ナノ化技術 3ナノの逆

2007年04月01日

リポソーム

ナノ化粧品と一口にいっても化粧水や乳液、クリームの場合は、色々あります。

たとえばリポソーム。
レシチンという卵黄や大豆などに含まれるリン脂質を使用した場合は、
リポソームという特別な名前がつけられますが、
こちらは水に溶けるもの、油に溶けるものの2種類をナノカプセル化
することが可能となります。

ナノエマルジョンだと、油に溶けるものの周りに乳化剤がとりついた
だけですので、単に油に溶ける成分だけしかナノカプセル化することは
できません。

油に溶ける成分だけでなく水にも溶ける成分をナノカプセル化するのが
リポソームの特徴といえるでしょう。

リポソームも一重膜の場合もありまし、多重膜の場合もあります。
1重膜だと、水に溶ける成分と油に溶ける成分を
それぞれ1カプセルずつ包みこむことができますが、
多重膜の場合は、水に溶ける成分、油に溶ける成分を
包んだ後、さらにその周囲に水に溶ける成分、油に溶ける成分を
包み込んでいきます。

イメージはバームクーヘンのような感じでしょうか。

なお、リポソームはかなり安定性が悪いです。

手作り化粧品原料でもリポソーム化されている原料が売られていますが、
化粧水などに配合しても、うまいこと安定せずに分離するのが普通です。

安定配合というのは、ある程度ノウハウが必要なんですね・・(^^;;





shin_chanz at 11:01│Comments(1) 化粧品 

この記事へのコメント

1. Posted by D-PiPi   2007年04月01日 16:46
こんにちは。

リポソームな親水基と油親基を持っているんですね。

お腹の中で赤ちゃんはまだ遊んでいたいんでしょうね(^^;
帝王切開は赤ちゃんの状態での判断なんだと思いますが、帝王切開で3人産んだ友達がいます。
早く出てきてくれるといいですね(^^)/

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
ナノ化技術 3ナノの逆