シルクパウダー微粒子酸化チタンの分散

2008年08月25日

微粒子酸化チタンの電子顕微鏡写真

微粒子酸化チタンの電子顕微鏡写真です。

今までMMUの酸化チタンの粒子を電子顕微鏡写真で見ていただきましたが、
非常に細かいのがわかります。

大きなマイカの粒子に、小さな微粒子酸化チタンがついています。

これは手作りファンデーションですが、ネットの販売店から購入した
微粒子酸化チタンをセリサイト、マイカに分散させたものです。

分散には乳鉢を使用されたとのこと。

マイカかセリサイトのどちらの粒子かわかりませんが、
この粘土の薄片に微粒子酸化チタンと酸化鉄の粒子がついているのがわかります。

すごく小さな粒子が微粒子酸化チタン。そしてそれより少し大きく、白くなっているのが、酸化鉄の粒子です。酸化鉄の粒子も細かいですが、微粒子酸化チタンの粒子は、とても小さいです。

乳鉢でゴリゴリすりつぶすと、時間も労力もかかりますが、
うまいこと微粒子酸化チタンを分散させていると思います。

写真、下のバーが1ミクロンの長さを表しています。

ところで忘れてならないのは、紫外線の大きさは0.2〜0.4ミクロンの長さです。
波長によって、長さは変わりますし、肌に当たる角度によっても大きさは変わります。

つまり、紫外線防御を考えると、0.2ミクロンという隙間を酸化チタンや酸化亜鉛、もしくは有機系紫外線吸収剤で埋めないと、隙間から紫外線が肌へ侵入していきます。

有機系紫外線吸収剤というのは、電子顕微鏡では見れないくらいの
とても小さな粒子なので、日焼け止めに溶けていれば、隙間などできませんが、
酸化チタンや酸化亜鉛となると、粒子が大きいため、「塗っているのに日焼けする」
という状態を引き起こすこともあります。

酸化チタンや酸化亜鉛は、あくまで皮膚を覆っている部分のみ紫外線を反射したり
吸収して防御してくれますが、酸化チタンの粒子が塊となっていたり、粒子と粒子の間に隙間があると、そこから紫外線が入っていき、「日焼けする」という状態となります。

(画像をクリックすれば大きくなります。)
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shin_chanz at 00:01│Comments(0) ミネラルファンデーション(MMU) 

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