放射能対策 その2京土産に京コスメ 1

2011年03月20日

水のいらないシャンプー

震災で水の要らないシャンプーに脚光が浴びています。

すすぐときに水が要らないシャンプーです。

洗髪した後、紙タオルなどで髪を拭き取ります。

なぜ、すすぎのときに水が要らないか?
それはこのシャンプーに使われる界面活性剤に秘密があります。

この界面活性剤は水が蒸発すると結晶化する特性があり、そのとき汚れも一緒に抱き込んで結晶化します。

この結晶化が重要でべたっと髪につくようでは意味がありません。
さらっとした結晶となり、しかも髪からさっと取れるような結晶です。

通常、シャンプーに使われる界面活性剤は、水が少なくなるとどろっとしたゲルとなります。
このゲル状態ではタオルでふき取っても拭き取りにくく、水ですすぐ必要があります。

しかし、すすぎの要らないシャンプーの結晶は水が少なくなると、白い粉状の結晶となります。
この結晶化の違いは、ミネラル成分にあって、シャンプーに使われる界面活性剤はミネラルが多いと白い粉状になることを利用して作られています。

石鹸はミネラルと出合うと瞬時にねっとりとしたオイル状の石鹸カスとなり、水だけではなく、クエン酸等で酸分解しないと髪から落とせませんが、合成界面活性剤はミネラルで粉状となることを利用して作られています。

水の要らないシャンプーは入浴が困難な老人介護分野では広く使われていますが、震災時には生活の質を向上させる貴重なアイテムです。

ちなみにカーペットシャンプーも同じ理屈です。あちらもカーペットをシャンプーして汚れを抱き込んだ結晶を浮かせた後、掃除機で吸い取るだけです。

shin_chanz at 20:54│Comments(0) 化粧品 

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