2006年11月08日
高濃縮タイプの抑毛ローション その2
男性でも効果的な抑毛ローションとなりますと、
エキスをかなり高濃度配合する必要が出てきます。
文献を見てみるとイソフラボンとして0.2%という数字がありました。
これは原料メーカーが出しているダイズエキスが0.5%ですので、
それを40%も配合したような量です。
通常、このような量になると大豆では出来ません。
ダイズに含まれる量はせいぜい0.1%で、多くても0.2%です。
作れるとしたら、カッコンですが、これも厳しい量となります。
カッコンには、通常2〜10%ほどイソフラボンが含まれています。
つまりカッコンエキスを50%ほど配合したローションを
作ればある程度効果的なものとなります。
ただ、カッコンエキスは、澱粉の析出を防ぐために
無水エタノールで抽出する必要があり、
50%エタノールでは、肌にぬるにはちょっと刺激が強すぎます。
そのため、現実的になるとカッコンエキスを10%程度配合した
ローションで、お風呂上り、就寝前、朝起きたときと
手入れする回数を増やすことで、濃度の低いハンディを乗り越える
必要があるでしょう。
なお、簡単に高濃度のイソフラボンローションを作ろうとなると、
サプリメントからの抽出になります。
ファンケルのダイズイソフラボンというサプリメントがありますが、
これには1粒に総イソフラボン:40mg
イソフラボンアグリコン:12mg(ダイゼイン:5.4mg、ゲニステイン:6.6mg)
が含まれています。
これを無水エタノール20mlに、砕いた10粒を入れて、
3日ほど抽出したあと、
上澄みを全量使って100mlのローションを作れば、
かなり効果的な抑毛ローションとなります。
また、毛を作る細胞へダイレクトに作用するイソフラボンアゴリコンタイプ
なので、カッコンエキスを使うより効果的となります。
なお、抑毛といっても毛が全く生えなくなるわけではありません。
毛の生えている本数が少なくなるという程度です。
ただ、毛の生えているところを観察してみればわかりますが、
硬いメラニンの含んだ毛穴は目立ち、薄くて細い産毛については
ほとんど毛穴が目立ちません。
剃刀で剃ったり、除毛剤を使っても毛穴の大きさというのは
なかなか変わるものではありませんが、
抑毛ローションでは、硬毛を軟毛に導くことで、
目立つ毛穴も小さくするという期待を持てます。
ただ、イソフラボンが作用するには、毛穴の中を通って、
毛を作る細胞まで、届く必要があります。
それはどこかというと表皮を抜けて、真皮になりますので、
そこまで浸透させようとなるとエタノールの力が必要となります。
頭皮の場合は、皮膚が分厚く刺激に強いので、エタノールを70%程度まで
配合してもさほど問題にはなりませんが、
抑毛ローションの場合は、手足に使うものですので、
せいぜい20%程度ぐらいが刺激を考えると
限界になるのではと思います。
また、抑毛ローションを使うと、皮脂の量が減るので、乾燥します。
これはイソフラボンは、皮脂を作る細胞にくっつくと
皮脂を作らないように働きかけますので、
よく効くローションほど、乾燥するというジレンマに陥ります。
そのため、ローションを使った後は、クリームかオイルなどで
油分を補給してやる必要があります。
なお、今回紹介したエキス配合量は男性の剛毛でも
効く可能性があるレベルの量です。
さほど、毛が濃くない場合は、たとえばカッコンエキスを
5%程度にするとか、エキスの配合量を少なくするようにしてください。
エキスをかなり高濃度配合する必要が出てきます。
文献を見てみるとイソフラボンとして0.2%という数字がありました。
これは原料メーカーが出しているダイズエキスが0.5%ですので、
それを40%も配合したような量です。
通常、このような量になると大豆では出来ません。
ダイズに含まれる量はせいぜい0.1%で、多くても0.2%です。
作れるとしたら、カッコンですが、これも厳しい量となります。
カッコンには、通常2〜10%ほどイソフラボンが含まれています。
つまりカッコンエキスを50%ほど配合したローションを
作ればある程度効果的なものとなります。
ただ、カッコンエキスは、澱粉の析出を防ぐために
無水エタノールで抽出する必要があり、
50%エタノールでは、肌にぬるにはちょっと刺激が強すぎます。
そのため、現実的になるとカッコンエキスを10%程度配合した
ローションで、お風呂上り、就寝前、朝起きたときと
手入れする回数を増やすことで、濃度の低いハンディを乗り越える
必要があるでしょう。
なお、簡単に高濃度のイソフラボンローションを作ろうとなると、
サプリメントからの抽出になります。
ファンケルのダイズイソフラボンというサプリメントがありますが、
これには1粒に総イソフラボン:40mg
イソフラボンアグリコン:12mg(ダイゼイン:5.4mg、ゲニステイン:6.6mg)
が含まれています。
これを無水エタノール20mlに、砕いた10粒を入れて、
3日ほど抽出したあと、
