ひさしぶりに東京へ肌の細胞培養サービス(金持ち編)

2007年11月27日

美容外科のスーパーヒアルロン酸

スーパーヒアルロン酸といえば、資生堂が開発したヒアルロン酸が有名。

ただ、以前に電車へ乗っているとき、スーパーヒアルロン酸を肌に打ち込んで、
しわをなんとかしまっせという美容外科医のおっちゃんが写っている
広告を見かけました。

美容外科では、困ったことにヒアルロン酸とは全く違うアクリルアミドなどへ
ヒアルロン酸と名づける不届きもの(医者)がいるようです。

化粧品では、合成ポリマーをヒアルロン酸と呼ぶなどありえない話ですが、
ヒアルロン酸と呼んだほうが患者が受けがいいということで、
嘘をつく場合もあります。

中国ではなく、ロシアでもなく、日本での話し。

まあ、わずかに10年ほど前だったかな。

美容外科で使われる材料なのですが、日本産は基本的にありません。

すべて海外からの輸入です。

しかも商社を通してでなく、医者の個人輸入。

日本で承認されてない材料を使うのですから、まともな商社は介在しません。

外国人が美容外科の材料をスーツケースにたくさん詰め込んで、
行商して回るというのが、今も行われています。

しかもアクリルアミドはしわとり用のゲルですが、
ウクライナや中国で作られています。

高分子化学を知っている人間なら、簡単に重合させて作れるものですが、
日本では顔に埋め込む材料としてはわざわざやる人間はいません。

そのため、どこかの国から怪しげなブローカーがやってきては、
材料を美容外科医に売りさばいているのです。

ちなみに、医者の個人輸入は、診断や治療目的に輸入する場合、
薬事監視専門官に転売せずに自分の責任で使うということを報告すれば
認められます。
(個人輸入は国内未承認の癌治療薬の輸入などにも広く使われています)

あとは税関に厚生労働省確認済みの輸入報告書を税関に出せばよいだけです。

ただし、承認薬の場合、何か問題があったら製薬会社が責任を取ってくれますが、
個人輸入の場合は・・・。

しわをとるために顔に入れた材料が原因で、体に不具合が起こったら辛いですよね。

shin_chanz at 00:01│Comments(0) 美容外科 

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