雑誌で紹介されました。胎児・乳児の発育を阻害するEPA

2007年04月23日

もうすぐ認可されるか、食品添加物ーポリソルベート類

ポリソルベート類がようやく認可されるようです。

内閣府食品安全衛生委員会で現在意見を募集していますが、今年か来年には認可されると思います。


乳化剤の一種で、化粧品のクリームではおなじみですが、
海外では食品に良く使われています。

油を乳化したものなら、たとえばアイスクリームからチョコレート、
ケーキミックスやドレッシングに使われます。

日本では認可されないため、海外から輸入した食品に
ポリソルベート類が入っていて、通関をとめられたり、
また販売中の商品から見つかって、回収騒ぎを起こしたりと地味ですが、
使われている食品の種類が多いので、色々問題視されていました。

毒性は上のリンクをみればわかりますが、特に強いものではありません。

食品行政というのは、政策的なものもあります。

どこの国も自国の産業を守るため、あえてよく使われる食品添加物を
認可しなければ、安い食品が外国から入ってくるのを防ぐことができます。

ポリソルベートもそういう役割を担っていたのかもしれませんが、
2000年から始まった規制緩和の一環として
海外で認められている食品添加物は日本でも認めようとなり、
ずいぶん前から見直しが始まっています。

ところで、このポリソルベート類は、実は医薬品にも使われています。
それも点滴で体内にいれる薬に使われています。

薬は水に溶けるとも限らないので、ポリソルベートで水に溶かして
点滴剤として使うわけです。

使われているのは、抗がん剤と抗HIV剤です。

いずれも普通の人より体力がかなり衰えていて、
生命に危機が迫っている方に使用されています。

食品添加物としては、初めて認可されますが、日本人が摂取した場合の
膨大なデータは、すでに医薬品から蓄積されています。

今回の認可で恩恵を受けるのは、輸入業者や安売りスーパーでしょうか。

海外の輸入食品からは、今後ポリソルベートを使ったものが
確実に入ってくると思います。

ただ、日本のメーカーは、よほど価格競争するところでないと、
そんなに使わないような気はします。

ポリグリセリン脂肪酸エステルなどが食品の乳化剤として
よく使われていますし、こちらは100%植物油を原料として作れますが、
ポリソルベートはそうではないので、イメージ面から
わざわざ使うのかなと考えています。



shin_chanz at 00:01│Comments(0) 食品の科学 

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