2011年03月17日
放射能対策 その2
除染について書いたらものすごいアクセス数になっていたので、驚きました。
これから除染を売り物にする色々な業者も出てきそうですが、除染成分を化粧品で売るのは難しいでしょう。
かつてエデト酸はアレルギーを引き起こす成分で、配合濃度が1%以下に制限されていた成分。
緊急時ならともかく毎日安全に高濃度のエデト酸を使うのは難しいというもの。
エデト酸以外にもキレートする成分はたくさんあります。
たとえばグリシンなどのアミノ酸も金属と結合できます。
しかし、身近な例で言えば石鹸の方が金属より結合する力が強いので、グリシンから金属を奪って石鹸かすとなります。
キレート出来ても一度掴んだ金属を握り締めて離さない力が強くないと意味はありません。
また、キレート剤がすべての金属と結合することは無理で、得意な分野と不得意な分野があります。
前述のグリシンがキレートできる金属というのは、かなり限定的で、能力も低いといえます。
キレート剤はたくさんの種類があるのですが、かなり広範囲の相手と結合できて、つまり、放射性物質も含めて、一度掴んだら離さないという特質はエデト酸以外にも限られたものしかありません。
肌に優しいキレート剤など、意味は無いとお考えください。
実際に核兵器の実験で死の灰をかぶった人間の除染にも使われたという実績の点からエデト酸が一番有効なのかなと思います。
他にNTAというキレート剤もありますが、こちらはEDTAより若干キレート力が落ちて、たとえば石鹸と結合した金属を分解する力も弱くなります。
これから除染を売り物にする色々な業者も出てきそうですが、除染成分を化粧品で売るのは難しいでしょう。
かつてエデト酸はアレルギーを引き起こす成分で、配合濃度が1%以下に制限されていた成分。
緊急時ならともかく毎日安全に高濃度のエデト酸を使うのは難しいというもの。
エデト酸以外にもキレートする成分はたくさんあります。
たとえばグリシンなどのアミノ酸も金属と結合できます。
しかし、身近な例で言えば石鹸の方が金属より結合する力が強いので、グリシンから金属を奪って石鹸かすとなります。
キレート出来ても一度掴んだ金属を握り締めて離さない力が強くないと意味はありません。
また、キレート剤がすべての金属と結合することは無理で、得意な分野と不得意な分野があります。
前述のグリシンがキレートできる金属というのは、かなり限定的で、能力も低いといえます。
キレート剤はたくさんの種類があるのですが、かなり広範囲の相手と結合できて、つまり、放射性物質も含めて、一度掴んだら離さないという特質はエデト酸以外にも限られたものしかありません。
肌に優しいキレート剤など、意味は無いとお考えください。
実際に核兵器の実験で死の灰をかぶった人間の除染にも使われたという実績の点からエデト酸が一番有効なのかなと思います。
他にNTAというキレート剤もありますが、こちらはEDTAより若干キレート力が落ちて、たとえば石鹸と結合した金属を分解する力も弱くなります。
shin_chanz at 21:32│Comments(0)│
│プライベート