2007年10月24日
ビタミンKと動脈硬化
ビタミンEとならんで、動脈硬化を予防する効果が認められているのが、ビタミンKです。
ビタミンEは抗炎症効果と酸化防止効果で、動脈硬化を予防します。
それでは、ビタミンKはどうやって動脈硬化を予防するのでしょうか?
それは血管の石灰化防止によってです。
実は炎症を起こすと、細胞はコラーゲン繊維を作ったり、
カルシウムを付着させたりするのですが、それの度が過ぎると
様々な致死性の病へと進行していきます。
動脈硬化はその名の通り動脈が硬くなるわけですが、
石灰化もその大きな要因の一つ。
骨ができるのと同じメカニズムで動脈にカルシウムが付着していきます。
これを防ぐには、骨代謝を調整するタンパク質が正常に
働いていることが前提となるのですが、
この骨代謝タンパク質こそがビタミンKに依存したものとなっています。
しかも野菜に含まれるビタミンK1では効果がなく、
納豆などの発酵食品や動物性食品に含まれるビタミンK2でないといけません。
マウスを使った動物実験では、このタンパク質が欠乏していると
全身の動脈に石灰化が起こり、硬くなった動脈のため、心臓に負担がかかり
死亡することがわかりました。この実験によりビタミンKの重要性が
再認識されたわけですが、人間においてもビタミンK2を多く摂っている人達は
そうでない人達に比べて、心臓病による死亡率が半分以下ということが
判明しました。
また、ビタミンK2は脳や精巣で特に多く含まれるのですが、
脳内では脳に多く含まれるグルコシドセラミドの酸化防止剤として働き、
精巣では、ビタミンK2が少ないと男性ホルモンの量も低下していきます。
興味深いのは、癌への効果で、ビタミンK2はがん細胞へ自殺を働きかけます。
実際に肝がん患者に投与されてその有効性が確認されています。
納豆というご先祖様の知恵は、実にありがたいものですね(^^)
ビタミンEは抗炎症効果と酸化防止効果で、動脈硬化を予防します。
それでは、ビタミンKはどうやって動脈硬化を予防するのでしょうか?
それは血管の石灰化防止によってです。
実は炎症を起こすと、細胞はコラーゲン繊維を作ったり、
カルシウムを付着させたりするのですが、それの度が過ぎると
様々な致死性の病へと進行していきます。
動脈硬化はその名の通り動脈が硬くなるわけですが、
石灰化もその大きな要因の一つ。
骨ができるのと同じメカニズムで動脈にカルシウムが付着していきます。
これを防ぐには、骨代謝を調整するタンパク質が正常に
働いていることが前提となるのですが、
この骨代謝タンパク質こそがビタミンKに依存したものとなっています。
しかも野菜に含まれるビタミンK1では効果がなく、
納豆などの発酵食品や動物性食品に含まれるビタミンK2でないといけません。
マウスを使った動物実験では、このタンパク質が欠乏していると
全身の動脈に石灰化が起こり、硬くなった動脈のため、心臓に負担がかかり
死亡することがわかりました。この実験によりビタミンKの重要性が
再認識されたわけですが、人間においてもビタミンK2を多く摂っている人達は
そうでない人達に比べて、心臓病による死亡率が半分以下ということが
判明しました。
また、ビタミンK2は脳や精巣で特に多く含まれるのですが、
脳内では脳に多く含まれるグルコシドセラミドの酸化防止剤として働き、
精巣では、ビタミンK2が少ないと男性ホルモンの量も低下していきます。
興味深いのは、癌への効果で、ビタミンK2はがん細胞へ自殺を働きかけます。
実際に肝がん患者に投与されてその有効性が確認されています。
納豆というご先祖様の知恵は、実にありがたいものですね(^^)
shin_chanz at 00:01│Comments(2)│
│抗酸化ビタミン
この記事へのコメント
1. Posted by たく 2007年10月24日 05:14
ひぇ〜、納豆大好きでよかったぁぁぁ
2. Posted by しんちゃん 2007年10月25日 21:58
たくさん、こんにちは
肌だけでなく、体にも効く成分がたくさん詰まっていて、納豆は理想的な食品ですね。
納豆は食べるだけ健康になれるのですが、どうも苦手です・・(^^;;
肌だけでなく、体にも効く成分がたくさん詰まっていて、納豆は理想的な食品ですね。
納豆は食べるだけ健康になれるのですが、どうも苦手です・・(^^;;