ストレスチェッカーメイク効果 その2

2011年04月07日

メイク効果

女性の美しさや魅力を定義づけする方法はいろいろあります。
目の大きさや形などの個人が持ち合わせた構造的な要因で多くが語られますが、そのほか表情や姿勢などの個人が行う「演出」や対人関係なども大きな要因の一つ。
いくら美しくても表情が乏しければだめですし、冷たくては魅力を感じません。

海外ではメーキャップ効果を測定するために、素肌とメイク後の写真について男女100人にどちらの顔に魅力を感じるか調査したところ、メイク後の方が魅力的と感じる人が多いとの報告があります。
メイクが平均的な顔を魅力ある顔に仕上げるということを裏づけた結果でしたが、その後様々な学者によって検証がされています。

全く知らないモデルをメイク前とメイク後に比較したら、メイク後の方が魅力を感じる人が多いという結果でしたが、この前提を変えたらどうか。

女子大生32人を使って、彼女たちをよく知っている人たちに同じ実験を行いました。

今度は、モデルになっている人をよく知っている人達が評価します。

ただ、メイクはあくまでモデル自身が行いプロの関与はありません。
結果は女性の評価者では、モデルが素顔とメイク後では特に魅力の変化を感じません。
メイクしても特に魅力が上がるとは思わない女性がほとんどでした。
一方、評価者が男性の場合では、素顔よりメイク後の魅力を評価することが多かったのです。

つまり、メイク後の魅力は評価者の性別によっても大きく変わるということです。

他にもモデルに20代と30代の女性を起用して、プロのメイクさんがメイクを施し、それを大学生に評価させた例もありました。

全体として、素顔よりメイク顔の方が高い評価となりましたが、意外にもモデルが20代だと、その効果は弱くなり、モデルが30代の方がメイク顔の魅力がアップしています。

つまり、男性にはメイク顔が一般的に受けが良くなりますが、女性については必ずしも魅力が高まるとは言えないのです。

また、このとき大学生は異なる学部の人間で評価を行いましたが、学部が変わると評価結果も多少変わるようで、その人のバックグラウンドによっても他人の顔から受ける魅力は変化することがわかりました。

誰にでも魅力感じさせる顔は理想ですがなかなかそうはいないものです。

shin_chanz at 20:56│Comments(0) 化粧品 

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