日焼け後のお手入れ その3便秘と肌荒れ その2

2011年08月02日

便秘と肌荒れ

昔から、便秘で肌荒れが起こるとされていました。

経験的に知られていてなかなか真面目に研究例は余り無いようです。
女性の肌質はホルモン変動を伴う生理周期にも影響されるため、結果の解釈には難しい点もあります。

生理周期の無い、男性で肌荒れを見ても良いのかもしれませんが、ただ、皮脂が多く、便秘がそれほど起きない男性ではなかなか研究の対象になりにくいという問題があります。
また、得られたデータは所詮男性のデータで、女性にモノを売り込むものには使えないデータとなるという問題もあります。

ここ近年では、明治と大学との共同研究で、健康な女性48名を2週間かけての調査し、便秘(排便日数が週平均4日以下)と非便秘状態の人での皮膚機能の差に注目した研究結果が発表されています。

基本的には、皮膚の見た目の状態というのは、ほとんど変わりません。
ただ、細かく見ると、乾燥状態や肌荒れが軽微な人の割合が、便秘している人に比べて、便秘していない人では、倍くらい違うという結果でした。
要は乾燥しても肌状態が比較的良好なのは、やはり便秘していない人達の方が多いということです。

10年前に海外で行われた調査では、健康な女性112名を毎日排便がある人と週4日以下の人を比べるとニキビの割合が便秘群では多かったという研究報告もあります。

このように便秘は、昔から知られているように肌荒れの原因となりますが、便秘解消には色々な方法があります。
食物繊維で腸運動を活発にするというのは、王道ですが、それともうひとつが善玉菌を増やすという道。

善玉菌を増やすにはヨーグルトや乳酸菌サプリ、そして善玉菌の餌となるオリゴ糖関連がメインでしょうか。

ヨーグルトは食べてもビフィズス菌や乳酸菌はほとんどが死んでしまうため、腸内への到達率が低くなります。
このため、善玉菌のサプリが流行っていますが、こちらのメインの層は50〜70代の方が中心。ヨーグルトが若い層で圧倒的に支持されるのとは大きな違いです。

このユーザー層の違いは恐らく製品単価の違いによるものでしょう。


shin_chanz at 20:52│Comments(0) 高機能健康食品 

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