2008年02月12日
廃油石鹸 その1
石鹸の水環境へのインパクトについて、政府が検討を行っていると書きました。
ただ、石鹸の中でも廃油から作った石鹸については、
環境にやさしいとされています。
これは水環境からの視点でなく、地球資源保護から見たものです。
石鹸と合成洗剤の違いは、色々ありますが、
使用量から言うと、合成洗剤は多くても石鹸の1/3、
少ないものなら1/10程度の有機物の量となります。
これは何故かというと、石鹸は水に溶けてイオン化し、
石鹸同士が集まって1つの集団を作り、この集団が油を溶かす役割を
行うのですが、この集団を作るときの石鹸の場合は、多く必要となるからです。
合成界面活性剤は、1つの集団を作るのに、石鹸ほどの数を
必要としません。
少ない数で油を溶かせる集団を作れるのは、水に溶けたときに
イオン化しなかったり、イオン化しても石鹸ほど、お互いが
反発しあわないためです。
要するに石鹸分子が水に溶けると、隣の石鹸分子とは仲が良くなく、
少ない人数で1つの集団を作ることができません。
大人数でみんな群れたがるような感じでしょうか。
逆に合成界面活性剤というのは、少人数で1つのグループを作ります。
そのため、石鹸を人に例えると、石鹸分子が100人集まって
やっと1つのグループにまとまったかと思えば、
合成界面活性剤は、10人ずつ集まって、10個のグループを作ります。
石鹸の1グループが、合成界面活性剤10個分のグループの働きを
すれば、当然、石鹸の使用量は、合成洗剤と同じかもしくは
少なくて済むのですが、スーパーで販売されている合成洗剤と
石鹸の有機物量を見比べる限り、そういうことは期待できません。
ただ、石鹸の中でも廃油から作った石鹸については、
環境にやさしいとされています。
これは水環境からの視点でなく、地球資源保護から見たものです。
石鹸と合成洗剤の違いは、色々ありますが、
使用量から言うと、合成洗剤は多くても石鹸の1/3、
少ないものなら1/10程度の有機物の量となります。
これは何故かというと、石鹸は水に溶けてイオン化し、
石鹸同士が集まって1つの集団を作り、この集団が油を溶かす役割を
行うのですが、この集団を作るときの石鹸の場合は、多く必要となるからです。
合成界面活性剤は、1つの集団を作るのに、石鹸ほどの数を
必要としません。
少ない数で油を溶かせる集団を作れるのは、水に溶けたときに
イオン化しなかったり、イオン化しても石鹸ほど、お互いが
反発しあわないためです。
要するに石鹸分子が水に溶けると、隣の石鹸分子とは仲が良くなく、
少ない人数で1つの集団を作ることができません。
大人数でみんな群れたがるような感じでしょうか。
逆に合成界面活性剤というのは、少人数で1つのグループを作ります。
そのため、石鹸を人に例えると、石鹸分子が100人集まって
やっと1つのグループにまとまったかと思えば、
合成界面活性剤は、10人ずつ集まって、10個のグループを作ります。
石鹸の1グループが、合成界面活性剤10個分のグループの働きを
すれば、当然、石鹸の使用量は、合成洗剤と同じかもしくは
少なくて済むのですが、スーパーで販売されている合成洗剤と
石鹸の有機物量を見比べる限り、そういうことは期待できません。
shin_chanz at 00:01│Comments(0)│
│化学の基礎