2009年11月30日
グリセリンからのポリマー
日本触媒がグリセリンを使用して、アクリル酸ポリマーの製造に乗り出すことが新聞報道でありました。
日本触媒といえば、日本でも有数のアクリル酸ポリマーを製造している企業で、アクリル酸は主に紙おむつや生理用品に使われる吸水性樹脂の原料です。
原油が1バレル60ドル以上なら十分採算がとれるとか。
現在は76ドルですので、グリセリンの価格が上がらなければ、十分採算が取れるレベル。
グリセリンが酸化されるとアクロレインというやっかいな成分ができます。
揚げ物などを古い油で行うと、グリセリンが酸化され、このアクロレインという成分ができ、主婦の油酔いの原因となるのですが、このアクロレインをさらに酸化するとアクリル酸が出来上がります。
アクリル酸は化粧品でも良く使われていて、ヘアケアでは髪のセット剤のポリマー成分として、スキンケアでは増粘剤のポリマー成分に使われます。
今は石油由来成分として、嫌われることもあるのですが、あと何年かすればグリセリン由来のものに切り替わっているかもしれません。
グリセリンから作るほうが石油からに比べると、安くてしかも炭酸ガスの発生量は1/3になるため、環境にも優しいものとなります。
昔は砂糖やグリセリンからポリマーを作るなんて考えられませんでしたが、数十年もすれば価値観が変わって、石油から作ったものの方が贅沢と言われるような時代になるのかもしれませんね。
日本触媒といえば、日本でも有数のアクリル酸ポリマーを製造している企業で、アクリル酸は主に紙おむつや生理用品に使われる吸水性樹脂の原料です。
原油が1バレル60ドル以上なら十分採算がとれるとか。
現在は76ドルですので、グリセリンの価格が上がらなければ、十分採算が取れるレベル。
グリセリンが酸化されるとアクロレインというやっかいな成分ができます。
揚げ物などを古い油で行うと、グリセリンが酸化され、このアクロレインという成分ができ、主婦の油酔いの原因となるのですが、このアクロレインをさらに酸化するとアクリル酸が出来上がります。
アクリル酸は化粧品でも良く使われていて、ヘアケアでは髪のセット剤のポリマー成分として、スキンケアでは増粘剤のポリマー成分に使われます。
今は石油由来成分として、嫌われることもあるのですが、あと何年かすればグリセリン由来のものに切り替わっているかもしれません。
グリセリンから作るほうが石油からに比べると、安くてしかも炭酸ガスの発生量は1/3になるため、環境にも優しいものとなります。
昔は砂糖やグリセリンからポリマーを作るなんて考えられませんでしたが、数十年もすれば価値観が変わって、石油から作ったものの方が贅沢と言われるような時代になるのかもしれませんね。
shin_chanz at 00:01│Comments(0)│
│化粧品原料