2007年03月11日
トリエタノールアミンというもの 1
トリエタノールアミンというのは、自然派の方ならしっているかもしれません。
毒性が強いとか色々化粧品の害を指摘する本には書いてあるようようです。
しかし、それは本当なんでしょうか?
トリエタノールアミンを使う側から見た意見というのは、
ネット上ではないと思いますので、ちょっと豆知識として引き出しに
しまっておいてくださいな。
トリエタノールアミンは比較的アルカリ性が強くないアルカリ剤です。
アルカリなので、何使うかというと、一番の目的は酸の中和です。
アンモニアにエチレンオキサイドというガスを吹き込んで製造します。
製造コストが掛かるので、同じ苛性ソーダや苛性カリに比べると
5倍〜1.5倍くらいの値段です(1キロ当たり)
使う分野は限られていて、主に洗浄用として使う商品に使われています。
たとえば、石鹸の中和剤や合成界面活性剤の中和剤です。
トリエタノールアミンを使うメリットは何があるかというと、
一番は石鹸や合成界面活性剤の水溶性が高まることです。
石鹸など固形石鹸は水に溶けづらく、そのため湿度の高い浴室に
裸のまま置いておいても石鹸が溶けてなくなるということはありません。
溶けにくいから出来る技で、苛性カリで中和した石鹸だと
水に溶けやすいため、液状となりポンプ容器に詰める必要がでてきます。
界面活性剤の評価でどれだけ低い温度で水に溶けるかという
試験項目があります。水に溶け出す温度が高いと、冷たい水には
溶けないので、使いづらくて仕方ありません。
石鹸を作るときにこのトリエタノールアミンを中和剤として使用すると、
水への溶解性が非常に高まって、低温でも水によく溶ける石鹸となります。
低温で溶けないと東北地方や北海道など、寒い地域ではとても使いづらいものと
なりますよね?そういう点を克服するのには中和剤を変えるというのは
大きなメリットがあります。
また、苛性ソーダで作った石鹸に比べて泡質もキメの細かいクリーミーな
粘りのある泡になります。苛性ソーダで石鹸を作ると脂肪酸によっては
荒っぽく大きな泡になりがちですが、同じ脂肪酸でも中和剤によって
泡立ちも変わってきます。
毒性が強いとか色々化粧品の害を指摘する本には書いてあるようようです。
しかし、それは本当なんでしょうか?
トリエタノールアミンを使う側から見た意見というのは、
ネット上ではないと思いますので、ちょっと豆知識として引き出しに
しまっておいてくださいな。
トリエタノールアミンは比較的アルカリ性が強くないアルカリ剤です。
アルカリなので、何使うかというと、一番の目的は酸の中和です。
アンモニアにエチレンオキサイドというガスを吹き込んで製造します。
製造コストが掛かるので、同じ苛性ソーダや苛性カリに比べると
5倍〜1.5倍くらいの値段です(1キロ当たり)
使う分野は限られていて、主に洗浄用として使う商品に使われています。
たとえば、石鹸の中和剤や合成界面活性剤の中和剤です。
トリエタノールアミンを使うメリットは何があるかというと、
一番は石鹸や合成界面活性剤の水溶性が高まることです。
石鹸など固形石鹸は水に溶けづらく、そのため湿度の高い浴室に
裸のまま置いておいても石鹸が溶けてなくなるということはありません。
溶けにくいから出来る技で、苛性カリで中和した石鹸だと
水に溶けやすいため、液状となりポンプ容器に詰める必要がでてきます。
界面活性剤の評価でどれだけ低い温度で水に溶けるかという
試験項目があります。水に溶け出す温度が高いと、冷たい水には
溶けないので、使いづらくて仕方ありません。
石鹸を作るときにこのトリエタノールアミンを中和剤として使用すると、
水への溶解性が非常に高まって、低温でも水によく溶ける石鹸となります。
低温で溶けないと東北地方や北海道など、寒い地域ではとても使いづらいものと
なりますよね?そういう点を克服するのには中和剤を変えるというのは
大きなメリットがあります。
また、苛性ソーダで作った石鹸に比べて泡質もキメの細かいクリーミーな
粘りのある泡になります。苛性ソーダで石鹸を作ると脂肪酸によっては
荒っぽく大きな泡になりがちですが、同じ脂肪酸でも中和剤によって
泡立ちも変わってきます。
shin_chanz at 12:28│Comments(0)│
│界面活性剤