2008年05月29日
ファンデーションを構成する粉体 粉での乾燥 その3
お化粧の場合、困るのがせっかく塗ったファンデーションが
時間経過と共にくすみが生じることがあげられると思います。
粉での乾燥の際に粉は汗や皮脂を吸うと書きましたが、
この性質が特に影響しています。
それは粉の表面に汗や皮脂がつくと、粉の屈折率が変わって、
今まで反射していた光を反射しなくなり、それがくすみの原因になっていきます。
すぐには起こりませんが、朝にお化粧して夕方くすんでくるときには、
こうした汗や皮脂によって、粉の反射率が変わってくるという問題がおきてしまいます。
人間の目というのは、誤魔化せないもので、少し光の反射率が変わっただけでも
くすみが生じたと認識するわけです。
そこでその解決策としてあがるのが、粉体に表面処理を施し、
汗や皮脂で濡らさないようにするという手法です。
これには水や油に溶けないものを粉体表面に塗りつけることで、
解決を試みるのですが、一般的に使われるのがシリコーンです。
シリコーンは水にも油にも溶けませんので、そういうもので表面で覆うことで
くすみ対策とします。(ただ、シリコーンでも完全ではなく時間が経てば油となじみ
色がくすんできます)
また、シリコーンよりさらに撥水、撥油性が高いのがフッ素。
焦げ付きの無いフライパンや雨をはじくためにつかうレインガードなどに
使われていますが、フッ素処理をすることで、くすみ対策を行うものも
増えてきています。
ファンデーションにパーフルオロポリメチルイソプロピルや
パーフルオロアルキルリン酸DEAという成分名があったら、
フッ素処理粉体を使用しています。
ただ、フッ素処理すると、汗や皮脂を弾くのはよいのだけど、
皮膚への接着性が悪くなったり、ほかの成分を弾こうとするため、
化粧品に配合しづらいという欠点もあります。
そのため、一般的にはシリコーン処理粉体がくすみ対策としてよく使われます。
時間経過と共にくすみが生じることがあげられると思います。
粉での乾燥の際に粉は汗や皮脂を吸うと書きましたが、
この性質が特に影響しています。
それは粉の表面に汗や皮脂がつくと、粉の屈折率が変わって、
今まで反射していた光を反射しなくなり、それがくすみの原因になっていきます。
すぐには起こりませんが、朝にお化粧して夕方くすんでくるときには、
こうした汗や皮脂によって、粉の反射率が変わってくるという問題がおきてしまいます。
人間の目というのは、誤魔化せないもので、少し光の反射率が変わっただけでも
くすみが生じたと認識するわけです。
そこでその解決策としてあがるのが、粉体に表面処理を施し、
汗や皮脂で濡らさないようにするという手法です。
これには水や油に溶けないものを粉体表面に塗りつけることで、
解決を試みるのですが、一般的に使われるのがシリコーンです。
シリコーンは水にも油にも溶けませんので、そういうもので表面で覆うことで
くすみ対策とします。(ただ、シリコーンでも完全ではなく時間が経てば油となじみ
色がくすんできます)
また、シリコーンよりさらに撥水、撥油性が高いのがフッ素。
焦げ付きの無いフライパンや雨をはじくためにつかうレインガードなどに
使われていますが、フッ素処理をすることで、くすみ対策を行うものも
増えてきています。
ファンデーションにパーフルオロポリメチルイソプロピルや
パーフルオロアルキルリン酸DEAという成分名があったら、
フッ素処理粉体を使用しています。
ただ、フッ素処理すると、汗や皮脂を弾くのはよいのだけど、
皮膚への接着性が悪くなったり、ほかの成分を弾こうとするため、
化粧品に配合しづらいという欠点もあります。
そのため、一般的にはシリコーン処理粉体がくすみ対策としてよく使われます。
この記事へのコメント
1. Posted by jan 2008年05月29日 18:12
フライパンはいろんな料理に
使えて便利ですね。
結構助かります。
使えて便利ですね。
結構助かります。
2. Posted by しんちゃん 2008年05月31日 10:47
janさん、こんにちは
フライパンに使われている技術をはじめとして
衣服や日用品に使われている技術なども
化粧品にも応用されています。
一昔前に比べたら化粧品は進歩しましたが、
まだまだ改善の余地はたくさんあります。
フライパンに使われている技術をはじめとして
衣服や日用品に使われている技術なども
化粧品にも応用されています。
一昔前に比べたら化粧品は進歩しましたが、
まだまだ改善の余地はたくさんあります。