにより抑毛作用が出るみたいです。

頭皮の場合は、逆で、女性ホルモンがレセプターにくっつくと発毛を促進するたんぱく質が産出されることがライオンの研究でわかっています。

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