散歩しています。吸着精製ラノリン

2007年03月19日

特別な油分を補うラノリン

コレステロールを含んでいるオイルとなると、
植物ではなく動物油が中心となります。

身近なもので言えば、卵黄。
よく卵にはコレステロールが多いから、食べ過ぎると・・・。
ということは耳にされたことがあるかと思います。

コレステロールは確かに食べると良くないですが、
肌にとっては、細胞間脂質として水分保持を行う重要な脂質であったり、
天然の保湿クリームである皮脂の中で水分を皮脂へ溶かし込む作用を
もっていたりとそれなりに保湿に役立っている成分でもあります。

まあ、食べた方がいいものと肌に塗ったほうがいいものとは
別ですから、コレステロール=悪とは思わないでください。

動物油で、たぶん一番多いのは、深海ざめから取れるスクワランでしょう。
最近はさめが少なくなったおかげで、スクワランが急騰しています。
数年前の2倍にはなっています。

ただ、スクワランには、コレステロールは含まれていません。

多く含まれているのは、ラノリンという羊の皮脂腺から分泌される油です。
動物油でありながら、動物を痛めず殺さずに取れる
唯一といってもいいほどの油です。

ニュージーランドへ行ったときに、羊の毛を刈り取るショーを見ましたが、
電気バリカンで5分も経たないうちに一頭を丸裸にしていきます。

羊は暴れることも無く、おとなしく毛を刈られていきます。

刈り取った毛は羊毛製品に使われますが、毛についている油をとったものが
ラノリンとなります。


shin_chanz at 00:02│Comments(0) 化粧品原料 

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