2010年06月04日
エネルギーの燃焼 その3
血液のpHを一定にする仕組みは、主には赤血球が担っています。
赤血球のヘモグロビンはタンパク質で出来ていますが、直接二酸化炭素と化合できる仕組みを持っています。
ただ、この直接化合できる量というのは、組織から放出された二酸化炭素のうち15%程度で、残りは二酸化炭素ではなく、血液中の酵素が二酸化炭素と水を反応させ、炭酸を作ります。
この炭酸は炭酸飲料に含まれる炭酸そのものですが、水の中では弱酸性のイオンとして存在しています。
当然、体の中に炭酸が溶け込んでいくと酸性になっていきますが、これを中和して、pHを一定にすべくヘモグロビンや他のタンパク質が担います。
タンパク質は酸とアルカリという相反する成分とくっつける性質があり、これが血液のpH一定化に寄与しています。
ほかには、血液に含まれる弱酸性や弱アルカリ性の成分が一体となって、pHを一定範囲に収めようとする働きもあります。
これはpH緩衝といって血液の他、たとえば化粧品にも応用されているものですが、一定の量までの酸やアルカリを加えてもその液のpHはほぼ一定するという原理を応用します。
そして血液には人間の活動で放出される二酸化炭素を吸収しても十分なだけの緩衝剤が血液中に存在し、血液を酸性やアルカリ性に傾けないようにしています。
ただ、これも健康なときは良いのですが、糖尿病などの病気になると体内で酸性物質やアルカリ性物質が極端に生成し、血液のpHが変化することもあります。
生化学的に重要な反応はpHが適正値からずれると反応が起こりにくくなり、体調を崩す原因となりかねません。
何段階ものpH一定機構により細胞内で作られた酸が特定の場所でpHを変動させないように工夫がされています。
赤血球のヘモグロビンはタンパク質で出来ていますが、直接二酸化炭素と化合できる仕組みを持っています。
ただ、この直接化合できる量というのは、組織から放出された二酸化炭素のうち15%程度で、残りは二酸化炭素ではなく、血液中の酵素が二酸化炭素と水を反応させ、炭酸を作ります。
この炭酸は炭酸飲料に含まれる炭酸そのものですが、水の中では弱酸性のイオンとして存在しています。
当然、体の中に炭酸が溶け込んでいくと酸性になっていきますが、これを中和して、pHを一定にすべくヘモグロビンや他のタンパク質が担います。
タンパク質は酸とアルカリという相反する成分とくっつける性質があり、これが血液のpH一定化に寄与しています。
ほかには、血液に含まれる弱酸性や弱アルカリ性の成分が一体となって、pHを一定範囲に収めようとする働きもあります。
これはpH緩衝といって血液の他、たとえば化粧品にも応用されているものですが、一定の量までの酸やアルカリを加えてもその液のpHはほぼ一定するという原理を応用します。
そして血液には人間の活動で放出される二酸化炭素を吸収しても十分なだけの緩衝剤が血液中に存在し、血液を酸性やアルカリ性に傾けないようにしています。
ただ、これも健康なときは良いのですが、糖尿病などの病気になると体内で酸性物質やアルカリ性物質が極端に生成し、血液のpHが変化することもあります。
生化学的に重要な反応はpHが適正値からずれると反応が起こりにくくなり、体調を崩す原因となりかねません。
何段階ものpH一定機構により細胞内で作られた酸が特定の場所でpHを変動させないように工夫がされています。
shin_chanz at 00:01│Comments(0)│
│細胞機能