皮脂へのスタンス その1皮脂へのスタンス その3

2010年04月02日

皮脂へのスタンス その2

ニキビが洗顔で治れば、実に話は簡単なのですが、残念ながら洗顔では治りません。
洗顔で悪化をある程度抑えることが出来ても、毛穴の詰まりをなんとか出来るものではないため、ニキビは治らないのです。

ニキビに対しては洗顔で治るものではなく、適切な治療が必要とされます。

また、適度な皮脂は肌にツヤ感を与えますが、多すぎるとテカリとして認識されます。
要は光を反射しすぎるということですね。

テカリすぎると、他人の目線が気になることもあります。
テカリを取るために洗顔は有効でしょう。

ツヤを与える皮脂ですが、この問題はとても酸化しやすいということ。

スクワレンという成分が皮脂に含まれますが、とても酸化しやすい性質があります。
植物油で酸化しやすいというローズヒップやアルガンオイルに比べても
かなり酸化しやすいです。

その理由は二重結合という不安定な部分が分子にたくさんあるからで、これがあると酸素とすぐにくっつきます。

酸化しやすいオイルはせいぜい二重結合が3つ程度、これだけでも空気中に置いて置くだけで、酸素と反応してポリマーとなります。
さらさらのオイルがペンキ状に変わるのです。

スクワレンはこの2重結合が6つもあります。
そのため、皮脂に含まれるオイル成分のなかで最も早く酸化します。
しかも、一度酸化すると周りの成分にも伝達し、どんどん酸化が感染するように広がっていきます。

この酸化を抑える役目を果たすのが、抗酸化剤。
ビタミンEや様々な抗酸化剤が皮脂の酸化を防ごうと活躍するわけです。
ただ、抗酸化剤も様々で、酸化を素早く止めるものもあれば、ゆっくりと徐々に止めるものもあり、その性質は全く異なります。

どちらかというとビタミンEは少し行動が遅く、イマイチな部類に入ります。

shin_chanz at 00:01│Comments(0) 化粧品 

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