クレンジング剤 シリコーンを溶かすまた、またトランス脂肪酸

2006年12月18日

マーガリン中のトランス脂肪酸

トランス脂肪酸の続きです。

トランス脂肪酸騒動というのは、欧米のバター製造業者の逆襲なのでしょうか・(^^;

日本はバターを作る業者とマーガリンを作るところは一緒ですが、
欧米では違います。

バターは飽和脂肪酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、
ステアリン酸やコレステロールが含まれて、動脈硬化の原因になるとか
以前はネガティブキャンペーンが吹き荒れました。
バター製造業者はマーガリン屋がはじめたこのキャンペーンに
だいぶ苦しめられたみたいです。

それで、植物性のマーガリンの方が体にいいと聞いた方も多いと思います。

ここにきてマーガリンにはトランス脂肪酸が存在して、
トランス脂肪酸の危険性がガンガン囁かれ、
とうとう我が家でもバターに変わりました・・(^^;

ただ、バターは美味しいのはわかるんですけど、
パンに塗るときに溶けるまで時間がかかるので、
早く朝食を済ませたい人間にとっては、いらいらが募ります(笑)

バターに窒素を含ませてホイップしたバターだと
だいぶましになりますが、値段が高いです。

元々固体から液体になる温度が高いバターだと
どうしてもパンに塗って伸ばすまでの時間がかかってしまい、
マーガリンを好む方も多いと思います。

日本油化学会誌1998年2号には、各国のマーガリン中の
トランス脂肪酸の割合の調査報告が載っています。

それによりますと、カップタイプのマーガリンだと
ポルトガル2銘柄平均 0.9%、ベルギー5銘柄平均 1.3%、
オランダ15銘柄平均 2.7%、イギリス3銘柄平均 10.9%、
アメリカ10銘柄平均 24.8%、日本4銘柄平均 19.3%

カートンタイプのマーガリンだと
ポルトガル8銘柄平均 1.7%、ベルギー13銘柄平均 2.3%、
オランダ10銘柄平均 1.9%、イギリス16銘柄平均 8.0%、
アメリカ13銘柄平均 14.2%、日本15銘柄平均 11.1%
となっています。

かなり国によってトランス脂肪酸の量が違って、
とくにポルトガル、ベルギー、オランダになると、
この量の低さは、バター(だいたい5%くらい)より低くなります。

バターよりトランス脂肪酸が低いマーガリンが
ずいぶん前からヨーロッパでは作られているのには、ちょっと驚きでした。

まあ、トランス脂肪酸がない変わりにこれらの国のマーガリンには、
飽和脂肪酸が多くなっていますので、トランス脂肪酸が少ないから、
健康によいというわけではないので、ご注意を。

shin_chanz at 00:01│Comments(2) 栄養 

この記事へのコメント

1. Posted by かぱ   2006年12月18日 07:25
こんにちは,
化粧品でお世話になっております。

トランス脂肪酸のニュースを知って、
何か代替できる物はないか調べました。
今はとりあえずバターを使っています。

らしきものを発見いたしました。

「バーガリン」
http://www.burgarine.com/

少し怪しげな名ですが(^^;、
購入しようと思ってます。

失礼しました。
2. Posted by しんちゃん   2006年12月18日 23:02
かぱさん、こんにちは

トランス脂肪酸で早速商売が始まっているんですね。
日本でも表示を義務付けすればいいのにと
思います。

日本で販売されているマーガリンの中には、
トランス脂肪酸の量がかなり少ないものも
あるようなのですが、どの銘柄かはわかりません。

「確かな目」などで、取り上げてくれたらよいのですけど・・(^^;;

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