炎症と老化 その3汗の話 その1

2011年07月12日

ものすごい軟水

手作り化粧水だけでなく、料理に軟水を使うと味が引き立つこともあります。

ただ、いつでもどこでも手に入る軟水というのは、飲料大手のものしかありません。
サントリー南アルプスの天然水なら、硬度30でこれが一番簡単に入る軟水でしょう。

ちなみに大阪や東京の水道水は季節変動がありますが、硬度は40くらいです。

硬度成分とはカルシウムやマグネシウムといったアルカリ金属類のこと。
コップを水ですすいで置いておくと白くすじがつくことがありますが、これが硬度成分です。
ポットも上部が白く粉が吹いたようになりますが、カルシウムやマグネシウムは酸で洗い流せますので、クエン酸洗浄により綺麗に落とせます。

さて、このカルシウムやマグネシウムといった硬度成分は、岩石層に含まれています。ミネラルウォーターは、一般的には地下水となりますので、水が地下にしみこむ際に硬度成分を溶かしながらしみこむため、カルシウムやマグネシウムといったミネラル分が含まれるのが当たり前です。

人工的な処理を行えば、硬度がゼロとなりますが、それはミネラルウォーターというより加工した水。

軟水が無いかと調べていると面白い水が見つかりました。
それは、「白神山地の水」
こちらは硬度0.2という不思議な水です。

土壌によっては硬度成分が含まれていないのはうなずけるのですが、こちらは硬度が0.2というほとんど硬度成分が含まれていません。
料理に美味しいかどうかはわかりませんが、有効成分をあまり入れない手作り化粧水にはこのままつかえそうです。

ただ、白神山地の水はいくつかのブランドがあるようで、硬度0.2の水以外にも多く硬度成分を含むものもあります。

基本的には青森県の白神山地で湧き出た水を汲み取ったもので、硬度成分は土壌の主成分である花崗岩が風化して溶出してきたものですので、花崗岩の分布や風化具合などによって硬度の違いが出ているのかもしれません。

ほかにも硬度が極端に少ない水もありますが、この日本産の水が一番のようです。

shin_chanz at 20:40│Comments(0) 化粧品原料 

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