香る素材 その2産地偽装

2010年03月12日

香る素材 その3

ゲラニオールは香料ですが、多くの天然精油と同様に抗菌力があります。

汗くささというのは、汗そのものより、細菌によって分解された汗の成分が問題となります。

腋や頭皮についても同じような原因で細菌対策が重要となります。

殺菌剤が配合された制汗剤やヘアトニックの使用でしょうか。

ゲラニオールの有益性は、ただ香るだけではなく、この殺菌効果も現れるということで、皮膚の細菌数を減少させます。

ガムを食べた後、汗をかくとゲラニオールは汗と一緒に皮膚上へ広がり、普通なら汗が細菌に分解されて、体臭になるところを抗菌効果により体臭への転換を抑えます。

これは特に営業で外回りの男性には好都合のようで、汗をかくと夕方近くなると汗臭くなっていくものですが、多少なりとも臭気の現象効果があるようです。

もちろん、シャツを替えたり、制汗剤を使うのが一番効果的ですが、そういったことが出来ないときに重宝するようです。

まさに男性の需要が高い、とくに体臭対策に何をすべきかわからなかった中年層には受けたガムでした。

一連の研究で、食べたものが皮膚へ蓄積するというのがわかりつつあります。
もともとみかんを食べたら、色素が皮膚に沈着するなど、見た目でわかる場合もありますが、ビタミンCのサプリメントについても服用後、数時間で皮膚中のビタミンC濃度が高くなることがわかりました。

こちらは7時間ぐらいまで、ビタミンC濃度が通常の皮膚中に比べて数倍程度高くなります。

数倍程度なので、美白とかそういった効果は望み薄ですが抗酸化対策としては使えると思います。

なお、ビタミンCの皮膚への分配ルートですが、生きた角化細胞を中継し、角質層を抜けてくるのではなく、主に汗腺から汗と一緒に分泌されることにより皮膚へビタミンCが広がると考えられています。

もちろん、サプリ以外でもビタミンC含有量が多い、果実や野菜など食べたときもビタミンCが皮膚へ汗を通して分泌されていると思われます。

shin_chanz at 00:01│Comments(0) 食品の科学 

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