光合成と太るということ手作りではなかなか難しい日焼け止め

2006年11月24日

光合成について その2

バイオテクノロジーが急速に進歩しています。

ただ、地球の人口もご存知のとおり急速に増えてきていて、
近い将来食糧が足りなくなる時代がやってくるといわれています。

素人なので、たとえば小麦や稲の澱粉量が今の2倍程度になる
品種を開発できたら、食糧問題は解決するのではと考えてしまいますが、
そういうことは、空想の絵物語らしいです。

遺伝子改良が進んで、豆腐でも遺伝子組み換え大豆は使用していませんとか
表示されているケースが増えていますが、世界で生産される食糧は
遺伝子改良された割合が多くなりつつあります。

遺伝子改良というと、虫の遺伝子を組み込んだ大豆などが有名ですが、
案外地味な改良が多いようです。

基本的に現代の土地の事情では、簡単に作物を植えれる土地には、
すでに作付けされていて、残っている土地はひとくせもふたくせもあるような
土地がほとんどです。

たとえば、水がほとんどない地域や水があっても雑草が生い茂っているような
土地などです。

水が少ない土地には、水の利用率を高めた遺伝子改良が行われ、
雑草が生い茂っている土地には、除草剤耐性を持つ遺伝子改良が行われます。
また、農薬を節約するために害虫耐性のある遺伝子改良も行われます。

肥料を節約する遺伝子改良なども行われたものもあり、
遺伝子改良というと派手なイメージがつきものですが、
実は地味な改良が多く、作物を植えるのに適さない土地を
どう利用していくのかが焦点になっているようです。

また、大豆などでは、保存性が良くなるような油にするのも
重要なようです。

さて、今のところ、光合成の能力を向上させることができたのが、
パーム油ぐらいのようです。

パーム油は熱帯で育つ植物ですが、耕地面積を増やさなくても
新しい品種に植え替えるだけで、収穫量が20%以上向上するという
特徴を持っています。

ただ、残念なことにパームは育つ環境が限られているので、
インドネシアやマレーシアなどでしか育ちません。

やせた土地でも育つ作物といったら、大豆です。
大豆は、窒素肥料をやらなくても空中の窒素を利用できる作物です。
これは大豆の能力ではなく、根に空気中の窒素を肥料として与えることが
できる菌がいるからです。
微生物との共存ですが、この菌は、栄養が多い土地だと他の微生物に
やらてしまうため、痩せた土地の方が大豆がよく育つという
面白い特徴があります。

世界の植物油といえば、大豆油、菜種油、パーム油が代表となりますが、
大豆油が多く生産される理由は、以上のことからお分かりになられましたよね?

shin_chanz at 00:05│Comments(0) 植物の知識 

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