2009年12月25日
よく使われる顔料ー群青
群青もファンデーションやアイメイクなどに使われる顔料の一つ。
紫から青色など、群青の作り方によって色調も変わります。瑠璃色という言い方もあります。
天然のラピスラズリ(瑠璃石)を砕いて、顔料にしていました。
鮮やか青色が特徴の顔料です。
ただ、天然品には不純物が多く、色調も一定しないということで、16世紀にはすでに合成が出来た顔料でもあります。
英語ではウルトラマリンという言い方をしますが、これは化学合成品を意味します。
「海を越えて欧州に来る」というazurrumultramarinumを略して、ウルトラマリンと名づけ、天然の瑠璃石を砕いた群青と区別していました。
ウルトラマリンと聞くと、私は大きな海をイメージしますが、ヨーロッパ人は化学合成品というイメージなんですね。
発想の違いが面白いと思います。
天然原料使用を売り物にするファンデーションやアイメイクに「ウルトラマリン」や「ウルトラマリンブルー」を使っていると表示されることがあります。
しかし、ヨーロッパ人にしてみればケミカル成分ということでわざわざ「ウルトラマリン」と名づけて区別しているのに、ケミカル品を使っているのに天然を売り物にするのはおかしいじゃないかということになります。
日本の化粧品ではグンジョウという表示名称となります。
ちなみに群青は取り扱いに注意が必要な顔料です。
pHが5以下になると毒ガスである硫化水素が発生します。
紫から青色など、群青の作り方によって色調も変わります。瑠璃色という言い方もあります。
天然のラピスラズリ(瑠璃石)を砕いて、顔料にしていました。
鮮やか青色が特徴の顔料です。
ただ、天然品には不純物が多く、色調も一定しないということで、16世紀にはすでに合成が出来た顔料でもあります。
英語ではウルトラマリンという言い方をしますが、これは化学合成品を意味します。
「海を越えて欧州に来る」というazurrumultramarinumを略して、ウルトラマリンと名づけ、天然の瑠璃石を砕いた群青と区別していました。
ウルトラマリンと聞くと、私は大きな海をイメージしますが、ヨーロッパ人は化学合成品というイメージなんですね。
発想の違いが面白いと思います。
天然原料使用を売り物にするファンデーションやアイメイクに「ウルトラマリン」や「ウルトラマリンブルー」を使っていると表示されることがあります。
しかし、ヨーロッパ人にしてみればケミカル成分ということでわざわざ「ウルトラマリン」と名づけて区別しているのに、ケミカル品を使っているのに天然を売り物にするのはおかしいじゃないかということになります。
日本の化粧品ではグンジョウという表示名称となります。
ちなみに群青は取り扱いに注意が必要な顔料です。
pHが5以下になると毒ガスである硫化水素が発生します。
shin_chanz at 00:01│Comments(0)│
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