2006年12月13日
水素添加する化粧品原料
水素添加というのは、酸化しやすいものを酸化しにくくする技術です。
たとえば、レシチンという原料があります。
レシチンはクリームなどに使われる卵や大豆に含まれている成分ですが、
酸化しやすい原料でもあります。
それはレシチンには酸化しやすい、つまり酸素とくっつく部分があるからで、
この欠点をなくしたのが、水添レシチンというものです。
自然派化粧品の中には、水添レシチンは合成界面活性剤という主張があります。
水素を加えるからなんでしょうが、水素を加えてもレシチンは
天然に存在するレシチンと変わりません。
レシチンの脂肪酸部分がリノール酸からステアリン酸に変わるだけで、
ステアリン酸がついたレシチンは普遍的に自然に存在するからです。
こんなこと水添レシチンの化学構造式を書けばすぐにわかることなんですが、
水添レシチンを合成界面活性剤だという自然派化粧品の人間は
レシチンの化学構造をあまり知らないようで、困ったものです。
高校の化学の授業をさぼったんでしょうね(笑)
ちなみに油脂に水素を添加して作る原料には、
主にリンス剤の原料や高級アルコールなどがあります。
脂肪酸に上手に水素をつけると脂肪酸からアルコールに変化します。
(たとえば封をあけておいておいたお酒が酸化して
お酢に変わりますが、水素を添加すると反応が逆に進み
お酢からエタノールに変化します。)
高級アルコールはさらに界面活性剤の原料となり、
かなりの種類の界面活性剤が作られていきます。
たとえば、レシチンという原料があります。
レシチンはクリームなどに使われる卵や大豆に含まれている成分ですが、
酸化しやすい原料でもあります。
それはレシチンには酸化しやすい、つまり酸素とくっつく部分があるからで、
この欠点をなくしたのが、水添レシチンというものです。
自然派化粧品の中には、水添レシチンは合成界面活性剤という主張があります。
水素を加えるからなんでしょうが、水素を加えてもレシチンは
天然に存在するレシチンと変わりません。
レシチンの脂肪酸部分がリノール酸からステアリン酸に変わるだけで、
ステアリン酸がついたレシチンは普遍的に自然に存在するからです。
こんなこと水添レシチンの化学構造式を書けばすぐにわかることなんですが、
水添レシチンを合成界面活性剤だという自然派化粧品の人間は
レシチンの化学構造をあまり知らないようで、困ったものです。
高校の化学の授業をさぼったんでしょうね(笑)
ちなみに油脂に水素を添加して作る原料には、
主にリンス剤の原料や高級アルコールなどがあります。
脂肪酸に上手に水素をつけると脂肪酸からアルコールに変化します。
(たとえば封をあけておいておいたお酒が酸化して
お酢に変わりますが、水素を添加すると反応が逆に進み
お酢からエタノールに変化します。)
高級アルコールはさらに界面活性剤の原料となり、
かなりの種類の界面活性剤が作られていきます。
shin_chanz at 00:01│Comments(0)│
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