上澄みを全量使って100mlのローションを作れば、
かなり効果的な抑毛ローションとなります。
また、毛を作る細胞へダイレクトに作用するイソフラボンアゴリコンタイプ
なので、カッコンエキスを使うより効果的となります。
なお、抑毛といっても毛が全く生えなくなるわけではありません。
毛の生えている本数が少なくなるという程度です。
ただ、毛の生えているところを観察してみればわかりますが、
硬いメラニンの含んだ毛穴は目立ち、薄くて細い産毛については
ほとんど毛穴が目立ちません。
剃刀で剃ったり、除毛剤を使っても毛穴の大きさというのは
なかなか変わるものではありませんが、
抑毛ローションでは、硬毛を軟毛に導くことで、
目立つ毛穴も小さくするという期待を持てます。
ただ、イソフラボンが作用するには、毛穴の中を通って、
毛を作る細胞まで、届く必要があります。
それはどこかというと表皮を抜けて、真皮になりますので、
そこまで浸透させようとなるとエタノールの力が必要となります。
頭皮の場合は、皮膚が分厚く刺激に強いので、エタノールを70%程度まで
配合してもさほど問題にはなりませんが、
抑毛ローションの場合は、手足に使うものですので、
せいぜい20%程度ぐらいが刺激を考えると
限界になるのではと思います。
また、抑毛ローションを使うと、皮脂の量が減るので、乾燥します。
これはイソフラボンは、皮脂を作る細胞にくっつくと
皮脂を作らないように働きかけますので、
よく効くローションほど、乾燥するというジレンマに陥ります。
そのため、ローションを使った後は、クリームかオイルなどで
油分を補給してやる必要があります。
なお、今回紹介したエキス配合量は男性の剛毛でも
効く可能性があるレベルの量です。
さほど、毛が濃くない場合は、たとえばカッコンエキスを
5%程度にするとか、エキスの配合量を少なくするようにしてください。
shin_chanz at 21:51│Comments(13)│
│脱毛
この記事へのコメント
1. Posted by じゅん 2010年10月21日 10:30
だいぶ過去の記事で申し訳ないのですが、
ファンケルに問い合わせたところ、
イソフラボンのサプリメントは
グリコシド型であるとの回答でした。
どう思われますか?
どちらが正しいのでしょうか?
ファンケルに問い合わせたところ、
イソフラボンのサプリメントは
グリコシド型であるとの回答でした。
どう思われますか?
どちらが正しいのでしょうか?
2. Posted by しんちゃん 2010年10月21日 22:21
じゅんさん、こんにちは
それではその回答が正しいです。
さすがに4年前とは違って内容物の仕様が変わってしまったようですね。
アグリコン型のものを探されることをお勧めします。
それではその回答が正しいです。
さすがに4年前とは違って内容物の仕様が変わってしまったようですね。
アグリコン型のものを探されることをお勧めします。
3. Posted by えにぃ 2010年10月22日 23:28
しんちゃんさん、こんにちは。
わたしもファンケルのイソフラボンサプリメントで抽出していましたが、
グリコシド型ではあまり効果は見込めないのでしょうか?
わたしもファンケルのイソフラボンサプリメントで抽出していましたが、
グリコシド型ではあまり効果は見込めないのでしょうか?
4. Posted by しんちゃん 2010年10月24日 00:05
えにぃさん、こんにちは
まったく効果が無いというわけではありません。
ただ、効果を発揮するには一度糖が外れる必要があって、最初から糖が外れたものの方が早く効果が出やすくなります。
糖をはずす酵素がふんだんにあれば別ですが、そうではないので、グリコシド型は効果が弱くなります。
まったく効果が無いというわけではありません。
ただ、効果を発揮するには一度糖が外れる必要があって、最初から糖が外れたものの方が早く効果が出やすくなります。
糖をはずす酵素がふんだんにあれば別ですが、そうではないので、グリコシド型は効果が弱くなります。
5. Posted by えにぃ 2010年10月24日 06:33
しんちゃんさん、こんにちは。
なるほど、そうなのですね、始めからアグリコン型は糖が外れていて、
その外す為の酵素を必要としないからダイレクトに効くということですね。
分かりやすいご説明ありがとうございました。
なるほど、そうなのですね、始めからアグリコン型は糖が外れていて、
その外す為の酵素を必要としないからダイレクトに効くということですね。
分かりやすいご説明ありがとうございました。
6. Posted by 肩幅 2011年01月17日 11:27
抑毛ローションを作ろうと色々調べていますが
現在のファンケルはグリコシンとアグリコンの
2つの型がまとまったような感じ・・・
と聞いたのですが・・・この場合はどうなのでしょう。
アグリコン換算値も25mgと大幅に変わっておりますし・・・
現在のファンケルはグリコシンとアグリコンの
