セラミドを化粧水へ取り入れる原料がまた値上がりしそうです

2008年06月13日

日焼け止めを薄く塗った場合の紫外線防御度

日焼け止めを薄く塗った場合は、どのくらい効果が落ちるかごぞんじでしょうか?

参考までに文献から抜き出したデータを書き出します。

標準量は1cm2あたり2mg塗布します。
標準的な日本人なら一日一回塗るなら、30日で約18g程度消費します。

だいたい厚塗りをするのは、ボディの方なので、
実際に顔に塗布される量はかなり少ないものと思います。

塗る量を標準量、標準の3/4、標準の半分、標準の1/4の量で
どこまでSPF値が変わるか見てみると

SPF8の場合は、
標準量ではSPF8ですが、3/4量で4.8、半分量で2.8、1/4で1.7
となります。

SPF15は3/4量で7.6、半分量で3.9、1/4で2.0
SPF30は3/4量で12.8、半分量で5.5、1/4で2.3
SPF50は3/4量で18.8、半分量で7.4、1/4で2.7となります。
(FJ 37-43,5,1999)

これは理論計算値であるため、実際の日焼け止めを塗ったものではありません。
ただ、日焼け止めを減らした場合、理論計算値ほどでもありませんが、
大幅に紫外線防御度が落ちることは確認されています。

とくに高いSPF値のものであっても、薄く塗るのはよくないですね。

高いSPF値だから、少量塗っても効くだろうというのは間違いで、
野外にいる時間が長いときには要注意です。

ちなみにSPF1は15分間の紫外線防御効果がなります。
SPF10なら15×10=150分の紫外線防御となります。
実際には、汗や皮脂が流れ出すと、その効果は落ちてきますので、
ある程度時間が経ったら塗りなおしが必要となってきます。

なお、今でこそSPFの測定法は世界で統一されましたが、
90年代ではばらばらで、日本においても各企業が独自の方法で
SPF値を測定していました。

そのため、他社のSPF50のものが、自社基準ではSPF20といったことが
往々にありました。
まあ、それでは使う方が不便ということで、測定方法の世界統一が行われたわけです。


shin_chanz at 00:01│Comments(0) 化粧品 

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