2008年11月14日
グリセリンとヒアルロン酸
グリセリンを大量に使うアイテムといえば、化粧水。
乳液やクリームなどにも配合されていますが、しっとり感を出すために
一番安価で効果がわかりやすいものは、グリセリン以外無いと思います。
人間の肌でもグリセリンは作られており、保湿をアミノ酸と共に担っています。
グリセリンの最大の問題は、冬や夏場のクーラー環境で起こります。
グリセリンは吸湿性が高く、うるおいを与える力も大きいのですが、
低湿度になると、空気中からではなく、肌から水分を吸い上げることがあります。
どういうことかというと、空気中の湿度より肌の湿気の方が高いため、
グリセリンは何も考えず肌から湿気を奪うという具合です。
吸湿性の高さが仇になるのですが、これを防ぐには別の成分を配合することで解決します。
それは、ヒアルロン酸で、ヒアルロン酸は低湿度でも肌から水分は吸わず
あくまで空気中から湿気を集めます。
ただ、ヒアルロン酸の弱点は、フィルム状となるため、肌にツッパリ感を与えること。
そこでグリセリンを加えると、ヒアルロン酸の欠点を補い、また、グリセリンの欠点を補うことができ、お互いの長所を引き出します。
ちなみに化粧水へのグリセリンの配合量は、しっとりさせる場合でもだいたい10%程度くらいが限度でしょうか、あまり多いとべたつきの原因となるため、注意が必要です。
乳液やクリームなどにも配合されていますが、しっとり感を出すために
一番安価で効果がわかりやすいものは、グリセリン以外無いと思います。
人間の肌でもグリセリンは作られており、保湿をアミノ酸と共に担っています。
グリセリンの最大の問題は、冬や夏場のクーラー環境で起こります。
グリセリンは吸湿性が高く、うるおいを与える力も大きいのですが、
低湿度になると、空気中からではなく、肌から水分を吸い上げることがあります。
どういうことかというと、空気中の湿度より肌の湿気の方が高いため、
グリセリンは何も考えず肌から湿気を奪うという具合です。
吸湿性の高さが仇になるのですが、これを防ぐには別の成分を配合することで解決します。
それは、ヒアルロン酸で、ヒアルロン酸は低湿度でも肌から水分は吸わず
あくまで空気中から湿気を集めます。
ただ、ヒアルロン酸の弱点は、フィルム状となるため、肌にツッパリ感を与えること。
そこでグリセリンを加えると、ヒアルロン酸の欠点を補い、また、グリセリンの欠点を補うことができ、お互いの長所を引き出します。
ちなみに化粧水へのグリセリンの配合量は、しっとりさせる場合でもだいたい10%程度くらいが限度でしょうか、あまり多いとべたつきの原因となるため、注意が必要です。
shin_chanz at 00:01│Comments(2)│
│化粧品原料
この記事へのコメント
1. Posted by tm 2008年11月19日 13:42
こんにちは、いつもとてもためになる記事をありがとうございます。メルマガもいつも楽しみに読んでいますが、こちらで勉強するのもとても参考になります。
さて、グリセリン入りの化粧水(美肌水など)にヒアルロン酸原末を加えて保湿度の高い美容液を作る場合、どのくらいの量を配合したら良いのでしょうか?よろしくお願いします。
さて、グリセリン入りの化粧水(美肌水など)にヒアルロン酸原末を加えて保湿度の高い美容液を作る場合、どのくらいの量を配合したら良いのでしょうか?よろしくお願いします。
2. Posted by しんちゃん 2008年11月20日 21:33
tmさん、こんにちは
> さて、グリセリン入りの化粧水(美肌水など)にヒアルロン酸原末を加えて保湿度の高い美容液を作る場合、どのくらいの量を配合したら良いのでしょうか?よろしくお願いします。
いつもメルマガも購読していただきありがとうございます。
さて、グリセリンの量ですが、100mlに対して基本的には0.1g程度となります。多くても0.2gで、0.05gあれば十分な保湿効果が出てきます。
0.2g以上だとツッパリ感がでるため、お勧めしません。
0.1gという量がわかりにくい場合は、少しずつヒアルロン酸を入れて、
少しとろみが出るところで止められたらよいです。
とろみがありすぎると、ツッパリ感がでるので、注意してください。
> さて、グリセリン入りの化粧水(美肌水など)にヒアルロン酸原末を加えて保湿度の高い美容液を作る場合、どのくらいの量を配合したら良いのでしょうか?よろしくお願いします。
いつもメルマガも購読していただきありがとうございます。
さて、グリセリンの量ですが、100mlに対して基本的には0.1g程度となります。多くても0.2gで、0.05gあれば十分な保湿効果が出てきます。
0.2g以上だとツッパリ感がでるため、お勧めしません。
0.1gという量がわかりにくい場合は、少しずつヒアルロン酸を入れて、
少しとろみが出るところで止められたらよいです。
とろみがありすぎると、ツッパリ感がでるので、注意してください。