2006年11月28日
脱毛症の新しい薬
日本人の男性型ホルモンに由来する男性型脱毛症は、
軽症の人を含めると、30代で10%、60代で約50%といわれています。
特に重症の人は白人で13%、日本人では4%であり、
若い世代ほど白人の1/4程度となります。
抜け毛の原因は色々あって、ホルモンの変化もありますが、
女性の場合は、無理なダイエットや膠原病、慢性甲状腺炎、貧血も
原因となります。
メルク社のフィナステリドは、ハゲの飲む治療薬として、
日本でも許可されました。
毛乳頭にある男性ホルモンを活性化する酵素を阻害することで、
効果を発揮します。
遺伝的にこの酵素を持たない男性は、男性ホルモンの量は正常ですが、
ひげや体毛がうすく、前立腺肥大やハゲにならないことが
調査でわかっています。
一日1mgの量で、活性が高い男性ホルモンは70%の量にまで落ち、
1年間で有効以上が48%、2年なら66%と薄毛に悩む男性にとっては
なかなか期待できる治療薬です。
(J.Am.Acad.Dermatol 39,578,1998)
内服を中止すると、数ヶ月で効果がなくなるので、
飲み始めるとハゲを気にしなくなるまでは、ずーと飲み続けることになります。
ちなみに、閉経後の女性には、効果はほとんどないため、
男性専用のハゲ治療薬です。
なお、妊娠中の女性は、男児の生殖器の発達に影響を与えるため、
飲むのは禁止されています。
また、男性の精液経由での女性の体内への浸透は軽微なため、
妊娠を希望する女性の夫が服用しても問題ないとされています。
女性の医薬品での治療の場合は、今のところミノキシジル(リアップ)の
外用しかなく、服用ではスピロノラクトンとなります。
他には植毛というのもありますが、なかなか難しいようです。
軽症の人を含めると、30代で10%、60代で約50%といわれています。
特に重症の人は白人で13%、日本人では4%であり、
若い世代ほど白人の1/4程度となります。
抜け毛の原因は色々あって、ホルモンの変化もありますが、
女性の場合は、無理なダイエットや膠原病、慢性甲状腺炎、貧血も
原因となります。
メルク社のフィナステリドは、ハゲの飲む治療薬として、
日本でも許可されました。
毛乳頭にある男性ホルモンを活性化する酵素を阻害することで、
効果を発揮します。
遺伝的にこの酵素を持たない男性は、男性ホルモンの量は正常ですが、
ひげや体毛がうすく、前立腺肥大やハゲにならないことが
調査でわかっています。
一日1mgの量で、活性が高い男性ホルモンは70%の量にまで落ち、
1年間で有効以上が48%、2年なら66%と薄毛に悩む男性にとっては
なかなか期待できる治療薬です。
(J.Am.Acad.Dermatol 39,578,1998)
内服を中止すると、数ヶ月で効果がなくなるので、
飲み始めるとハゲを気にしなくなるまでは、ずーと飲み続けることになります。
ちなみに、閉経後の女性には、効果はほとんどないため、
男性専用のハゲ治療薬です。
なお、妊娠中の女性は、男児の生殖器の発達に影響を与えるため、
飲むのは禁止されています。
また、男性の精液経由での女性の体内への浸透は軽微なため、
妊娠を希望する女性の夫が服用しても問題ないとされています。
女性の医薬品での治療の場合は、今のところミノキシジル(リアップ)の
外用しかなく、服用ではスピロノラクトンとなります。
他には植毛というのもありますが、なかなか難しいようです。
shin_chanz at 00:01│Comments(1)│
│育毛剤
この記事へのコメント
1. Posted by aqua_aqua2 2006年11月28日 11:12
こんにちは。
薄毛が気になり始めた40歳女性です。
とっても勉強になりました。
また来ます。
薄毛が気になり始めた40歳女性です。
とっても勉強になりました。
また来ます。