米の成分 その3皮脂へのスタンス その1

2010年03月29日

染毛剤の小さな疑問

男性向け白髪用染毛剤は染める時間が5分なのに、女性向けは30分が普通。

なぜだと思いますか?

色々理由はあります。
男性は気が短く、30分も染毛にかけるのは我慢できないというのも多いです。
面倒だからお風呂に入っているときに毛を染めてしまうんですね。

ここが大きなポイントで、お風呂に入っている間に染めれないと売れないようです。
本来は服を着た状態で染めるのが当然なのですが、それを面倒に思う男性は多いです。

染毛剤が垂れて肌についても「まあ、いいか」という感じで、皮膚が染まってもいちいち気にしない人も多いし、鏡を見て、「しまった」と思っても、次に何かをすると忘れてしまうほど。
女性とは意識がまるで違います。

だから短髪の髪型の男性ならお風呂場で裸の状態で染めてしまう。
女性だったら、ありえないでしょう。
裸の状態で染毛すると、お風呂の鏡では写らない首や背中に垂れていて、皮膚が染まってしまっても気が付かないのですから。

また、男性向けの染毛剤は、コーナーを見ればわかりますが、黒しかないのが普通です。女性のように色のバリエーションはありません。
つまり、濃く発色すればいいのです。
女性向けのように微妙な色の違いは求められません。

ここが化学的に見ると大きなポイントで、使う染料が違うため、染まる時間も大きく変わります。

ほかには白髪の量によっても違います。

白髪が少ないのに染めると、微妙に白髪部分と黒髪部分で色の差ができます。
毛染めは一度髪の毛にあるメラニンを分解してから染料が浸透し、髪の毛の中で発色するという手順があります。

つまり、白髪が多いと、第一段階のメラニン分解部分が少なくて済むので、上手く染まるのですが、黒髪が多いとメラニンの分解が中途半端で染毛剤の浸透・発色が始まるため、上手く染めれません。

もちろん美容室で染める場合は、美容師がメラニンを壊す時間を考えなら、毛染めを行うので、失敗は少ないと思います。
家庭用の場合は安く出来る分、前処理や仕上がりを見ながら、毛染め時間を長くしたり、短くしたりということができないため、仕上がりにムラが生じてしまいます。

shin_chanz at 00:01│Comments(0) 化粧品 

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