2010年06月23日
体の中の水 その2
細胞内と細胞外でミネラルなどのイオンバランスが大きく違う説に進化の過程による説明があります。
それは、原始の海ではマグネシウムやカリウムなどのイオンに富んでいて、これが酵素や様々な生命反応を進ませるもっとも良い条件でありました。
ところが、海水中のナトリウムやカルシウムの濃度が高くなってくると、生命反応の妨げになりつつあり、細胞として生き残るためには、細胞内に原始の海の状態であるイオンバランスを維持する必要にせまられ、必要な成分を必要な量だけ細胞へ取り込み、濃縮させるという技を体得したというものです。
細胞は様々な化学反応を酵素を利用することで行います。
たいていの酵素は水を必要とし、水が枯渇すると必要な成分も作れなくなります。
細胞内の水や細胞外の水がなくなるというのは、脱水症という形で現れます。
気をつけないといけないのは、汗をかいて食塩を失って脱水しているのか、それとも単に水を失っているだけの脱水かどうかを見極めるという点です。
たとえば汗によって、体の塩分が流出すると、細胞内へ水が流入して、細胞が膨れ上がる他、塩分濃度の低下により、めまいが生じたり、頭痛が生じ、さらに低い濃度になると精神異常をきたして、死にいたる事もあります。
塩分を補給しないといけないのに、大量に真水を飲むことで、体内の塩分濃度が下がり、余計脱水症状が酷くなります。
逆に塩分は十分なのに塩分を多く含む飲料をあたえると、細胞内の水が細胞外へ流出し、細胞内での渇水状態に陥ることもあります。
体内の水は、塩分濃度に左右され、脱水症状が出ている場合は、真水を与えるべきなのかそれともスポーツドリンクを与えるのべきなのか、よくよく考える必要があります。
それは、原始の海ではマグネシウムやカリウムなどのイオンに富んでいて、これが酵素や様々な生命反応を進ませるもっとも良い条件でありました。
ところが、海水中のナトリウムやカルシウムの濃度が高くなってくると、生命反応の妨げになりつつあり、細胞として生き残るためには、細胞内に原始の海の状態であるイオンバランスを維持する必要にせまられ、必要な成分を必要な量だけ細胞へ取り込み、濃縮させるという技を体得したというものです。
細胞は様々な化学反応を酵素を利用することで行います。
たいていの酵素は水を必要とし、水が枯渇すると必要な成分も作れなくなります。
細胞内の水や細胞外の水がなくなるというのは、脱水症という形で現れます。
気をつけないといけないのは、汗をかいて食塩を失って脱水しているのか、それとも単に水を失っているだけの脱水かどうかを見極めるという点です。
たとえば汗によって、体の塩分が流出すると、細胞内へ水が流入して、細胞が膨れ上がる他、塩分濃度の低下により、めまいが生じたり、頭痛が生じ、さらに低い濃度になると精神異常をきたして、死にいたる事もあります。
塩分を補給しないといけないのに、大量に真水を飲むことで、体内の塩分濃度が下がり、余計脱水症状が酷くなります。
逆に塩分は十分なのに塩分を多く含む飲料をあたえると、細胞内の水が細胞外へ流出し、細胞内での渇水状態に陥ることもあります。
体内の水は、塩分濃度に左右され、脱水症状が出ている場合は、真水を与えるべきなのかそれともスポーツドリンクを与えるのべきなのか、よくよく考える必要があります。
shin_chanz at 00:01│Comments(0)│
│細胞機能