2009年03月04日
ワセリン
鉱物油は危険だと昔は言われていました。
危険だという根拠はあります。
それは昔、不純物が多い鉱物油を使用した人にトラブルが発生して、
しみがたくさん発生したり、ニキビが多発したという事件が起こったからです。
不純物は石油系のものですが、紫外線に当たると、さらに毒性を増すというやっかいなものでした。
また、石油は昔安かったので、安物というイメージが強くあります。
おなじ鉱物油系のものでミネラルオイルというものがあります。
ベビーオイルにも使用されています。クレンジングオイルにも使われています。
ワセリンとの違いは、分子の大きさ。
どちらも飽和炭化水素系のものですが、ミネラルオイルの方は幾分分子が小さく
その分、液状となっています。
分子が小さいと、同じ成分でも仲間同士の結びつきが弱くなるので、
分子が自由に動き、液状となります。
ワセリンは分子が大きいため、同じ飽和炭化水素系でありながら、
ペースト状となります。
分子が大きいメリットというのは、皮膚に浸透しにくいこと。
表面を覆って保護作用があります。
植物油など分子が小さいオイルは肌に塗ってしばらくおくと
浸透しているような感じがありますが、ワセリンはいつもべとついています。
つまり肌表面に残っているということですので、肌の内部からの水分蒸発を防いだり、外部の水を弾いたりするので、ある程度バリア効果というものがでます。
正常な皮膚なら問題ありませんが、傷ついた皮膚や湿疹が生じた皮膚はバリア能が極端に落ちていますので、そうした皮膚には肌の内部へ浸透しにくいワセリンが軟膏基剤として使用されます。
危険だという根拠はあります。
それは昔、不純物が多い鉱物油を使用した人にトラブルが発生して、
しみがたくさん発生したり、ニキビが多発したという事件が起こったからです。
不純物は石油系のものですが、紫外線に当たると、さらに毒性を増すというやっかいなものでした。
また、石油は昔安かったので、安物というイメージが強くあります。
おなじ鉱物油系のものでミネラルオイルというものがあります。
ベビーオイルにも使用されています。クレンジングオイルにも使われています。
ワセリンとの違いは、分子の大きさ。
どちらも飽和炭化水素系のものですが、ミネラルオイルの方は幾分分子が小さく
その分、液状となっています。
分子が小さいと、同じ成分でも仲間同士の結びつきが弱くなるので、
分子が自由に動き、液状となります。
ワセリンは分子が大きいため、同じ飽和炭化水素系でありながら、
ペースト状となります。
分子が大きいメリットというのは、皮膚に浸透しにくいこと。
表面を覆って保護作用があります。
植物油など分子が小さいオイルは肌に塗ってしばらくおくと
浸透しているような感じがありますが、ワセリンはいつもべとついています。
つまり肌表面に残っているということですので、肌の内部からの水分蒸発を防いだり、外部の水を弾いたりするので、ある程度バリア効果というものがでます。
正常な皮膚なら問題ありませんが、傷ついた皮膚や湿疹が生じた皮膚はバリア能が極端に落ちていますので、そうした皮膚には肌の内部へ浸透しにくいワセリンが軟膏基剤として使用されます。
shin_chanz at 00:01│Comments(0)│
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