2008年04月15日
細胞の寿命 その3
老人と若者の体を比べたらおわかりになるかと思いますが、
老化とは細胞数が減って、さらに細胞機能の低下の結果、引き起こされるもの。
老化対策に、若いときに細胞を取って、それを冷凍保存し、
年を取ってから細胞を体に戻すというサービスがあります。
安全で効果的なアンチエイジングになると宣伝されていますが、
周囲の老化した細胞と協調して若い細胞がうまくやっていけるかは
未知数が多いのではと考えています。
もし、若い細胞を免疫細胞が「異種のもの」と認識すれば、
攻撃を開始して、アンチエイジングどころか、
体内が大変なことになります。
何の落ち度もない正常に活動している細胞を免疫細胞が敵と見なして、
攻撃する病気は膠原病や円形脱毛症など数多くの病気がありますが、
人口の1%以上の方がこれらの自己免疫疾患で苦しんでいる現状を
考えると果たしてきれいごとだけで済まされるのかどうか。
人間の体の細胞を取って、それをシャーレで培養し、
何世代まで細胞の分裂が可能か、約40年前に調べた実験があります。
面白いのは、人間だけでなく動物の細胞をとって
培養すると、その寿命に応じて細胞の分裂回数も比例したということです。
人間の細胞分裂回数は50回で、2年程度しか生きれないねずみは9回、
100年以上生きるカメは100回とまさに細胞の分裂可能な回数の上限が
その生物種の寿命を表しているということです。
老化とは細胞数が減って、さらに細胞機能の低下の結果、引き起こされるもの。
老化対策に、若いときに細胞を取って、それを冷凍保存し、
年を取ってから細胞を体に戻すというサービスがあります。
安全で効果的なアンチエイジングになると宣伝されていますが、
周囲の老化した細胞と協調して若い細胞がうまくやっていけるかは
未知数が多いのではと考えています。
もし、若い細胞を免疫細胞が「異種のもの」と認識すれば、
攻撃を開始して、アンチエイジングどころか、
体内が大変なことになります。
何の落ち度もない正常に活動している細胞を免疫細胞が敵と見なして、
攻撃する病気は膠原病や円形脱毛症など数多くの病気がありますが、
人口の1%以上の方がこれらの自己免疫疾患で苦しんでいる現状を
考えると果たしてきれいごとだけで済まされるのかどうか。
人間の体の細胞を取って、それをシャーレで培養し、
何世代まで細胞の分裂が可能か、約40年前に調べた実験があります。
面白いのは、人間だけでなく動物の細胞をとって
培養すると、その寿命に応じて細胞の分裂回数も比例したということです。
人間の細胞分裂回数は50回で、2年程度しか生きれないねずみは9回、
100年以上生きるカメは100回とまさに細胞の分裂可能な回数の上限が
その生物種の寿命を表しているということです。
shin_chanz at 00:01│Comments(0)│
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