医薬部外品の開発 その2成分の吸収 その8

2009年09月18日

医薬部外品の開発 その3

美白化粧品の有効成分は、どうやって効果を確認していくのでしょうか?

どんな美白剤でもどういう仕組みで美白効果があるのか確認する必要があります。
これができていないと、美白剤として国は認めることはありません。

メラニン色素はアミノ酸がくっついてできるものです。
その間にいくつかの酵素が関与していますが、
この酵素を阻害できるかどうかが第一の確認となります。

メラニン色素自体は、人間だけでなく、植物も持っていて、紫外線対策に利用しています。
不思議な感じがしますが、進化の過程で下等生物から人間が受け継いだものと考えられるでしょう。

様々な植物にメラニン合成酵素があるのですが、よく使われるのがマッシュルームに存在する酵素。

20年位前は良く使われていました。

ただ、最近はあまり使われていません。

それはマッシュルーム由来のメラニン合成酵素を阻害するものが、必ずしも人間のメラニン合成酵素を阻害するとは限らないからです。

そのため、人の皮膚癌から採取したメラニン合成酵素を利用して、試験管内でメラニンの合成が阻害できるか確認します。

試験管内で阻害できれば、次に皮膚癌細胞を使用して、メラニンの合成を阻害できるか確認します。
わざわざがん細胞を利用するのは、生命力が強く、またメラニン色素の合成も盛んだからです。

また、細胞培養系でチェックするのは、きちんと培地に添加した美白剤が細胞内へ取り込まれるかということ、取り込まれたものが期待通りに美白効果をでるかということ、そして細胞自体を殺さないかという点です。

いくら美白剤として有能であっても細胞の増殖力を衰えさせるようなものでは全く使えません。

shin_chanz at 00:01│Comments(1) 化粧品 

この記事へのコメント

1. Posted by たいこ   2009年09月19日 17:05
しんちゃん、こんにちは。酸性の化粧水と、アルカリ性の化粧水について質問があるのですが、教えていただけないでしょうか。

今、トゥヴェールさんAPPS1%の化粧水を使っています。どこかで、化粧水は弱酸性がいいと読みました。APPSを溶かしたものはアルカリ性になるとも読みました。
とすると、APPS化粧水のあとは、やはり別の弱酸性化粧水を使うべきなのでしょうか。すぐ次のステップの乳液に行ってはいけないでしょうか?

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