菌というもの その1菌というもの その3

2008年09月17日

菌というもの その2

病院でもらう薬に抗生物質があります。

化膿したときや風邪を引いたとき、その他、病原菌に感染したときに処方されます。

15年くらい前だったでしょうか、ニキビが酷くて、皮膚科に通院していたときがあります。

あの頃はまだアクアチムという抗生物質がないときで、いまいち効き目が弱い
抗生物質しかありません。

飲み薬を飲んでいれば、確かにニキビは少なくなるのですが、
完全には治りませんし、塗り薬を塗っても赤くて痛いニキビには効きますが、
新たにニキビの発生を防ぐほどの効果はありません。

この病院でもらった塗り薬は、少々難があって、使用してから10日ほどすれば
臭気が明らかに変わって、あまり体によくなさそうな臭いがするのです・・

そのときは、病院でもらった薬なので、間違いはないはずと思い、
使い続けていましたが、一向にニキビはよくならず、結局病院通いも
頓挫することになりました。

会社に入って、色々勉強しているうちにわかったのですが、
何でも菌に効くと思われる抗生物質ですら、化粧品と同じように防腐対策を
しておかないと、途中で菌に消化され、菌の栄養源にされてしまうということでした。

そこの病院は、抗生物質を自家調剤の軟膏剤に混ぜて、出していたので
その基材に難があったのかもしれません。

有名な抗生物質であるペニシリンですら、化粧品の防腐剤としてよく使われる
フェノキシエタノールで防腐されることもあり、菌の繁殖力を甘く見るととんでもないことになります。

ちなみに抗生物質は、どんな菌に効くわけでもなく特定の菌や、ある程度広範囲に
効くものなど、色々あります。
飲用する場合は、薬のパックに無菌充填されていますが、軟膏剤は使用するごとに
手指の菌が軟膏剤に入るため、そのとき抗生物質が効かない菌が入ると、
その菌にとっては、他の菌が存在しない楽園となるため、瞬く間に繁殖してしまうのです。


shin_chanz at 00:01│Comments(0) 化粧品 

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