2008年12月10日
コラーゲンの抽出
化粧品用のコラーゲン抽出は、魚か豚もしくは牛の皮からの抽出が主となり、
コラーゲンの性質も動物の種類によって、多少変わります。
とくに違うのは、ゼラチンに変化する温度です。
コラーゲンは、3本の長い繊維が絡み合って出来たものですが、
ある温度になると、この3本の繊維がほどけて、1本となります。
1本になった状態をゼラチンと呼びますが、動物の種類によって、
ゼラチンになる温度が違います。
これは体温に比例していて、体温が高いほどゼラチンに変化する温度も
高くなります。
魚から抽出したコラーゲンのネックは、このゼラチンへ変化する温度が低いこと。
本州の寒い地域でしたら、問題ありませんが、沖縄などで使われますと、
化粧品の保管中にコラーゲンがゼラチンへ変性してしまいます。
実際、狂牛病の後に魚由来のゼラチンが色々開発されましたが、
商品流通時に気温が高い地域で化粧品の変性が問題となりました。
せっかく買った高価な化粧品が、ゼラチンで作った100円ゼリーと
同じようなものになっていたら、びっくりしますが、魚由来のコラーゲンを
使用したものでは、実際、そのような事例が発生しました。
コラーゲンは変性する温度があるため、かなり抽出温度を低くする必要があります。
実際には4℃くらいで、抽出されています。
原料もどんなものでよいというものでもなく、出来るだけ若い子供の牛や豚で
ある必要があります。
それは前にも書きましたが、コラーゲンは一度作られるとなかなか新しいものには
置き換えられません。そのため、紫外線や活性酸素、その他の要因で、
コラーゲン同士がくっつきあって、水に溶出しくくなるコラーゲンの割合が
増えていきます。
コラーゲンは4℃くらいで、水で抽出するため、水に溶けないコラーゲンが
多くなると、それだけコストが嵩みますので、多少原料費が高くても
子豚や子牛の皮膚から抽出することが第一となります。
なお、同じコラーゲンでも加水分解コラーゲンは、だいぶ原料に幅が出てきます。
それは、4℃で抽出した子牛のコラーゲンを原料に使う必要はなく、
通常流通している牛の皮膚から抽出したゼラチンを使用すればよいからです。
コラーゲンは3本の繊維から成り立っていますが、マイクロコラーゲンや
ナノコラーゲンというものは、1本の繊維を細かく切り刻んだもの。
つまり、ゼラチンを原料にして製造しています。
マイクロコラーゲンなどと聞くとコラーゲンの一種かと思いますが、内容はかなり違うものです。
コラーゲンの性質も動物の種類によって、多少変わります。
とくに違うのは、ゼラチンに変化する温度です。
コラーゲンは、3本の長い繊維が絡み合って出来たものですが、
ある温度になると、この3本の繊維がほどけて、1本となります。
1本になった状態をゼラチンと呼びますが、動物の種類によって、
ゼラチンになる温度が違います。
これは体温に比例していて、体温が高いほどゼラチンに変化する温度も
高くなります。
魚から抽出したコラーゲンのネックは、このゼラチンへ変化する温度が低いこと。
本州の寒い地域でしたら、問題ありませんが、沖縄などで使われますと、
化粧品の保管中にコラーゲンがゼラチンへ変性してしまいます。
実際、狂牛病の後に魚由来のゼラチンが色々開発されましたが、
商品流通時に気温が高い地域で化粧品の変性が問題となりました。
せっかく買った高価な化粧品が、ゼラチンで作った100円ゼリーと
同じようなものになっていたら、びっくりしますが、魚由来のコラーゲンを
使用したものでは、実際、そのような事例が発生しました。
コラーゲンは変性する温度があるため、かなり抽出温度を低くする必要があります。
実際には4℃くらいで、抽出されています。
原料もどんなものでよいというものでもなく、出来るだけ若い子供の牛や豚で
ある必要があります。
それは前にも書きましたが、コラーゲンは一度作られるとなかなか新しいものには
置き換えられません。そのため、紫外線や活性酸素、その他の要因で、
コラーゲン同士がくっつきあって、水に溶出しくくなるコラーゲンの割合が
増えていきます。
コラーゲンは4℃くらいで、水で抽出するため、水に溶けないコラーゲンが
多くなると、それだけコストが嵩みますので、多少原料費が高くても
子豚や子牛の皮膚から抽出することが第一となります。
なお、同じコラーゲンでも加水分解コラーゲンは、だいぶ原料に幅が出てきます。
それは、4℃で抽出した子牛のコラーゲンを原料に使う必要はなく、
通常流通している牛の皮膚から抽出したゼラチンを使用すればよいからです。
コラーゲンは3本の繊維から成り立っていますが、マイクロコラーゲンや
ナノコラーゲンというものは、1本の繊維を細かく切り刻んだもの。
つまり、ゼラチンを原料にして製造しています。
マイクロコラーゲンなどと聞くとコラーゲンの一種かと思いますが、内容はかなり違うものです。
shin_chanz at 00:01│Comments(4)│
│コラーゲン
この記事へのコメント
1. Posted by エディ 2008年12月11日 17:16
よく、お菓子のグミとかに、コラーゲン2500mg配合とか書いてありますが、あれってゼラチンも含んで計算してるものがほとんどですよね?
ゼラチンは、コラーゲンの一種だそうですが、ゼラチンを食べて、コラーゲンと同じ効果は期待できるんでしょうか?
いつも疑問に思ってるんですけど・・・。
あんまり効果ないでしょうか?(´・ω・`)
ゼラチンは、コラーゲンの一種だそうですが、ゼラチンを食べて、コラーゲンと同じ効果は期待できるんでしょうか?
いつも疑問に思ってるんですけど・・・。
あんまり効果ないでしょうか?(´・ω・`)
2. Posted by しんちゃん 2008年12月13日 11:25
エディさん、こんにちは
ゼラチンを含んでの量だと思います。
ただ、食品用のコラーゲンというのは、安いものなので、
化粧品用のコラーゲンと同じ感覚ではないです。
そもそもコラーゲンは、骨や皮、腱、内臓など捨てる部分から抽出するので、
若い牛にこだわらない食品用となると、コラーゲンの塊が冷凍品で
流通していますが、びっくりするぐらい安い価格なので、
たっぷり配合してもそれほど原価が高くなることはありません。
なお、食べるのなら、コラーゲンよりゼラチンの方が消化性はよいので、
肌にはゼラチンの方がよいような気がします。
ゼラチンを含んでの量だと思います。
ただ、食品用のコラーゲンというのは、安いものなので、
化粧品用のコラーゲンと同じ感覚ではないです。
そもそもコラーゲンは、骨や皮、腱、内臓など捨てる部分から抽出するので、
若い牛にこだわらない食品用となると、コラーゲンの塊が冷凍品で
流通していますが、びっくりするぐらい安い価格なので、
たっぷり配合してもそれほど原価が高くなることはありません。
なお、食べるのなら、コラーゲンよりゼラチンの方が消化性はよいので、
肌にはゼラチンの方がよいような気がします。
3. Posted by ken 2008年12月13日 14:40

クチコミサイトを運営していまして、

関係の記事を見て回ってます。
とても参考になりました。
有難うございます。
これからも頑張ってください^^
ken
4. Posted by しんちゃん 2008年12月14日 13:49
kenさん、こんにちは
コメントありがとうございます。
今後ともよろしくです。
コメントありがとうございます。
今後ともよろしくです。