2010年10月04日
抗生物質のいろいろ・・
最近、抗生物質が全く通じない細菌による院内感染が問題になっています。
抗生物質の使いすぎが指摘されていますが、人間だけでなく家畜の飼育にも抗生物質は欠かせず様々な抗生物質が使用されています。
ほぼ乱用と言った方が良いかもしれません。
抗生物質について作用の強弱で分類すると二通りあります。
それは菌を殺す殺菌的な作用が強いものと菌の増殖を防ぎ、菌の活動を抑えることに長けたものの2種類です。
抗生物質と聞くと菌を殺して当たり前と思いがちですが、そうではありません。
病気によって使う抗生物質が異なり、たとえば肺炎のように緊急を要するような病気には殺菌的な抗生物質が使われます。
一方、ニキビのような皮膚常在菌が引き起こす病気については、菌の活動を抑える抗生物質が使われます。
菌の活動を抑えるため、菌の増殖は防ぎますが、菌自体を死滅させる力はありません。そもそも皮膚常在菌のため、死滅させてもすぐに他の場所からやって来ては皮膚にすみついていくため、強い副作用を持つ殺菌的な抗生物質を使う意味がありません。
一時的に強力な菌に体が侵されている場合に限り殺菌的な抗生物質が使われます。
ストプレトマイシンやゲンタマイシンが有名で、腸から吸収されないため、点滴や筋肉注射で体内へ導入します。
脳神経の障害を起こしたり、腎障害を起こすため、長期に渡っての使用はコントロールする必要がありますが、その分、効果も大きい抗生物質です。
一方、ニキビに使われる抗生物質は菌の増殖を抑えて、一定以上の菌数にならないようにコントロールしていきます。
ある程度の菌の生育を認めるが、一定以上は許さないというものです。
こちらは作用が弱い分、長期間服用できるというメリットもあります。
抗生物質の使いすぎが指摘されていますが、人間だけでなく家畜の飼育にも抗生物質は欠かせず様々な抗生物質が使用されています。
ほぼ乱用と言った方が良いかもしれません。
抗生物質について作用の強弱で分類すると二通りあります。
それは菌を殺す殺菌的な作用が強いものと菌の増殖を防ぎ、菌の活動を抑えることに長けたものの2種類です。
抗生物質と聞くと菌を殺して当たり前と思いがちですが、そうではありません。
病気によって使う抗生物質が異なり、たとえば肺炎のように緊急を要するような病気には殺菌的な抗生物質が使われます。
一方、ニキビのような皮膚常在菌が引き起こす病気については、菌の活動を抑える抗生物質が使われます。
菌の活動を抑えるため、菌の増殖は防ぎますが、菌自体を死滅させる力はありません。そもそも皮膚常在菌のため、死滅させてもすぐに他の場所からやって来ては皮膚にすみついていくため、強い副作用を持つ殺菌的な抗生物質を使う意味がありません。
一時的に強力な菌に体が侵されている場合に限り殺菌的な抗生物質が使われます。
ストプレトマイシンやゲンタマイシンが有名で、腸から吸収されないため、点滴や筋肉注射で体内へ導入します。
脳神経の障害を起こしたり、腎障害を起こすため、長期に渡っての使用はコントロールする必要がありますが、その分、効果も大きい抗生物質です。
一方、ニキビに使われる抗生物質は菌の増殖を抑えて、一定以上の菌数にならないようにコントロールしていきます。
ある程度の菌の生育を認めるが、一定以上は許さないというものです。
こちらは作用が弱い分、長期間服用できるというメリットもあります。
shin_chanz at 00:01│Comments(0)│
│病気