2010年06月30日
日焼け止めの開発 その2
酸化チタンというのは物理的に紫外線を遮断するように思えますが、実際には違うところもあります。
酸化チタンや酸化亜鉛は金属の粉ですので、こういったものが入った日焼け止めを使うということは、ちょうど家の軒先などのコンクリートの壁に隠れて、日光を避けているような感じ。
酸化チタンや酸化亜鉛がコンクリートの役目をします。
ただ、このコンクリートの壁ですが、実は穴だらけなんです。
町の中で良く見かけるコンクリートの壁のようなものではなく、どちらかというと穴がたくさん空いたフェンスに近いようなもの。
フェンスならいくらその影に隠れても日光の多くは素通りするので、日焼けしてしまいます。
酸化チタンの粒子が大きいと、酸化チタン同士の間の隙間が多くなり、フェンスのようになってしまいます。
ただし、これは光の波長によっても大きくことなります。
顔料サイズは紫外線から見ると穴だらけのフェンスのように見えるのですが、一方モノの見え方を左右する可視光線からみると、隙間の無いコンクリートの壁。
つまり、コンクリートの後ろに隠れているものは見えず、これがファンデーションを塗ったときにしみなどを消す、「カバー力のある」という表現になります。
ただし、肌の一番表面で光を反射するため、「不自然な仕上がり」という表現もされます。
ナノ酸化チタンは全く逆で、紫外線から見ると隙間のないコンクリートの壁、そして可視光線からみると穴だらけのフェンスとなり、「自然な仕上がり」というような表現となります。
ただし、顔料酸化チタンも配合量を少なくすれば、不自然さはなくなりますが、SPFを稼げないというジレンマに陥ります。
酸化チタンや酸化亜鉛は金属の粉ですので、こういったものが入った日焼け止めを使うということは、ちょうど家の軒先などのコンクリートの壁に隠れて、日光を避けているような感じ。
酸化チタンや酸化亜鉛がコンクリートの役目をします。
ただ、このコンクリートの壁ですが、実は穴だらけなんです。
町の中で良く見かけるコンクリートの壁のようなものではなく、どちらかというと穴がたくさん空いたフェンスに近いようなもの。
フェンスならいくらその影に隠れても日光の多くは素通りするので、日焼けしてしまいます。
酸化チタンの粒子が大きいと、酸化チタン同士の間の隙間が多くなり、フェンスのようになってしまいます。
ただし、これは光の波長によっても大きくことなります。
顔料サイズは紫外線から見ると穴だらけのフェンスのように見えるのですが、一方モノの見え方を左右する可視光線からみると、隙間の無いコンクリートの壁。
つまり、コンクリートの後ろに隠れているものは見えず、これがファンデーションを塗ったときにしみなどを消す、「カバー力のある」という表現になります。
ただし、肌の一番表面で光を反射するため、「不自然な仕上がり」という表現もされます。
ナノ酸化チタンは全く逆で、紫外線から見ると隙間のないコンクリートの壁、そして可視光線からみると穴だらけのフェンスとなり、「自然な仕上がり」というような表現となります。
ただし、顔料酸化チタンも配合量を少なくすれば、不自然さはなくなりますが、SPFを稼げないというジレンマに陥ります。
shin_chanz at 00:00│Comments(5)│
│日焼け止め
この記事へのコメント
1. Posted by アイノティー 2010年06月30日 07:10
しんちゃんさん、こんにちは。
例の日焼け止め100%Pure HydrationSPF20を、実験してみましたので、追記させて頂きます。
まず色と状態ですが、使用時から少し間が経っていたので 記憶と違っていました(スミマセン。。。)訂正致します。
伸ばすとほぼ透明、至近距離で白いかなと分かる程度、もの自体は まっ白!です。
とてもゆるいホイップ状(クリームファンデのような感じ)です。
伸ばした感じは すごく伸びますが、愛用中のメンタームセンシティブはツルツルン!と伸びる(滑りが良くなる成分の使用感)のに対して、あくまで ゆるーくきしまず伸びーる、という感じです。
コップに入れて実験しましたが、溶けません。その形のまま沈んでいます。半日経ってもそのままでした。
かき混ぜたら、白い粉状のものが広がり、時間が経つと白い塵っぽく沈んでいました。
曇りの日に久しぶりに使用しましたが、付け心地は快適でした。圧迫感が全くありません。私の使用感ですが乾燥もしないようです。
日焼け止め効果は微妙なので、「曇りの日」でした。笑
今回の記事ですが、ナノ酸化チタンの日焼け止めでは ダメなのでしょうか?リキッド(粉状でない)ので吸い込みの危険はありませんから、良しのような気がするのですが。ナノ酸化チタンは肌表面から吸収・危険は無いとどこかで見たと思っていました。
例の日焼け止め100%Pure HydrationSPF20を、実験してみましたので、追記させて頂きます。
まず色と状態ですが、使用時から少し間が経っていたので 記憶と違っていました(スミマセン。。。)訂正致します。
伸ばすとほぼ透明、至近距離で白いかなと分かる程度、もの自体は まっ白!です。
とてもゆるいホイップ状(クリームファンデのような感じ)です。
伸ばした感じは すごく伸びますが、愛用中のメンタームセンシティブはツルツルン!と伸びる(滑りが良くなる成分の使用感)のに対して、あくまで ゆるーくきしまず伸びーる、という感じです。
コップに入れて実験しましたが、溶けません。その形のまま沈んでいます。半日経ってもそのままでした。
かき混ぜたら、白い粉状のものが広がり、時間が経つと白い塵っぽく沈んでいました。
