2010年03月15日
産地偽装
東京でも有名料理店の産地偽装が発覚したようですね。
高級素材トリュフの産地を偽装したり、安物トリュフにトリュフオイルをかけたり、マツタケの産地偽装の疑いがあるとか。
大阪での吉兆の偽装は関係なかった他の吉兆グループの衰退を招き、以前は京阪神地区の有名ホテルに出店していたのに、帝国ホテル、グランヴィア、阪急等のホテル内から店舗が消えていました。
高級料亭の産地偽装というのは、常連さんの「舌の質」まで、問われることになりますので、後々まで尾が引くようです。
とは言え、よほどの食道楽や料理人でないと、トリュフの産地まで見抜くのは難しいのでしょう。芸能人も多く出入りし、ミシュランも星を付けてしまったところなんですから・・(^^;;
私は残念なことにトリュフはほとんど食べたことがないので、本物か偽者がわからないばかりか、香料で偽装されても「香りが高い」として、喜んで食べるでしょう(笑)
ただ、高級料理店は接待で使われることも多く、接待に使った側は顔に泥を塗られたと今頃怒り心頭ではないでしょうか。
まあ、素材が偽装されていても料理が美味しければそれでよいのですが。
さて、化粧品原料を見てみると、大抵原料の大元は輸入品だったりします。
日本で取れるものというのは、本当に少ない。米はやたら多いですが、野菜類は輸入が多くなっていますし、あとは水産物くらでしょうか。
もちろん、多くの化粧品の主成分である水は豊富です。
水産物ではコラーゲンが有名です。ただ、魚のコラーゲンは気温が高いと変性しやすいため、あまり普及していないのが実情です。
(魚の体温と動物の体温の差が出てしまっています)
石鹸や合成洗剤を見ると、日本ではヤシ油やパーム油は取れませんので、原料のほとんどは輸入品となります。
そもそも偽装するかどうかの前にほとんどの原料が輸入品なのですから、あまり産地というのは、気にされないと思います。
それよりむしろ大事なのが、動物か植物かというところでしょう。
植物はオーガニックかどうか。
コラーゲンなどの動物原料はかなり使われなくなっていて、代替品に置き換わられています。
スクワランはオリーブオイル由来のものは品質でまだまだ難があるため、サメスクワランの方が優位を保っていますが、これもいずれは合成品か何かに置き換わると思います。
最近は絶滅の恐れのある希少動物を守るワシントン条約も見逃せなくなってきました。
マグロの取引規制をするとかヨーロッパでは声高に叫ばれていますが、日本の化粧品にも最近ワシントン条約が存在感を増す出来事がありました。
それは、アロエエキスで、アロエの品種によっては希少生物から作られたものもあり、これが日本で結構普及していたため、アロエエキスを配合している化粧品は希少品種でないタイプのアロエへの転換を迫られました。
植物エキスを使うにも、「希少なエキス」を追求しすぎても世間から非難される時代になりつつあります。
高級素材トリュフの産地を偽装したり、安物トリュフにトリュフオイルをかけたり、マツタケの産地偽装の疑いがあるとか。
大阪での吉兆の偽装は関係なかった他の吉兆グループの衰退を招き、以前は京阪神地区の有名ホテルに出店していたのに、帝国ホテル、グランヴィア、阪急等のホテル内から店舗が消えていました。
高級料亭の産地偽装というのは、常連さんの「舌の質」まで、問われることになりますので、後々まで尾が引くようです。
とは言え、よほどの食道楽や料理人でないと、トリュフの産地まで見抜くのは難しいのでしょう。芸能人も多く出入りし、ミシュランも星を付けてしまったところなんですから・・(^^;;
私は残念なことにトリュフはほとんど食べたことがないので、本物か偽者がわからないばかりか、香料で偽装されても「香りが高い」として、喜んで食べるでしょう(笑)
ただ、高級料理店は接待で使われることも多く、接待に使った側は顔に泥を塗られたと今頃怒り心頭ではないでしょうか。
まあ、素材が偽装されていても料理が美味しければそれでよいのですが。
さて、化粧品原料を見てみると、大抵原料の大元は輸入品だったりします。
日本で取れるものというのは、本当に少ない。米はやたら多いですが、野菜類は輸入が多くなっていますし、あとは水産物くらでしょうか。
もちろん、多くの化粧品の主成分である水は豊富です。
水産物ではコラーゲンが有名です。ただ、魚のコラーゲンは気温が高いと変性しやすいため、あまり普及していないのが実情です。
(魚の体温と動物の体温の差が出てしまっています)
石鹸や合成洗剤を見ると、日本ではヤシ油やパーム油は取れませんので、原料のほとんどは輸入品となります。
そもそも偽装するかどうかの前にほとんどの原料が輸入品なのですから、あまり産地というのは、気にされないと思います。
それよりむしろ大事なのが、動物か植物かというところでしょう。
植物はオーガニックかどうか。
コラーゲンなどの動物原料はかなり使われなくなっていて、代替品に置き換わられています。
スクワランはオリーブオイル由来のものは品質でまだまだ難があるため、サメスクワランの方が優位を保っていますが、これもいずれは合成品か何かに置き換わると思います。
最近は絶滅の恐れのある希少動物を守るワシントン条約も見逃せなくなってきました。
マグロの取引規制をするとかヨーロッパでは声高に叫ばれていますが、日本の化粧品にも最近ワシントン条約が存在感を増す出来事がありました。
それは、アロエエキスで、アロエの品種によっては希少生物から作られたものもあり、これが日本で結構普及していたため、アロエエキスを配合している化粧品は希少品種でないタイプのアロエへの転換を迫られました。
植物エキスを使うにも、「希少なエキス」を追求しすぎても世間から非難される時代になりつつあります。
shin_chanz at 00:01│Comments(0)│
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