2011年07月14日
汗の話 その1
汗には体温上昇を阻止するエクリン汗腺と臭いの原因であるアポクリン汗腺の2種類が存在します。
エクリン汗腺はご存知のとおり、体温調整のために発汗します。
ただ、てのひらや足底は体温とは関係なしに精神的な刺激や知覚刺激により発汗します。
「手に汗を握る」とよく言われますが、精神性発汗を表したものだと思います。
さて、汗腺は単に体温調整だけではありません。
手のひらの汗管の場所は、指紋や手紋の丘に並んでおり、汗が出てると下に広がるように出来ています。
つまり、何か道具を手のひらで握ったときには、汗が滑り止めの役割を担うようにしており、精神的な発汗で道具をしっかり握れるような仕組みとなっています。
思春期までは発汗に男女差はありませんが、思春期以後は明らかに男女差が生じます。
発汗までの体温は男性の方が低い上に、発汗量も多いです。
つまり男性は汗かきで、女性は多少暑くても汗が出にくいという体質になります。
しかし、発汗は加齢と共に減少していき、足からだんだん発汗量が減り、背中、お腹、胸へと発汗量は減っていくようになります。
汗のpHは発汗量によって変動することが知られています。
少量なら酸性、多くかくとアルカリ性の汗が出てきます。
また、熱病にかかると汗はむしろ減っていきます。
体温が上昇しても発汗するための体温のポイントも上がるため、少々体温が上がっても寒く感じ、汗をかかなくなります。
問題は体温が42℃に到達したときです。
42℃はインフルエンザでも到達することがありますが、脳細胞が死に始める温度です。この体温では、脳が傷害されて体温調整中枢が破綻して、汗が止まります。
つまり、汗をかくかどうかはあくまで脳が調整しているものなので、熱病などで脳機能が低下すると、発汗量は減少し、体温がどんどん上昇していくという悪循環に陥ります。
エクリン汗腺はご存知のとおり、体温調整のために発汗します。
ただ、てのひらや足底は体温とは関係なしに精神的な刺激や知覚刺激により発汗します。
「手に汗を握る」とよく言われますが、精神性発汗を表したものだと思います。
さて、汗腺は単に体温調整だけではありません。
手のひらの汗管の場所は、指紋や手紋の丘に並んでおり、汗が出てると下に広がるように出来ています。
つまり、何か道具を手のひらで握ったときには、汗が滑り止めの役割を担うようにしており、精神的な発汗で道具をしっかり握れるような仕組みとなっています。
思春期までは発汗に男女差はありませんが、思春期以後は明らかに男女差が生じます。
発汗までの体温は男性の方が低い上に、発汗量も多いです。
つまり男性は汗かきで、女性は多少暑くても汗が出にくいという体質になります。
しかし、発汗は加齢と共に減少していき、足からだんだん発汗量が減り、背中、お腹、胸へと発汗量は減っていくようになります。
汗のpHは発汗量によって変動することが知られています。
少量なら酸性、多くかくとアルカリ性の汗が出てきます。
また、熱病にかかると汗はむしろ減っていきます。
体温が上昇しても発汗するための体温のポイントも上がるため、少々体温が上がっても寒く感じ、汗をかかなくなります。
問題は体温が42℃に到達したときです。
42℃はインフルエンザでも到達することがありますが、脳細胞が死に始める温度です。この体温では、脳が傷害されて体温調整中枢が破綻して、汗が止まります。
つまり、汗をかくかどうかはあくまで脳が調整しているものなので、熱病などで脳機能が低下すると、発汗量は減少し、体温がどんどん上昇していくという悪循環に陥ります。
shin_chanz at 20:23│Comments(0)│
│細胞機能