においの分子とはにおいと一酸化炭素

2007年06月28日

精油の効果

アロマテラピーは大変なブームで、色々と報告があります。

個人的に興味があるのは、睡眠に関すること。

子供の頃から睡眠の質の低下には、困っていて数万円もする
睡眠導入器をお年玉で買ったことも・・(笑)
(イオン導入器のようなもので、頭に微弱電流を流して眠気を誘います)

クラシック音を聞いてもなかなか寝付けないし・・、
アロマではどうかなとやってみたんですが、
なかなかそう上手くはいきません(笑)

ただ、アロマが睡眠を誘ったり、その逆の覚醒作用があったりというのは、
有名な話です。
そこで以下の代表的な研究を紹介します。


各種精油及び香料の覚醒と鎮静効果を分けたものです。
シトラス系の精油は沈静作用を示し、フローラル系のジャスミンや
ローズは覚醒作用があり、ラベンダーは鎮静作用があります。

覚醒作用を示した精油は
Basil oil,Black pepper,Cassia oil,Clove oil,Jasmine abs,
Neroli oil,Peppermint oil,Rose oil,Ylang-Ylang oil

沈静作用を示した精油は
Bergamot oil,Caraway oil,Ginger oil,Lavender oil,Lemon oil,
Marjoram oil,Olibanum oil,Orange oil,Sage oil,Sandalwood oil
(24(10),80-86,1992,Fragrance Journal)

うつ病、不眠症への応用では、抗ストレス作用に優れたレモンをベースとした
柑橘系の香料を作成して、うつ病への臨床を試した結果、
うつ病患者10例で、抗うつ剤を大幅に減量しながら、臨床症状が
改善できたという報告があります。

また、不眠症に対して古代エジプト時代より有効とされていた香りを
参考にサンダルウッド、バチェリー、ローズ、オリスなどを調香し、
使用した結果、18人中11人で睡眠薬の減量ができ、
そのうち5人は睡眠薬を中止できたとあります。
(15,39-42,1995 治療学)


shin_chanz at 00:02│Comments(0) 香の科学 

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