2007年04月25日
胎児・乳児の発育を阻害するEPA
EPA(エイコサペンタエン酸)というのは聞いたことがあると思います。
血栓を作りにくくするので、健康食品も多くありますし、
血小板凝集抑制作用を利用しての医薬品もあります。
魚に含まれているので、イワシなどの青魚は健康によいとも言われます。
DHAとペアで紹介されることもありますが、
胎児や乳児にとっては、DHAと一緒ではありません。
20年前にEPAを多く含む魚油を早産児に与えると、
乳児の発育が遅延することが報告されてから、
EPAの摂り過ぎには注意が払われるようになりました。
Pediator Res21、507 1987
一方、DHAは脳の発育には必ず必要です。
というのは、脳の脂質というのは、DHAがメインだからで、
脳の重量を増やすには、それだけ外からDHAを吸収する必要が
あるということです。
成人になるとリノレン酸からDHAを作る酵素が働いているのですが、
乳児はこの酵素の活性が弱いため、積極的にDHAを摂る必要があります。
DHAを摂ることで、脳の発育を促し、網膜組織も発達してくるので、
目が見えるようになってくるわけです。
母乳にDHAが多く含まれているのは、ご存知のことですが、
授乳期間中は、EPAを多く含むイワシより、EPAが少なく
DHAが多いマグロの方がメリットは大きそうです。
ちなみに魚というのは、非常に矛盾した食べ物で、
アメリカではよく魚を食べる方がよいのか、それとも食べないほうがよいのか
という議論がよくあり、ハーバード大学などが色々調査報告をしています。
日本人というのと、魚は健康によいと思いがちですが、
心臓病の原因になる可能性があるエルカ酸を含んでいます。
春になると畑や田んぼに菜の花が咲くことも多いのですが、
この菜の花の種から絞った油、つまり菜種油には、
このエルカ酸が従来50%も含まれていました。
(現在の菜種油には、カナダ人の努力でキャノーラ種が作られ
エルカ酸は含まれていません。)
つまり、アメリカでは心臓に悪いと食卓から追放したはずのエルカ酸が、
魚には含まれていますので、DHAの効能とエルカ酸の害と
どっちがよいのかという議論もあり、そのほか魚に濃縮される物質についての
議論など、話題は尽きない食材なのです。
血栓を作りにくくするので、健康食品も多くありますし、
血小板凝集抑制作用を利用しての医薬品もあります。
魚に含まれているので、イワシなどの青魚は健康によいとも言われます。
DHAとペアで紹介されることもありますが、
胎児や乳児にとっては、DHAと一緒ではありません。
20年前にEPAを多く含む魚油を早産児に与えると、
乳児の発育が遅延することが報告されてから、
EPAの摂り過ぎには注意が払われるようになりました。
Pediator Res21、507 1987
一方、DHAは脳の発育には必ず必要です。
というのは、脳の脂質というのは、DHAがメインだからで、
脳の重量を増やすには、それだけ外からDHAを吸収する必要が
あるということです。
成人になるとリノレン酸からDHAを作る酵素が働いているのですが、
乳児はこの酵素の活性が弱いため、積極的にDHAを摂る必要があります。
DHAを摂ることで、脳の発育を促し、網膜組織も発達してくるので、
目が見えるようになってくるわけです。
母乳にDHAが多く含まれているのは、ご存知のことですが、
授乳期間中は、EPAを多く含むイワシより、EPAが少なく
DHAが多いマグロの方がメリットは大きそうです。
ちなみに魚というのは、非常に矛盾した食べ物で、
アメリカではよく魚を食べる方がよいのか、それとも食べないほうがよいのか
という議論がよくあり、ハーバード大学などが色々調査報告をしています。
日本人というのと、魚は健康によいと思いがちですが、
心臓病の原因になる可能性があるエルカ酸を含んでいます。
春になると畑や田んぼに菜の花が咲くことも多いのですが、
この菜の花の種から絞った油、つまり菜種油には、
このエルカ酸が従来50%も含まれていました。
(現在の菜種油には、カナダ人の努力でキャノーラ種が作られ
エルカ酸は含まれていません。)
つまり、アメリカでは心臓に悪いと食卓から追放したはずのエルカ酸が、
魚には含まれていますので、DHAの効能とエルカ酸の害と
どっちがよいのかという議論もあり、そのほか魚に濃縮される物質についての
議論など、話題は尽きない食材なのです。
shin_chanz at 00:01│Comments(0)│
│食品の科学