皮膚感覚 その2ユッケが危険?

2011年05月03日

皮膚感覚 その3

皮膚感覚は生まれてからすぐに発達しています。
たとえば快・不快の単純な判断だけですが、赤ちゃんはオムツが濡れたら泣いて知らせます。
皮膚の感覚は早い段階で発達して、本能で「心地よさ」を判断するものなのでしょう。
外で遊んで顔に土ぼこりがつけば、無性に顔を洗いたくなりますし、これもまた皮膚感覚のひとつ。

また、夏場では湿気に不快感を感じることも。
さっぱりしたいときには、エタノールの配合量が多い化粧水を使うと、化粧水が蒸発するときに肌の温度下げることで清涼感を演出します。

肌を冷やすと、精神的にも落ち着く効果もありますので、夏場には清涼感を演出する化粧水が良く売れます。

これも肌の皮膚感覚を上手に考えた商品といえるでしょう。

ちなみに皮膚感覚となる神経につながった受容器は、1cm2あたり、
温点が1〜2、冷点が12、痛点が100〜200となります。

意外と温度を感じる点が少なく、痛みが感じる点が多いのが特徴。

これは熱い針で軽く皮膚に触れても熱さを感じないことを意味しています。
また、細かい針なら、針を刺す場所によっては痛みを感じさせません。

なお、受容器は、人によって数が変わりますので、同じ刺激でも何も感じなかったり、くすぐったり感じることも。

ところで赤ちゃんは母親からオムツを替えてもらったり、体を拭いてもらったりすることで、愛情や安心感を皮膚から感じ取ります。
単に熱い、冷たい、痛い、痒いだけを感じるのではなく、精神的な安らぎを感じとることもできるのが、皮膚感覚の特徴です。

shin_chanz at 20:31│Comments(0) 細胞機能 

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