曇りの日に久しぶりに使用しましたが、付け心地は快適でした。圧迫感が全くありません。私の使用感ですが乾燥もしないようです。
日焼け止め効果は微妙なので、「曇りの日」でした。笑
今回の記事ですが、ナノ酸化チタンの日焼け止めでは ダメなのでしょうか?リキッド(粉状でない)ので吸い込みの危険はありませんから、良しのような気がするのですが。ナノ酸化チタンは肌表面から吸収・危険は無いとどこかで見たと思っていました。
2. Posted by しんちゃん 2010年06月30日 20:46
アイノティーさん、こんにちは
ホイップ状ですか。かき混ぜたら一応粉が溶けていくんですね。
界面活性剤が入っているような気がします。
滑りがいいのも怪しいですね(笑)
なお、ナノ酸化チタンの日焼け止めは問題ないと思います。
吸い込む危険性も少ないですし、肌への吸収も特にありません。
傷口に日焼け止めを塗る人はいないでしょうから、特に問題になることはありません。
ホイップ状ですか。かき混ぜたら一応粉が溶けていくんですね。
界面活性剤が入っているような気がします。
滑りがいいのも怪しいですね(笑)
なお、ナノ酸化チタンの日焼け止めは問題ないと思います。
吸い込む危険性も少ないですし、肌への吸収も特にありません。
傷口に日焼け止めを塗る人はいないでしょうから、特に問題になることはありません。
3. Posted by アイノティー 2010年07月01日 05:39
しんちゃんさん、こんにちは。
ハイ、滑りはとっても良いです。
なんというか、表現が難しくて私の伝え方がいまいちなのですが、ホイップ状、、というか生クリームの堅さ、といった感じです。空気を含んだ感は 無いです。ヨーグルトに近いけど、形有り、堅さを保っている感じです。。。
界面活性剤ですか。なんだか肌に良く無さそうですね。
とても初歩的な質問ですが、界面活性剤と乳化剤は、どう違うのでしょうか?
溶けないもの同士を混ぜて、洗浄剤は界面活性剤、クリーム類は乳化剤、みたいなイメージはあるのですが。
この日焼け止めに入っているかもという事で 「え、日焼け止めに、界面活性剤??」 と感じたまでです。
ちなみに、界面活性剤入りの日焼け止めや、その他をずっと肌に付けておいて、負担やマイナス面はありますか?
2歳児には、最初使用した時赤いできものが2つ現れたので(おそらく日焼け止めの反応)、〜エキス類が合わなかったのかなぁと思っていましたが、もしかしたら界面活性剤かもしれないですね。
ハイ、滑りはとっても良いです。
なんというか、表現が難しくて私の伝え方がいまいちなのですが、ホイップ状、、というか生クリームの堅さ、といった感じです。空気を含んだ感は 無いです。ヨーグルトに近いけど、形有り、堅さを保っている感じです。。。
界面活性剤ですか。なんだか肌に良く無さそうですね。
とても初歩的な質問ですが、界面活性剤と乳化剤は、どう違うのでしょうか?
溶けないもの同士を混ぜて、洗浄剤は界面活性剤、クリーム類は乳化剤、みたいなイメージはあるのですが。
この日焼け止めに入っているかもという事で 「え、日焼け止めに、界面活性剤??」 と感じたまでです。
ちなみに、界面活性剤入りの日焼け止めや、その他をずっと肌に付けておいて、負担やマイナス面はありますか?
2歳児には、最初使用した時赤いできものが2つ現れたので(おそらく日焼け止めの反応)、〜エキス類が合わなかったのかなぁと思っていましたが、もしかしたら界面活性剤かもしれないですね。
4. Posted by しんちゃん 2010年07月03日 14:40
アイノティーさん、こんにちは
生クリーム状ですか。まだわかりませんが、水分と油分は共存できないので、水気もあって油分もあるということでしたら、界面活性剤(乳化剤)が入っている可能性があります。
界面活性剤と乳化剤は同じものです。
言い方が違うかだけですね。
界面活性剤が負担になるかどうかはその種類にもよります。
基本的には洗い流さないアイテムに入っているものは、肌への負担は少ないものです。
乳化剤は刺激になるかもしれませんが、日光よりはマシとお考えください。
生クリーム状ですか。まだわかりませんが、水分と油分は共存できないので、水気もあって油分もあるということでしたら、界面活性剤(乳化剤)が入っている可能性があります。
界面活性剤と乳化剤は同じものです。
言い方が違うかだけですね。
界面活性剤が負担になるかどうかはその種類にもよります。
基本的には洗い流さないアイテムに入っているものは、肌への負担は少ないものです。
乳化剤は刺激になるかもしれませんが、日光よりはマシとお考えください。
5. Posted by アイノティー 2010年07月03日 14:54
しんちゃんさん、こんにちは。
界面活性剤と乳化剤は同じなのですね。
「乳化」で気付きましたが、
少し硬めのマヨネーズ状、といったら近いかもしれません。暖かくても緩くなりませんが。
乾燥を感じないのも、もしかしたらの界面活性剤が入っているからかもしれません。
一般人の書き込みサイトの評価も高いので、肌への負担は少ないようです。
色々教えていただいて、いつもありがとうございます。
すばらしい日焼け止めが開発される事をお祈りします!
界面活性剤と乳化剤は同じなのですね。
「乳化」で気付きましたが、
少し硬めのマヨネーズ状、といったら近いかもしれません。暖かくても緩くなりませんが。
乾燥を感じないのも、もしかしたらの界面活性剤が入っているからかもしれません。
一般人の書き込みサイトの評価も高いので、肌への負担は少ないようです。
色々教えていただいて、いつもありがとうございます。
すばらしい日焼け止めが開発される事をお祈りします!