2007年06月30日
においと一酸化炭素
においを示す物質というのは、化学反応性に富むと書きました。
嗅覚の仕組みは嗅覚を感じる部分(嗅小胞、嗅線毛)の外側がプラス、内側がマイナスとなっています。
なにかの物質がこの嗅覚を感じる部分に衝突すると、外側のプラスと内側のマイナス
の部分に電気的な歪みが生じます。
そうすると神経に電流が流れ、脳に情報が伝わるという仕組みとなっています。
においを嗅ぐと、瞬時に鼻というセンサーが電気的な信号に変えて
脳に伝えるのですから、見事な仕組みとなっています。
ただ、においを感じるには、鼻のセンサーで電気的な信号に変えれるものだけしか
わかりません。
一酸化炭素は人間が火を使い出し時から、身近にある毒ガスです。
酸素が十分にあるときは、ものが燃えても炭素は2酸化炭素となって害は
少ないですが、酸素が足りないと一酸化炭素となり、強い有毒ガスとなります。
練炭での自殺も一酸化炭素によるものですが、
有毒なものを嗅ぎ分けれる鼻もこの一酸化炭素には無力です。
これは嗅覚の仕組みでは、残念なことに感知できないからです。
もし、一酸化炭素が強烈なニオイに感じられるなら、
練炭自殺もだいぶ減るのではないかと思います。
一酸化炭素による毒性は血液のヘモグロビンとくっつきやすく
離れにくいという点にあります。
ヘモグロビンは酸素を運搬するのに必要なものですが、
それが一酸化炭素とくっついてしまうので、酸素を運ぶことができず
酸欠となって死に至らしめます。
ヘモグロビンとくっつきやすいのは食品添加物に使われる亜硝酸塩も
ありますが、それよりはるかにくっつきやすいのが特徴です。
なお、亜硝酸塩は肉の色を綺麗に見せる効果がありますが、
一酸化炭素も同じような効果があります。
(食品添加物としては使用禁止となっています)
嗅覚の仕組みは嗅覚を感じる部分(嗅小胞、嗅線毛)の外側がプラス、内側がマイナスとなっています。
なにかの物質がこの嗅覚を感じる部分に衝突すると、外側のプラスと内側のマイナス
の部分に電気的な歪みが生じます。
そうすると神経に電流が流れ、脳に情報が伝わるという仕組みとなっています。
においを嗅ぐと、瞬時に鼻というセンサーが電気的な信号に変えて
脳に伝えるのですから、見事な仕組みとなっています。
ただ、においを感じるには、鼻のセンサーで電気的な信号に変えれるものだけしか
わかりません。
一酸化炭素は人間が火を使い出し時から、身近にある毒ガスです。
酸素が十分にあるときは、ものが燃えても炭素は2酸化炭素となって害は
少ないですが、酸素が足りないと一酸化炭素となり、強い有毒ガスとなります。
練炭での自殺も一酸化炭素によるものですが、
有毒なものを嗅ぎ分けれる鼻もこの一酸化炭素には無力です。
これは嗅覚の仕組みでは、残念なことに感知できないからです。
もし、一酸化炭素が強烈なニオイに感じられるなら、
練炭自殺もだいぶ減るのではないかと思います。
一酸化炭素による毒性は血液のヘモグロビンとくっつきやすく
離れにくいという点にあります。
ヘモグロビンは酸素を運搬するのに必要なものですが、
それが一酸化炭素とくっついてしまうので、酸素を運ぶことができず
酸欠となって死に至らしめます。
ヘモグロビンとくっつきやすいのは食品添加物に使われる亜硝酸塩も
ありますが、それよりはるかにくっつきやすいのが特徴です。
なお、亜硝酸塩は肉の色を綺麗に見せる効果がありますが、
一酸化炭素も同じような効果があります。
(食品添加物としては使用禁止となっています)
shin_chanz at 13:49│Comments(0)│
│香の科学