ヒーラ細胞とは小麦胚芽油のばらつき

2011年06月07日

小麦系原料

化粧品には小麦を使用した原料がいくつかあります。

小麦は、大まかに分類すると、油とタンパク質、そしてでんぷんからなっています。
一番多いのはでんぷんでしょうか。
ただ、化粧品ではでんぷんが原料として使われることはほとんどありません。

でんぷんは使い勝手が悪く、そもそも化粧品に配合するメリットがありません。
そのため、でんぷんが使われることはありません。

タンパク質についてはヘアケアがメインとして使われています。
加水分解コムギエキスなどという名称で、小麦蛋白が髪の修復や風合い改善に使われます。
また、保湿効果があるということで、有名な石鹸に配合されて問題が起きました。

オイルについては、小麦胚芽油にビタミンEが豊富なため、化粧品に使われます。
化粧品よりむしろサプリが有名でしょうか。
ただ、小麦胚芽油より遺伝子改良された大豆油の方がビタミンEの種類が豊富で、抗酸化力も強いということで、大豆由来のビタミンも増えてきました。
安いサプリなどは、大豆由来が多いのではないでしょうか。

ちなみに化粧品に使われる小麦胚芽油には、石鹸で問題になったたんぱく質分解成分は入っていません。胚芽部分を集めて、絞るため原料の時点でかなり選別が進んでいます。

また、油を作る過程で、タンパク質は除去されますので、比較的オイルにタンパク質が入るというのは少ないのです。
たとえば、狂牛病の原因となったタンパク質についても牛脂の場合は、基本的に様々な処理がされるので安全とされていました。

このため、石鹸で起きたような運動依存性のアレルギー症状が起こることはありません。


shin_chanz at 20:33│Comments(0) 化粧品 

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