2つの型がまとまったような感じ・・・
と聞いたのですが・・・この場合はどうなのでしょう。
アグリコン換算値も25mgと大幅に変わっておりますし・・・
7. Posted by 肩幅 2011年01月17日 14:10
連コメ失礼します
アグリコン系イソフラボンのサプリで調べたところ
大塚製薬のネイチャーメイドが見つかりました
(電話確認でアグリコンと確認)
原材料の乳糖が気になりますが・・・どうなんでしょうね?(コメントに糖がうんぬん書かれてありますが)
ちなみにファンケルの2つの型がまとまった感じと言うのは自然に近い感じで作りだしているからだそうです。
(電話確認にて)
アグリコン系イソフラボンのサプリで調べたところ
大塚製薬のネイチャーメイドが見つかりました
(電話確認でアグリコンと確認)
原材料の乳糖が気になりますが・・・どうなんでしょうね?(コメントに糖がうんぬん書かれてありますが)
ちなみにファンケルの2つの型がまとまった感じと言うのは自然に近い感じで作りだしているからだそうです。
(電話確認にて)
8. Posted by しんちゃん 2011年01月17日 19:36
肩幅さん、こんにちは
ネイチャーメイドがアゴリコンタイプならそれを利用されることをお勧めします。
乳頭については保湿剤となります。
ファンケルも「自然」を意識しているのでしょうか。
飲むにしろ塗るにしろ効きやすいのは、アゴリコンのみで出来たタイプとなります。
ネイチャーメイドがアゴリコンタイプならそれを利用されることをお勧めします。
乳頭については保湿剤となります。
ファンケルも「自然」を意識しているのでしょうか。
飲むにしろ塗るにしろ効きやすいのは、アゴリコンのみで出来たタイプとなります。
9. Posted by 肩幅 2011年01月18日 18:44
情報有難うございました。
また何か気になる事がありましたら・・・
また何か気になる事がありましたら・・・
10. Posted by 肩幅 2011年01月23日 22:05
化粧水のエキス抽出方法を見ましたが
グラム単位なのは何故なのでしょうか?(作ろうにも分かりづらいので・・・)
また、水で薄める際にはミネラルウォーターを使おうと思うのですがどういったものがよろしいでしょうか?(例としてヴォルビックはフィルターによるろ過で殺菌消毒はしてないので・・・)
グラム単位なのは何故なのでしょうか?(作ろうにも分かりづらいので・・・)
また、水で薄める際にはミネラルウォーターを使おうと思うのですがどういったものがよろしいでしょうか?(例としてヴォルビックはフィルターによるろ過で殺菌消毒はしてないので・・・)
11. Posted by しんちゃん 2011年01月24日 21:17
肩幅さん、こんにちは
グラム単位は、料理用電子スケールを使用を想定しています。
液体などは1g=1mlで考えていただいてもよいです。
また、ミネラルウォーターは、軟水タイプが良いです。
ミネラルができるだけ入っていないほうが成分の抽出には効果的です。
たとえば、キリンのアルカリイオン水などが抽出には向いています。
グラム単位は、料理用電子スケールを使用を想定しています。
液体などは1g=1mlで考えていただいてもよいです。
また、ミネラルウォーターは、軟水タイプが良いです。
ミネラルができるだけ入っていないほうが成分の抽出には効果的です。
たとえば、キリンのアルカリイオン水などが抽出には向いています。
12. Posted by 肩幅 2011年02月07日 17:45
ブチレングリコールの購入の際に注意点はあるんでしょうか?
カワチヤ食品と言う店でBGを見つけましたが保存容器がフタ式のポリ系のボトル(透明でスクリューキャップではない、自分の店で入れている)なのが気になりまして・・・
アマゾンなので検索するとスクリュー系の蓋でどれも遮光ビンなので気になりました。
カワチヤ食品と言う店でBGを見つけましたが保存容器がフタ式のポリ系のボトル(透明でスクリューキャップではない、自分の店で入れている)なのが気になりまして・・・
アマゾンなので検索するとスクリュー系の蓋でどれも遮光ビンなので気になりました。
13. Posted by しんちゃん 2011年02月08日 09:23
肩幅さん、こんにちは
ブチレングリコールは化粧品グレードかどうかを確認されるのが良いと思います。
わけのわからない中国品だと、何が入っているかわかりません。
日本でも原料メーカーは3社しかありませんし、精製度が高くないと、後で着色や臭気異常に悩むことになります。
なお、容器はポリで差しつかえありません。ガラスにする必要も無いです。
ブチレングリコールは化粧品グレードかどうかを確認されるのが良いと思います。
わけのわからない中国品だと、何が入っているかわかりません。
日本でも原料メーカーは3社しかありませんし、精製度が高くないと、後で着色や臭気異常に悩むことになります。
なお、容器はポリで差しつかえありません。ガラスにする必要も無いです。