2009年05月11日
日本の将来
この前、ニッセイ基礎研究所の方の講演会に行ってきました。
日本の中期的な展望と課題についての講演です。
この10年で世界は大きな危機(アジア通貨危機、ITバブル)を
経験してきましたが、いずれも日本企業は輸出先をアメリカや中国など
危機に陥った国へ輸出していた量を他の健全な国へ振り替えることで、
たくましく乗り越えてきました。
しかし、今回ばかりは世界中どこもだめで、健全な国が無く、
在庫を持たないことが経営者の唯一の選択であり、
それが派遣切りや様々な問題を引き起こしているとのことでした。
そのほか、全く貯金を持っていない人が5人中1人を超える割合に
なってきたとか、あと数十年もすれば、町を歩いても大人ばかりで
子供と出会えない町がいくつも出現してくるとかそんな話です。
過去に小学校の給食費を払わない親がいるという報道に驚きましたが、
払いたくても払えない人が急増しているという厳しい現実を思い知らされました。
また、日本は高齢者向けに医療費を抜いても多額の支出を行っており、
先進国の中でも上位に位置していますが、子供支援については
かなり消極的で、子供支援の支出は老人支援の金額の9%程度で
OECD加盟国の中では最低の割合となっています。
老人には手厚く、これから社会を支える子供のいる家庭には手厳しいのが
日本の社会保障制度で全く残念でなりません。
余り意識していませんが、歴史的に見ると日本はかつて世界有数の人口大国だったとか。
日本やヨーロッパは少子高齢化が進んでいきますが、しばらくするとアジア各国でも人口増が止まり、日本を追い越すスピードで少子高齢化が進むそうです。
日本が如何に少子高齢化社会を切り抜けていくか、世界の関心が集まっている
とのことですが、なかなかヨーロッパのように一つにまとまるというは、
アジアでは難しいし、移民を受け入れるのも日本人の国民性では無理だと思います。
如何に女性が働きやすい環境を整えられるかが、これからの発展にはキーとなりつつあります。
日本の中期的な展望と課題についての講演です。
この10年で世界は大きな危機(アジア通貨危機、ITバブル)を
経験してきましたが、いずれも日本企業は輸出先をアメリカや中国など
危機に陥った国へ輸出していた量を他の健全な国へ振り替えることで、
たくましく乗り越えてきました。
しかし、今回ばかりは世界中どこもだめで、健全な国が無く、
在庫を持たないことが経営者の唯一の選択であり、
それが派遣切りや様々な問題を引き起こしているとのことでした。
そのほか、全く貯金を持っていない人が5人中1人を超える割合に
なってきたとか、あと数十年もすれば、町を歩いても大人ばかりで
子供と出会えない町がいくつも出現してくるとかそんな話です。
過去に小学校の給食費を払わない親がいるという報道に驚きましたが、
払いたくても払えない人が急増しているという厳しい現実を思い知らされました。
また、日本は高齢者向けに医療費を抜いても多額の支出を行っており、
先進国の中でも上位に位置していますが、子供支援については
かなり消極的で、子供支援の支出は老人支援の金額の9%程度で
OECD加盟国の中では最低の割合となっています。
老人には手厚く、これから社会を支える子供のいる家庭には手厳しいのが
日本の社会保障制度で全く残念でなりません。
余り意識していませんが、歴史的に見ると日本はかつて世界有数の人口大国だったとか。
日本やヨーロッパは少子高齢化が進んでいきますが、しばらくするとアジア各国でも人口増が止まり、日本を追い越すスピードで少子高齢化が進むそうです。
日本が如何に少子高齢化社会を切り抜けていくか、世界の関心が集まっている
とのことですが、なかなかヨーロッパのように一つにまとまるというは、
アジアでは難しいし、移民を受け入れるのも日本人の国民性では無理だと思います。
如何に女性が働きやすい環境を整えられるかが、これからの発展にはキーとなりつつあります。
shin_chanz at 00:01│Comments(0)│
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